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2発で世界貿易センタービルを崩落させるには、ミサイルで言うとどの程度のものが必要だったでしょう。 ミサイルの誘導方法を教えてください ケーブルミサイルに相当程度の強度を持つワイヤーを取り付けて発射し直撃させられず共敵ヘリのローターに絡ませると言う戦法は可能なのか ミサイルの寿命というのは一般的にどの位なんでしょうか?また、寿命が過ぎたミサイルの処理にはどのくらいの費用がかかるのですか? VLSって次弾装填できるの? テイシットレインボーってどんなミサイルですか? VLSに直撃弾くらったら誘爆してあぼーんでしょうか?それとも何か対策はしてあるのでしょうか? ノーチラス号のプラモデル(メーカー名失念)で船体の上部にV-1号の様な物が張り付いて居たのですが、あれは、いったい何でしょうか? 対地ミサイル、爆弾は何を基準に目標を識別するんですか。 ハープーンとトマホークの違いを教えてください。 現代のミサイル兵器は神風特攻隊にヒントを得ているって本当ですか? ミサイル系の兵器って、表面の色がみんなシルバーなんでしょうか? TVM(Track Via Mssile)とは何ですか? AAMとATMでは爆発のしかたは同じですか? Mk-41みたいな発射機って作るのは難しいんですか?国産にして護衛艦に搭載しないのは何故ですか? アクティブホーミングとセミアクティブホーミングは何故、わかれているのでしょうか。 ミサイルの誘導装置についての質問です。 ICBMと巡航ミサイルはどっちが安いのですか 戦艦の主砲弾をミサイルで撃墜するなんてことは荒唐無稽な話なんですか? 戦闘機とか戦車とか止めて全部ミサイルで賄うことは出来ないんでしょうか? スタンダードやシースパローのミサイルの補給はどうやってするんですか? 現代のミサイルが燃料が燃えることによって光の尾を引くものなのかもお教えください。 どうしてICBMを含むミサイルは圧縮ガス等を使ってサイト外で点火して発射させるのですか? DDGのGって何の略ですか? 戦闘機が積んでいるミサイルは最大でどれ位の加速度を出すものなのでしょうか? "光ファイバー誘導ミサイル"が光ファイバーで誘導するって何かメリットあるのですか? 「有線ミサイル」とはどのようなモノなのでしょうか? ミサイルを戦闘機でもってミサイルで撃墜するのは、現実的に可能な事でしょうか? 弾道ミサイルと巡航ミサイルはどう違うんでしょうか。 ステルスミサイルなんてのは作れるんですか? 液体燃料ロケットの燃料の一種である、UDMH(非対称ジメチルヒドラジン)と酸化剤のIRFNA(安定剤入り赤煙硝酸)は 小型ミサイルを鉄の壁に強打したり、金槌で思いっきり叩いたりしたら、爆発するものなのでしょうか? ミサイルの調整破片弾ってどんなのですか 対地・対艦・対空ミサイルで違う目標にミサイルを撃った場合、(例えばAMRAAMを駆逐艦に発射など)ダメージは少ないですか? 純日本産のミサイルってあるの? 海上を飛翔するミサイルと陸上のものとでは飛翔パターンはかなり違うものなのですか? ミサイルはソニックブーム出ないんですか? ミサイル等のコンティニアスロッドの弾頭を写真等で詳しく解説したところはないですか 画像識別ができるミサイルって、もし本物そっくりな空母の模型とか用意したらそれにひっかるんですか? 現代では戦略上ICBMが最も重要だという意見は正しいですか? ある程度資本と土地のある団体なら個人レベルでもミサイルを開発できるということでしょうか? 赤外線誘導ミサイルってレシプロエンジンの廃熱程度にも反応するのですか? ミサイル列車とかないんですか 対戦車ミサイルは比較的新しいものも有線式が多いですが何故ですか? ミサイルの色やマーキングなど、細かいディテールまで分かるような写真がたくさん載ってる本って知りませんか? にはESSMが1セルに4発搭載出来るそうですが、どのように格納されているのでしょうか? 中国のロケットやロシアのミサイルに使われている格子状の翼(?)ってどういう原理で何のためについているのですか? 熱探知装置などのついたミサイルは、その中に精密機器が入っているわけですが、 ミサイルの誘導方式であるレーザービームライドってなんですか? 誘導弾はいったいどうやって誘導するんでしょうか? ミサイルについている黄色とか黒とかの線ってどんな意味があるんですか? ミサイル自体のステルス化というのは難しいのでしょうか? TVでミサイルを慎重に運んでいるシーンなどを見ます。 SM2とかESSMとかのセミアクティブレーダーホーミングミサイルの中間誘導はどうやってるんでしょうか? トップアタックって目標の前でホップして、上面へ落ちるの? わざわざ派手な塗装を施すミサイルは何のためですか? 対空,対地,対艦,対潜等のように、ミサイルを加撃対象で分類するそうですが、 TV誘導ミサイルは車両や建物以外に、歩いてる「人」をロックオンすることは可能なんでしょうか。 ミサイルは発射してすぐには自機の安全のために爆発しない仕組みになっていますが、機構の名称はなんと言うのでしょうか? ミサイルの命名規則について ミサイルの誘導方法について 各種のミサイルはそれぞれ、どのような方式で誘導しているのでしょうか? 「KEM」とは何なのでしょうか? 通常弾頭の弾道ミサイルは、回避運動する目標には当てにくいのですか? VLSって、1セルに何発のミサイルが入っているんですか? 誘導砲弾とミサイルの境目を教えてください。 ミサイルの固体燃料はどのように燃えるのか 赤外線画像で敵を識別するミサイルは赤外線で敵の形を覚えさせられてるってことですか? 電子戦ミサイルというのは無いのでしょうか? 赤外線画像誘導方式を使用するミサイルでは、建物やトーチカ、機銃座などをロックオンして攻撃することは可能なのでしょうか? ミサイルにおける電子機器の締める調達コストの割合ってどんなもんでしょうか? ミサイル発射の動画で煙が出てないのがあるのですが、なぜでしょうか? 陸自のミサイルは頻繁にアメリカに試射しに行くのですか。 ミサイルって、まだ探知していない目標めがけて、概略位置で撃つ事はできるのでしょうか? 目標から外れたミサイルはどうなるの? 赤外線誘導ミサイルの探知距離は最大でどれぐらいでしょう? V1やV2の着弾(誘導?)設定って、製造段階で行うのですか? 最近のミサイルは、視認性を下げる為に白煙が出ないよう硝酸アンモニウムを混入したりするそうですが、 対地、対艦、対空ミサイルと分かれてるのはそれなりの理由があるのでしょうか? レーザー誘導のミサイルってミサイルがレーザーのあたってる場所を画像で見て判断してるんでしょうか 2発で世界貿易センタービルを崩落させるには、ミサイルで言うとどの程度のものが必要だったでしょう。 通常弾頭のトマホーク2-3発ぐらいじゃ崩落には至りません。 今回崩落したのは、大量の燃料による火災の熱で 構造の鉄筋コンクリートがだめになったからです。 (8 694) 建築にはまったくシロートなので、憶測しか書けませんが、北ベトナムで橋を 落としたことを考えると、一旦崩れるともろいらしい高層建築の場合、マーベリック ミサイルの重弾頭型、AGM-65Gの装甲貫徹135kg弾頭でもいけるんじゃないでしょうか。 694 トマホークの弾頭は半トン近いですが、それでもダメみたいですか? 単純計算では2発で一トン爆弾になってしまいますが・・・ (8 system) ぶち当てただけでは爆発エネルギーが逃げるんじゃないかな。 テルミット爆弾かホローチャージ弾など高温のもので一気にやらないと ダメなような。 (8 名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2) ミサイルの誘導方法を教えてください 旧世代のATM(対戦車ミサイル)は、ミサイルの飛行を射手がスコープと肉眼で 追いながらジョイスティックで操縦し、命中させました。 TOWなどになると、射手がターゲットをスコープ中央に捉え続けるだけで、自動的に 修正信号がミサイルに送られるようになりました。 米の最新型、ジャベリンでは、赤外画像認識が行われ、あらかじめマークされた赤外画像上の複数の認識点を参照し、 認識点の位置がずれると、それを修正するように自ら操舵します。 このため、射手が行う動作は、最初のロックオン(上記認識点の生成)と発射ボタンを押すことだけになっています。 レーザーホーミングの場合、レーザー光が最強度となる方向に指向して命中します。 (8 syatem) ケーブルミサイルに相当程度の強度を持つワイヤーを取り付けて発射し直撃させられず共敵ヘリのローターに絡ませると言う戦法は可能なのか おいおい、それ歩兵携行兵器でやったらヘリコと一緒にガンナーが空中に 引っ張り上げられるってば。 発射装置を据付型にしないと数十tの攻撃ヘリを巻きこんでなおかつ 自分を固定するのは難しいんでないの? (8 430) ミサイルの寿命というのは一般的にどの位なんでしょうか?また、寿命が過ぎたミサイルの処理にはどのくらいの費用がかかるのですか? 窒素ガス封印していれば20年は保証できる。 (9 60) 例えばスティンガーはセンサーの部品に数年で使用不能になるものがあり それが使用期限ということになります あとは充填した燃料の劣化や核弾頭の使用期限等も存在します。 (336 三等自営業 ◆LiXVy0DO8s) VLSって次弾装填できるの? うろ覚えですがいちおう64セル(桝目)中3セルが 再装填や整備用のクレーンとなっております。 でも戦闘状況下でランチャーに積めなおすというのは たぶん現実的ではないでしょう。 これは現代戦では一度に大量の対艦ミサイルを投げ合いっこ するというのが予想される状況で、 交戦は短時間であまり次弾を考えても 間に合いそうになかったからです。 最近ではVLSの数が不足気味だとか、 一交戦で使い切りはまずいとの判断もあって、 荷物もちのVLSだけもってる艦種なぞが 発案されたりしてます。(アーセナルシップとかいうはず) (9 871) テイシットレインボーってどんなミサイルですか? ステルス性の対レーダーミサイル。レーダーに向けて発射されるが、 レーダーが電波放射を止めた場合は、待機モードにはいって上空を周回、 電波を探知したらまた突っ込む。というミサイルだったが開発中止。 (11 839) ばっちりステルスとまでは行かないまでも、かなりステルス性を考慮した機体だったそうです (11 system) VLSに直撃弾くらったら誘爆してあぼーんでしょうか?それとも何か対策はしてあるのでしょうか? 蓋は結構分厚いから耐えれると思うが、突き抜けたらあぼ~んだろうなぁ (11 440) ノーチラス号のプラモデル(メーカー名失念)で船体の上部にV-1号の様な物が張り付いて居たのですが、あれは、いったい何でしょうか? おそらく初期の巡航ミサイル、ルーン、レギュラス、レギュラスIIのどれかだと思います。 V-1に似ているのはルーンですね。 ただノーチラスに積んだという話は知りません。 実際に配備されたレギュラス・シリーズを搭載したのは、 イ号400と同様なミサイル搭載水密区画を持っていた、グレイバックともう一隻だけだったたと思います。 これらはポラリス(SLBM)に代替されて比較的短期間で退役しました。 (グレイバックは比較的最近までシールズ潜入用に使われてました、カメハメハの前だからそんな最近でもないか。) アメリカは40年代末、ほぼV-1をコピーしたルーンと言うミサイルで 巡航ミサイルの初期研究をやってたのよ。 で射程の関係から、海軍は潜水艦からの発射研究をしていたんだけど、 ノーチラスから発射したかは知らない。 前にも書いたが、結局レギュラスI/IIってのが実用化されたが、 すぐSLBMに取って代わられた。 (11・12 G_Tomo) 対地ミサイル、爆弾は何を基準に目標を識別するんですか。 トマホークはGPS等で近くまで行った後、最終的にどの情報が決め手になるのですか? ミサイルには発射後のロックオンや目標変更が可能なものもあります。 とりあえず大体の方向に撃ったり、適当な目標を一旦定めて置いて、 飛行中にミサイルのセンサー像(画像やレーダー像)をデータリンクで 送り、途中から目標を指示するわけです。 データ量が大きいので、ファイバー誘導のミサイルに適しています。 (12 25) ハープーンとトマホークの違いを教えてください。 全く違います。 対艦ミサイルは洋上の動目標を敵艦から探知されない地点から攻撃するために低空を飛翔する必要があります。 そのため、事前にロックオンせずに想定される敵位置がレーダーの視界に入るまでは慣性誘導、 その後にレーダーを起動して目標の艦を捜索、ロック、攻撃します。 ECMやチャフなどのソフトキルで目標を探知できない。または欺瞞目標へ突っ込む場合があります。(密集してればほかの艦に当たる可能性もあるかも。詳しい人ヘルプ) (RGB-84 Harpoonのようなシースキミングミサイルの場合。SS-N-19等高々度を巡航するミサイルもあるが誘導手順は同じ) これに対して(BGM-109C Tomahawk TLAMの様な対固定目標用)対地ミサイルの場合は発射前にコース、目標など誘導に必要なデータを入力。 ミサイルはこのデータを元に飛行(トマホークの場合は地形捜索レーダーで地形を確認しながら(その他GPS等を併用))、目標に突入します。 当然、目標が移動してもデータ入力時点の座標へ突っ込みます。 その代わり、(AAAなどに撃墜されない限り)確実に目標へ突っ込ませることが出来ます。 ※トマホークはトマホークでもBGM-109B TASMは対艦専用でこれはハープーン等と同様の誘導方式 (13 778) 弾頭は、対艦ミサイルは通常半徹甲単一弾頭です。トマホークもバンカー破壊用は 似たような弾頭を使いますが、子弾をばらまいて広範囲を制圧することが多いですね。 対艦ミサイルにそれ使うと、相手が硬いから嫌がらせにしかならない。 (13 system) 現代のミサイル兵器は神風特攻隊にヒントを得ているって本当ですか? 誘導兵器を実戦投入したのが早いのはドイツですが 日本が特攻を始めるより早く開発が始まっています。 (14 107) ミサイル系の兵器って、表面の色がみんなシルバーなんでしょうか? 対空ミサイルとか対艦ミサイルなんかは大抵白く塗装されていますよ。 訓練用は青く塗装されています。 陸上から発射する戦術ミサイルは、迷彩塗装されている物もあります。 (18 眠い人 ◆ikaJHtf2) 昔の剥き出しで使ってる大きな弾道ミサイルは白とか銀とかだね。 でかいミサイルを日光にさらしてると光の当っている側が熱によって 膨張して全体がゆがんでくるから吸収しないように白とかなんだよ。 シルバーってのは単に塗装してないだけで金属の色の可能性もある。 いまはミサイル自体がサイロやケースに格納されているか ゆがみが問題になるほどでかくないんでどんな色でも良いけど。 (18 776) TVM(Track Via Mssile)とは何ですか? ミサイルの頭に仕込んであるセンサから情報を得て、 ミサイルとは離れたところから誘導する方式じゃないの。 (21 954) AAMとATMでは爆発のしかたは同じですか? 航空機は装甲が薄く、弾片が当るだけで撃破が期待できます。 ですからAAMは近接信管で爆発し、弾片を撒き散らす事により撃破の可能性を高めています。 戦車は装甲が厚く、弾頭を直接ぶち当てないと撃破は望めません。 もしかしたらフライトオーバータイプの物が備えているかもしれませんが、大多数ののATMは近接信管ではありません。 (25 15) Mk-41みたいな発射機って作るのは難しいんですか?国産にして護衛艦に搭載しないのは何故ですか? ノウハウ等の積み重ねは必要ですが、技術的にはそれほど高度という訳では有りません。 旧ソビエト・イギリス・フランスでも実用化しております。 日本でも国産化しようとすれば出来るでしょうが、海自の兵器体系は米海軍に準じており、 インターオペラリティーからも、独自に開発するメリットは低いと判断されたのでしょう。 (27 G_Tomo) アクティブホーミングとセミアクティブホーミングは何故、わかれているのでしょうか。 セミアクティブの方が安い。技術的に容易。ミサイルに アクティブシーカー載せて飛ばすのは簡単ではないからです。 (34 150) ミサイルの誘導装置についての質問です。 赤外線による誘導装置の場合、攻撃目標である熱源に反応し攻撃目標とされた側は、これを回避する為にフレアを使います。 赤外線誘導の場合複数の熱源が表れた場合、より高熱の熱源に向かって行く様に作られているのでしょうか? 昔のモノは単に最大の赤外源に向かったため、太陽を利用した機動などで容易にかわせました。 その後センサーにフィルターをかけてジェットエンジン排気の周波数を優先するようになり、 さらに二波長センサーを用いて、排気独特の二波長バランスでないと無視するようになり、 さらに最近では赤外画像そのものを解析して、ジェット排気や翼端、 翼前縁の形状を追跡するように改良されてきています。 もちろん、これに対応してフレアも波長の最適化、二波長フレア、 さらには形状模倣フレアと進歩しつつあるわけです。また、ジャミングも 単純な回転センサー相手の点滅赤外ランプから、ミサイルのセンサー狙撃で最適妨害、 あるいはホワイトアウトさせるための直接照射ハロゲンランプ、レーザーへと進歩しています。 (39 329-330) ICBMと巡航ミサイルはどっちが安いのですか 物によると思うが、巡航ミサイルのほうが安い。 (40 バッチ3) 戦艦の主砲弾をミサイルで撃墜するなんてことは荒唐無稽な話なんですか? 戦艦の主砲弾がステルス対策無しの全長1.5メートル、終速マッハ2強なら 捕捉して誘導することは出来るでしょう。 ただ、直撃させて破壊できるのかとか(普通のミサイルは近接信管だし) ミサイルの能力による射界の減少とか(普通のミサイルの推進薬は数秒で 燃え尽きるし)はあるので、条件次第、それも相当整えた条件と思って下さい。 (40 565) 戦闘機とか戦車とか止めて全部ミサイルで賄うことは出来ないんでしょうか? ミサイルが万能で無いので今の所無理です。例を挙げると、 サガー対戦車ミサイルで戦車に大量に損害が出た時、 対艦ミサイルが初めて使われた時、 SA-6ミサイルで空軍が大損害を出した時、このような時に戦車不要論やミサイル万能論が出ました。 しかし、時間を置かずに対抗手段(いかに追尾-照準システムを欺瞞するか)を見つけ出し、 損害が許容出来る範囲に抑えられた事から、万能論は沙汰止みになりました。 将来、対抗手段が見つけられないようなミサイルが開発されれば、仰るような事が現実化すると思いますが、望み薄に思えます。 (41 68) スタンダードやシースパローのミサイルの補給はどうやってするんですか? それとも装備に積んである分だけで港に帰るか補給艦待ちですか? 「補給艦待ちですか?」と書いてある以上は、「補給」の話ではなく、 ミサイル弾庫から発射機への「再装填」の話ですね。 スタンダードのランチャーの下には円筒形の弾庫があり、ランチャーを 垂直に立てて再装填します。カタログデータでは10秒に1発です。 シースパローは基本的にランチャー内の8発が即応弾ですが、後方から 人力や機力で再装填する事も可能です。 (44 387) 現代のミサイルが燃料が燃えることによって光の尾を引くものなのかもお教えください。 世界初の対地ミサイルであったドイツのフリッツXも発光点を見て人間がスティックを 動かしていた。ちなみにTOWを初めとした第二世代対戦車ミサイル(LOS方式のもの)も、 照準機のほうでミサイルの後尾から出る光をキャッチして照準軸とのずれを検出して 誘導しているので単に機械が肩代わりするようになっただけで仕組みは全く同じ。 しかもこれらのミサイルはバリバリ現役。 対地ミサイルの燃料はダブルベース系無煙固体推進薬が多く、煙と炎は少ないけれど 夜間なら炎ははっきり見える。 (45 165) 対空ミサイルだと、煙を見てミサイルを回避されると困るので、スモークレス化が 進められています。 ちなみにミサイルは命中するまでずっとロケットモーターを燃焼させているわけではなく、 中距離空対空ミサイルなら長くても5~10秒程度しか燃えてません。 あとは慣性で飛んで、命中します。 (45 172) どうしてICBMを含むミサイルは圧縮ガス等を使ってサイト外で点火して発射させるのですか? 上記の事をしてメリットがあるんですか? ホットランチの奴も多いよ。コールドランチの利点はサイロの再装填が可能な所。 それはコールドランチといいます。利点は、サイロが焦げるのを防げる。 ホットランチ(サイロ内で点火)だとサイロの再利用がむづかしいので。 (45 738-739) DDGのGって何の略ですか? Guided Missile です なぜかと言うと、初期のミサイルはロケットと同義だったからです。 (今でもロシアではロケットと呼びます) 現在は、誘導式ロケット兵器をミサイルと呼んでますが、 その過去の名残で、「誘導」ミサイルのGuided の"G"が残ったのです。 アメリカでは、エリアディフェンスの出来る中距離対空ミサイルを 搭載する艦にこの"G"の字が付きます。 (53 540) 戦闘機が積んでいるミサイルは最大でどれ位の加速度を出すものなのでしょうか? ロケットモーターの性能によるけど、これはミサイルの性能に直結する大事な情報 だから最大推力とかは機密扱いになっていて、詳しくは分からん。だから加速性能 なんかも不明。ただ、一般的なAAMは発射後約一秒で最大速度に達するらしい。 一説にはAIM-9に使用されているM36ロケットモーターの最大推力は2.2kN程度だと いうことだ。直径12cm程度の筒で2トンもの推力が出るってのはちょっと驚きだね。 さすがロケット。 (54 595) 既に解答が付いてある通り、短距離AAMの場合短時間で加速する為 20~50G出せる大推力のモーター使ってます。 で知ってる限り最も高加速のミサイルは、かつてアメリカが配備していた短距離ABM「スプリント」で 100Gに及ぶ加速度を誇っていました。(構造/空力上の問題から弾体も円錐形してます) (54 684) "光ファイバー誘導ミサイル"が光ファイバーで誘導するって何かメリットあるのですか? 主に画像誘導の場合だけど、 無線よりも大容量のデータ(画像)が送れる 妨害されにくい (58 48) 敵の電波妨害をうけない(有線の利点) メタルワイアより速い・軽い(光ファイバの利点) 軽いってのは重要だよ。ミサイルは数千メートルのワイアを ドラムから引き出しながら飛ぶんだから。 (58 49) 「有線ミサイル」とはどのようなモノなのでしょうか? 対戦車ミサイルや対戦車魚雷で現在も採用されています。 操作用のスティックやコンピュータからのデータ入力に従って、ミサイルや魚雷が進みます。 無線誘導の場合は、レーダーやソナー等のデータを無線通信で転送して、 ミサイルや魚雷が進みます。 この他に、ミサイルや魚雷に各種の探知装置が備わっていて、 搭載のコンピュータが、その探知データに基づいて、自ら目標に進むタイプのものもあります。 途中まで有線誘導で、途中から無線誘導や自分に搭載された探知装置により目標に進むタイプのものもあります。 (59 478) 「有線誘導」はその名のとおり、細い電線(あるいは光ファイバ)が繋がってるのです。 その電線を使って、発射機から指令(たとえば、少し右に進めとか、自爆しろとか)を伝えます。 有線誘導では妨害を受けませんが、電線が重くなるので、あまり射程を延ばせません。 で、「無線」は電波で指令を伝えます。 妨害を受けますが、射程は一般的に長いです。 (59 社 聖 ◆DASH/8Egy6) 文字どおり、有線だよ。ラジコンではなく有線リモコンだね。大抵の物は円筒状の格納筒から飛び出す。 こことミサイルのお尻から延びた髪の毛ほどの太さの線がつながっていて誘導情報のやり取りが行なわれる。 車両やヘリから発射されるタイプが多く、もっぱら対戦車用っすかね。 人が誘導するから高価で場所を食う誘導システムがいらない、電子妨害に強いのが利点で、 ひも付きだから距離に限界があるのが欠点かな。といっても4キロ近く飛びますが。 (くだらない質問はここに書け! 名指しさん) TOWなどは弾体と発射機の射撃管制装置をケーブルでつないで誘導します。 細い光ファイバーや銅線等を数キロから数十キロほど搭載し、釣りで使うリールの様に放出します。 この種の兵器の先駆けはやはりWW2のドイツが開発したHs293Aの有線誘導型でしょうね。 ただしこれは誘導爆弾の類いでミサイルと呼べるだけの飛翔能力は持っていませんでしたが、 無線による遠隔操作に技術的問題が発生していた為、尾部に約12~16kmのワイヤを搭載し 誘導員による手動誘導をできるだけ確実に反映するよう工夫されていました。 (479 379*一部加筆) TOWではなくENTACになるが、予備弾とケーブルリールの格納例 (479 377) ミサイルを戦闘機でもってミサイルで撃墜するのは、現実的に可能な事でしょうか? 巡航ミサイルであれば実質上はマッハ1以下のジェット機みたいなもんなので ミサイルで撃墜することは可能です。 落下中の弾道ミサイルや 空対空、地対空ミサイルなどのロケット推進ミサイルを戦闘機の空対空ミサイルで 破壊することは極めて困難、ってーかほぼ不可能と思ってよろしいかと。 (65 355) F-15は1976年に高度21,600m、マッハ2.7で飛行中のF-99ボマ-クを スパローで撃墜しています F-99は無人機で早い話が地対空ミサイルです (65 名無し三等兵候補) 空対空ミサイルは(種類にもよりますが) 艦対艦ミサイルや巡航ミサイルは叩き落とせます。 後一応追加。 あのミサイルの如き 「戦闘機並みの機動性能や妙な回避能力を持った巡航ミサイル」 は存在しません。 ゲーム的な設定と考えて下さい。 (65 378) 弾道ミサイルと巡航ミサイルはどう違うんでしょうか。 放物線上に弾道飛行するのが弾道ミサイル、普通の飛行機みたいに 一定の高度をプログラムされた進路で目標に向かって飛行するのが巡航ミサイル。 (67 577) ステルスミサイルなんてのは作れるんですか? ありますよ>ステルスミサイル (68 909) 対艦ミサイルは頭部にアクティブ・レーダー用のアンテナを持つので、 設計的にはステルスにしにくいのが常識。 ところでそれとは別に、ステルスのミサイルは実在する。 AGM-129巡航ミサイルとかね。 (68 915) 液体燃料ロケットの燃料の一種である、UDMH(非対称ジメチルヒドラジン)と酸化剤のIRFNA(安定剤入り赤煙硝酸)は 化学的に必ずしも安定しておらず、製造してから数週間で燃料として使用不可能になるという話を昔読んだのですが、これは事実なのでしょうか? 誘導兵器便覧@防衛庁によると、UDMHは貯蔵能力Good、但し取扱状の注意は、 Someとなっています。 IRFNAは、貯蔵能力Goodですが、取扱上の注意はDangerousになっています。 ただ、この辺りは古い資料なので、どなたかに補足願いたいところです。 (70 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 発煙(赤色)硝酸、非対称ジメチルヒドラジン、ともに毒性があり、扱いに 注意が必要ですし、それぞれ可燃物、酸化剤とふれると爆発的な 燃焼が起きますから、容器や配管の材質、清潔状態にも十分な配慮が 必要です。しかし、その点に注意すれば、発煙硝酸、非対称(1,1-) ジメチルヒドラジンともに長期保存可能です。 (70 system) 小型ミサイルを鉄の壁に強打したり、金槌で思いっきり叩いたりしたら、爆発するものなのでしょうか? 普通、ミサイルや砲弾の類は信管セットしないと爆発しないようになっている。 ミサイル運ぶときに気をつけるべきは、靴の上に落とさないようにするのが第1かと (70 864) ミサイルの調整破片弾ってどんなのですか http //www.warbirds.jp/ansq/3/C2000577.html にある程度書いてあります。 実際には、SLAMのタングステン棒やら、ボフォースかどっかの タングステンペレット入り機関砲弾やら、さらにはレーザーレーダー 信管と弾の回転利用して、敵機の側面に来たときに指向性にタングステンロッド 射出するヤツとか、いろいろあります。ただの破片弾頭より数倍効果的、 とか言われてますね。 (70 system) 対地・対艦・対空ミサイルで違う目標にミサイルを撃った場合、(例えばAMRAAMを駆逐艦に発射など)ダメージは少ないですか? そもそも当てれない?(迎撃除く) あと対地ミサイルならば艦に向かって撃てば効果はありますその逆も然り。 対空ミサイルは航空機以外には殆ど効かないと思われ。 (70 296) AMRAAMを艦艇など動きの遅いものに撃とうとした場合、クラッターとして処理されロックオンできない可能性が高いです また、近接信管なので損害は小さいでしょう 対艦ミサイルは艦艇内部に突入するため、命中して数秒?経って爆発します (70 名無しAPG ◆T8Jo8csczo) 純日本産のミサイルってあるの? AAM-3・AAM-4・ASM-1・ASM-2・64MAT・中MAT・重MAT・SSM-1・SAM-1・SAM-2・SAM-3……。 両手の指でも数えられないくらいありますが? ついでにこれらにはすべて〇〇式という名前が別に付いていますが何か? (71 31) 海上を飛翔するミサイルと陸上のものとでは飛翔パターンはかなり違うものなのですか? さえぎる物が無い海上と、山などを這うように地形に追随する陸上の差異という問題があります。 もっとも、陸上自衛隊のSSM1はその飛行の大部分を陸上で行う想定ですが。 (71 41) 誘導飛行のパターンが異なるだけで、推進系統やサイズなどは大体似ているので うまくすれば対艦ミサイルの先端部だけ改造するだけで巡航ミサイルにすることも できたりします。アメリカのハープーンを改造したSLAM-ERなど。 もっとも、あまりにも諸元が違う目的への転用は無理です。言うまでも無く。 (71 43) ミサイルはソニックブーム出ないんですか? 音速超えてりゃ出ますよ。 でも、意外と超音速のミサイルって多くないのよね。 (77 ゆうか ◆9a1boPv5wk) ミサイル等のコンティニアスロッドの弾頭を写真等で詳しく解説したところはないですか "continuous rod" warhead missile 自体の説明は、グーグルで "continuous rod" warhead missile とでも検索すればたくさんヒットしてきます。写真が難しかった のですが、一応、 http //www.zianet.com/tmorris/vn10.jpg にあります。親ページの http //www.zianet.com/tmorris/vnalbum.html にあるとおり、スパローの弾頭のようです。 (84 system) これはこの棒がバラバラに飛んでくって事でイイですか。 ちなみに、現在主流のフラグメントとの優位性とかどうなんでしょう。 棒は一端でお互いにつないであったりしまして(傘の骨みたいに) (それゆえ「continuous rod」)爆発によって指向性をもって飛散します。 このため、進行方向に対して集中する事と、長い物が回転しながら 機体に衝突するため、切り裂く力が強く、単に穴を開ける以上に有効な 破壊を機体に対して即座に行う事ができました。現在主流の破片弾頭は 「プリ・フラグメント」などであり、あらかじめ整形された破片を撃ち 出します。ペレット型もありますが、ロッド型も健在です。変わった所 ではミサイル弾体の回転を利用して、敵機体がいい位置に来た時に、 斜め前の敵機体方向に全弾片を指向して射出するものも開発されています。 30mm砲弾でも射出時にセットした位置でタングステンペレットを放出する など、地味な所で撃破率の向上は行われています。 (84 system) 画像識別ができるミサイルって、もし本物そっくりな空母の模型とか用意したらそれにひっかるんですか? 上記のASM-2の様なIR画像誘導型対艦ミサイルは「赤外線の画像」を見ている ので見た目ソックリなだけの模型ではデコイにはなりません。 (86 294) TALDの様なデコイ等敵にECCM能力が有れば旧式のレーダー相手には役に立つ? レーダーアクティブのTALDであれば、送信機の改良で新型のレーダーに対処する事もできるでしょうし、 パッシブのTALDでもある程度距離が離れていて波長の長い捜索レーダーを相手にしてる間は有効でしょう。 チャフはチャフで有効ですし。 まあ、送信機の改良、と一言で言ってもそれが一番お金かかったりするわけですけど。 (86 system) 現代では戦略上ICBMが最も重要だという意見は正しいですか? 現代ではSLBMが最重要の報復手段になっている。 (86 599) 国情によります。イギリスやフランスのように国土が限られており、また仮想敵国の核戦力が 近距離に展開している場合はICBMやIRBMはあまり意味がありません。 敵のICBMが発射したのを観測したら即座に報復するのが基本なんですが、敵の核攻撃ががIRBMで 間に合う距離だと即応時間が取れず、こちらのICBM/IRBM基地が発車前に吹き飛ばされる可能性が 高いです。 幸いにも英仏は海と接しておりますので、太洋に隠密性の高いSSBNを展開することでこの問題への 回答としております。 もしも日本が核武装するとなったら、同じようにSSB/SSBNを核戦力の主力とするでしょう。 (86 605) SLBMってICBMの一変種に過ぎないと思うけどなぁ その通り。しかし、発射基地が移動してしかも隠匿されているというのは たいへん重要です。先制核攻撃しようにも標的はどこかわからないんですから。 ですので「抑止力」としてはICBMよりもSLBMのほうが経済的だという 試算があったりします。 (86 610) まあ米英露仏以外の核保有国+疑惑国にとっては いまだに地対地ミサイルやその延長の弾道弾が主力ではある。 (86 611) ある程度資本と土地のある団体なら個人レベルでもミサイルを開発できるということでしょうか? http //www.interestingprojects.com/ ニュージーランドで$5,000 Cruise Missile 計画が進められている。 (86 786) 日本でも報道された。 ニュー速にすれもたってた。 発明工作好きなおっちゃんがそのへんで買える部品で巡航ミサイル もどきを作ろうとしている、っておはなし。 (86 791) 赤外線誘導ミサイルってレシプロエンジンの廃熱程度にも反応するのですか? 最近のIRホーミングミサイルはその程度の温度でも十分追尾できます。 (88 113) 昔の機体の排熱は探知できるんですわ。 某社のセンサーで数百m先の煙草の先っちょにも反応したりしますで。 問題は、他の熱源との選別だす。 (88 122) 昔のサイドワインダーでも蒸気機関車撃ったりしてます。 (88 154) ミサイル列車とかないんですか ロシアがICBM用ですが持っています (91 204) 対戦車ミサイルは比較的新しいものも有線式が多いですが何故ですか? 値段と精度の問題 (99 148) 0.1mmのワイヤーを秒速200m以上で繰り出す装置より、電波のほうが簡単に思えるけど。 あと、精度って? 誘導に使われる情報が多く、瞬時に諸元のやり取りをしなくては成らない為。 パソコンでも無線LANより、有線LANの方がダータ転送量が大きいでしょ? それに有線の方が妨害に強いと言うことも有る。 (99 剣恒光 ◆YR1Hskt.M.) ミサイルの色やマーキングなど、細かいディテールまで分かるような写真がたくさん載ってる本って知りませんか? 空対空、空対地ミサイルなら長谷川のウェポンシリーズで米欧のミサイルがほぼ揃いますし ICBMはかつてレベルやフロッグから出ておりました。こちらは絶版のようですがネット オークションで時々見かけます ミサイルの色やマーキングの資料については現在気軽に入手可能なものはないと思います (101 457) にはESSMが1セルに4発搭載出来るそうですが、どのように格納されているのでしょうか? 田の字。 (103 550) 中国のロケットやロシアのミサイルに使われている格子状の翼(?)ってどういう原理で何のためについているのですか? ワッフルプレートとか、グリッドとか呼ばれてますが、 格子状の尾翼は安定性、操舵性が良いのだそうです。 ミサイルだけでなく、アメリカの大型通常爆弾(MOAB)にも、 ロシア機の曳航用デコイにも使われています。 (103 system) リボンのように細い翼面を直交させて格子状に組み上げたものと思ってくれ。 (103 591) 熱探知装置などのついたミサイルは、その中に精密機器が入っているわけですが、 ミサイルの速度や発射時の衝撃を抑えるために、どのような構造を為しているんでしょう? ラッピング配線 最強。 (105 918) そのあたりはWW2で近接信管を作った時から連綿と技術の継承が成されている。 近接信管は電子部品を樹脂で固めて衝撃対策にしていました。 ちなみに、フライトレコーダーはただひたすら頑丈に作ってあるだけです (最近のものは樹脂の緩衝材が充填してあるけど) (105 920) 耐衝撃性は、現行の一般的なもので1000G、最新型では3400G、 つまり自重の1000倍から3400倍の力がかかっても、中の装置が壊れない仕組みになっています。 静的な状態では、約2.3トンの外力に耐えることができます。 さらに、1100℃の高熱に30分間耐えられる耐熱性と、海中の水深約9000mの圧力に24時間以上、 海水の浸食に30日以上耐えられる耐久性を備えています。 (105 921) 第2次大戦時の技術レベルですら,1万G以上の加速度に耐えうる回路を 砲弾に仕込むことが出来た。 (105 925) ミサイルの誘導方式であるレーザービームライドってなんですか? 文字通り、目標に向けて照射されたレーザーに沿ってミサイルが進む方式。 (106 37) この誘導方式はなにか問題があるのでしょうか? 霧や雲を貫いて攻撃することができない。 {(106 38) 誘導弾はいったいどうやって誘導するんでしょうか? 戦車の熱源をイメージすると、周りとの温度差が違う (108 803) レーダー誘導にしても赤外線誘導にしても、乱暴に言えば真っ暗闇の中にぽつんと光る 電灯にまっしぐらに飛んで行く虫みたいな物です。 誘導爆弾についてですが、レーザー誘導の物に関しては上記の光源が照射されたレーザーの反射波な訳です。 GPS(カーナビなんかのアレ)による位置情報を元にして誘導するタイプの爆弾もあります。 (108 804) つまりかがり火でも焚いておけば安全ということでしょうか。 昔の赤外線誘導ミサイル(サイドワインダーの初期の奴)とかは太陽に向かっていったとか 色々言われてますが、現代のIRシーカーはそこまでお馬鹿ではありません。 そもそも、ミサイルは発射前に「ロックオン」するものであって、射手がかがり火を戦車と誤認しなければ 間違えて飛んで行くことは無いでしょう。 ただ、貴方の言うかがり火の原理でミサイルを欺瞞するシステムはあります。 http //www.fas.org/man/dod-101/sys/ac/equip/an-ale-40.htm (108 812) ミサイルについている黄色とか黒とかの線ってどんな意味があるんですか? まあバンドの色によって色々 赤は信管位置、黄色その他は使用弾頭の違いを表わすと考えれば吉 詳しい解説は米海軍サイトのどこかにあったはず (109 80) ミサイル自体のステルス化というのは難しいのでしょうか? ミサイル自体のステルス化は一部されている(AGM-129など) ただあまり弾道ミサイルのステルス化というのはきかないなあ これは個人的な考えなので参考程度にしてほしいが 弾道ミサイルはただでさえ迎撃が難しいためあまりステルス性をそれほど重視する必要はなく また弾道ミサイル自体も再突入時の高熱に耐える必要もあるため ステルス化するのは難しいなどの理由からステルス化はされないのではないのだろうか? (111 282) TVでミサイルを慎重に運んでいるシーンなどを見ます。 ミサイルは少しの衝撃でも爆発してしまうものなのですか? ミサイルを慎重に運ぶのは、爆発するからではなく、壊れやすいからです。 高価なものですから、大切にしないとね。 (112 system) ホーク対空ミサイルなら落としても爆発しないが、傷をつけると場所によっては、 高速で飛ぶミサイルの空力が変わってしまいまともに飛ばなくなる。 また、落とすと、重量が有るので人間がケガをする可能性が高い。 よって慎重に運ぶ。 (112 剣恒光 ◆yl213OWCWU) SM2とかESSMとかのセミアクティブレーダーホーミングミサイルの中間誘導はどうやってるんでしょうか? ラジコンみたいに無線で信号送るとか? 初段=指令+慣性誘導、終段=セミアクティブレーダー誘導、なのでその認識でOK。 (114 819) 慣性誘導は装置が軽量安価になってから誘導兵器にはよく使用されて います。GPS誘導爆弾でも、実は慣性誘導が併用されています。 簡単な資料やマスコミでは書かれていないことも多いですが。 (114 system) トップアタックって目標の前でホップして、上面へ落ちるの? それとも初めから山なり弾道で行くのか? 航空機からのミサイル等の攻撃は上からそのまま真っ直に命中 対戦車ミサイルの一部には上面を水平に通過するときに 上面を狙ってHEATのジェットを命中させる (116 764) わざわざ派手な塗装を施すミサイルは何のためですか? 飛行時の装備品の揺れなんぞを確認するためじゃねーの。 (116 832) 試験弾の視認性を良くする為。 チックパターンはカメラに撮って動きを解析する定点となる。 これは搭載試験だと思うので変な振動してないかとか調べる。 (116 835) 対空,対地,対艦,対潜等のように、ミサイルを加撃対象で分類するそうですが、 対潜以外は、別に対空ミサイルで船や戦車を狙ってもよいような気がします。 空対x,地対x,艦対x,潜対xのようなわけ方をするのは、どうしてなのでしょうか。 弾頭が違う。 (121 757) 10kgの炸薬でフネを効果があったり、追尾用のレーダーが岩と戦車を見分ける事が 出来るならソレでも良いかも知れませんね。 戦車を狙うのに20Gで旋回して追っかけまわす機動力が無駄じゃないと考える割り切りも必要でしょう。 (121 758) 飛行機から発射するなら勢いが付いてるので初期加速用のロケットが必要有りません。 他はジェット推進でも初期加速にロケットを使ってます。 (121 759) つまり、使われる技術が根本的に異なっているという事です。 装甲のある戦車に調整された破片を撒くような弾頭を付ける事は無意味ですし、 空と飛行機を見分ければ良いシーカーで岩と戦車を識別する事も出来ません。 超音速で飛ぶ必要も少ないですし、180度旋回する必要もありません。 逆に有線で目視誘導される対戦車ミサイルで飛行機を狙うのも不可能ですし、 直撃で前方にメタルジェットを集中させるような弾頭も無意味です。 はっきり言って、何もかもがまったく違うとしか言い様がない訳です。 (121 764) そんな感じですね。 たとえば日本のASM-1ファミリーは空対艦ミサイルの基本形から 発射用ブースターを付けたSSM-1地対艦ミサイル、SSM-1B艦対艦ミサイルが作られています。 ヘルファイアⅡでは対戦車用,対艦用の二つのモデルでは誘導方式が同じでも弾頭が異なります。 ただしADATSみたいにに複数の用途(こいつは対空、対戦車)をもったミサイルもないわけではありません。 (121 765) TV誘導ミサイルは車両や建物以外に、歩いてる「人」をロックオンすることは可能なんでしょうか。 像の大きさの問題なので「TV誘導ミサイル(どの形式を指すかが大問題ですが)」で 人にロックオンすることは理論的には可能です。 至近距離に寄るか、大拡大のレンズをつければよいわけです。 しかし前者ではミサイルの最短有効射程を割り込みそうですし、 どちらも相手が動くと簡単に視界(ふつー大変狭い)外に出てしまいそうです。 さらに、人は様々な動き、姿勢を取りますから、視界内に捉えていてさえ ロックを外される可能性があります。まあ、とにかく無理と。 画質はそれこそどのミサイルか、機内のモニターは、インターフェースは、 ということが問題になりますが、基本的な画像素子の画素数AN/PVS-4の方が上のようです。 機上からの運用では画質劣化の要因がさらに増えますし。 (122 system) ミサイルは発射してすぐには自機の安全のために爆発しない仕組みになっていますが、機構の名称はなんと言うのでしょうか? 英文だとsafety systemとか、lock mechanismですが、むしろ 信管をactivateするシステム、という表現の方が多いように思います。 (122 system ◆systemVXQ2) ミサイルは発射してから「起爆準備」に数秒必要なのです。 (123 6) ミサイルの命名規則について RIMってどんな意味ですか? 通常は艦対空ミサイルを指す。 Rocketとは関係ない。 基本的にはSAM(Surface to Air Missile)なんだけど、発射プラットフォームが艦船の場合、Rが付く。 ミサイルの命名規則、 http //www.designation-systems.net/usmilav/missiles.html を見ればわかるとおり、RIMの「M」は「(1) Vehicle Type」で、これがミサイルであることを指し、 RIMの「I」は「(2) Mission」で迎撃目的であることを指し、 RIMの「R」は「(3) Launch Environment」で水上艦から発射することを指す。 「R」と「水上艦からの発射」との関係は「とにかくそうだ」ということ。歴史的にはRocketと関係があるかもしれない。 だから「RIM」を強いて日本語にすると「水上艦発射型迎撃ミサイル」ということになる。 (494 790) ミサイルの誘導方法について 巡航ミサイルの中には、星の位置を頼りに誘導?航行?する物があると聞いた事があるのですが、 その装置はなんと言う名前で、どんな仕組みで星の位置と自分の位置を確認するんでしょうか? またその装置は航空機とかの巡航ミサイル以外の兵器には使われてないのでしょうか? 巡航ミサイルの誘導方法は慣性航法、GPS誘導、地形照合の組み合わせ。 低空飛行が前提の巡航ミサイルでは天測は不向き。 Astrotrackerアストロトラッカー(天測航法装置)は弾道ミサイルや航空機用だよ。 天測航法 http //www.jal.co.jp/jiten/dict/p295.html#03 ミサイルの誘導方式の「恒星天測航法」 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%AA%98%E5%B0%8E%E6%96%B9%E5%BC%8F 天測を利用した巡航ミサイルとしては、AGM-28ハウンドドッグが有ります。(INS+天測) センサーはStarTrackerスタートラッカーと呼ばれてたと思う。 (495 158,197) StarTracker http //www.answers.com/topic/star-tracker 昔の軍用スタートラッカーは視野の狭い望遠鏡をぐるぐる回し、光のパルスを捉えた(星を捉えた)時間の パターンから方向を出すようなモノじゃなかったかな。うる覚え+推測でスマソが。 SR-71のものは56個の星を記憶しているそうだ。 (363 860) 各種のミサイルはそれぞれ、どのような方式で誘導しているのでしょうか? いろんな誘導方式がある。 対艦ミサイルは中間誘導はINS・GPS、終末誘導はARH・IRといった物が多い。 巡航ミサイルもINS・GPS・TERCOM、DSMACなど。 GPSを使う場合INSと併用する場合が多く、GPSが妨害されてもINSで自立誘導可能。 そういうイレギュラーな使い方は基本的に想定されて無いが、 サイドワインダーによる機関車攻撃、(艦対艦だけど)シースパローによる味方艦の誤射のような例は有る。 ハープーンは慣性誘導(IFS)の後に、搭載のアクティブレーダーシーカーによる終末誘導。 http //www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/ (625 232,234) 「KEM」とは何なのでしょうか? 運動エネルギーミサイルの事です。 (くだらない質問はここに書け! 231) 通常弾頭の弾道ミサイルは、回避運動する目標には当てにくいのですか? 弾道ミサイルは、回避運動しない目標にも当たりにくいです。 (1 273) VLSって、1セルに何発のミサイルが入っているんですか? 1セル1発です。深さはありますが、排気機構や安全機構、環境管理システムや緩衝機構などで占有されています。 シースパローのように1セルに4発入れる場合でも、縦に積むのではなく、面積を四分して細長いセルを四つ並べます。 下に余分な空間ができる場合もありますが、モジュール構成で好きなように組めるという利点を優先するわけです。 (5 system) 誘導砲弾とミサイルの境目を教えてください。 推進手段が内蔵されているかどうか。 ミサイル(日本語だと「誘導弾」)はロケットモーターやターボエンジンを 内蔵していて、自力推進する。 誘導砲弾(誘導装置付き砲弾)は、砲から砲に装填された装薬(発射薬)の 燃焼によって撃ち出されて飛翔する。 砲弾自体には推進源を内蔵していない。 (378 894) ミサイルの固体燃料はどのように燃えるのか 燃焼中は火が燃料タンク(ケース?)の中を伝ってるんでしょうか?それともノズル付近まで燃料が押しやられてるんでしょうか? 液体燃料ならノズルのところまで送って着火ってのはわかるのですが、固体燃料は???って不思議に思ったもので。 単純化して言えば固体燃料がチクワみたいな形になっていて、 内側の穴に火を吹き込んで点火する。だから内側から外側に燃えて行く。 (377 469) チクワの内側から燃焼させるのが基本ですが、すると燃料が消費されて中空部が大きくなると 燃焼面積がだんだん広くなって推力が増えてしまい、一定にできません。そこで星形などの 断面形状にしてやると、燃焼に伴って複雑な断面形状が単純になっていき、中空部の拡大と釣り合って 燃焼面積が一定に保たれます。逆に最初は推力多め、後半少なめにするように、わざと 釣り合わないような断面形状にすることもあります。これを形状に頼らず、 最初は推力の大きな燃料が燃え、後半は持続用の燃料がゆっくり燃えるように作ることもあります。 (377 535) 赤外線画像で敵を識別するミサイルは赤外線で敵の形を覚えさせられてるってことですか? そういうこと。そんな厳密な形で記憶する必要はないけど。 (太陽光で暖まった岩と戦車の赤外線放出パターンはまったく違うし。 もっとも、車両のサイズやエンジン搭載位置は違うからそのあたりは考慮が必要だが、 1万や2万のパターンだったらSDカードにだって入るだろうし) (341 531) 電子戦ミサイルというのは無いのでしょうか? ジャミングを出しながら飛んだりすれば危険を冒してAWACS出す必要も無くなります 弾道ミサイルにレーダー妨害装置とかつければ最強では無いでしょうか? 探知がより簡単になるだけでしょう(現在のBMDでは大気圏外ではIRパッシブホーミングが主流)、 それより先行EMP攻撃やデコイ、弾等のよりステルス(IR、RCS)化の方が有用。 クエイルの様な囮ミサイルや曳航型デコイ、投棄型ジャマーといった物が存在します。 レーダー妨害装置をつけたらペイロードが減ってしまう。 弾道弾に積める程度の妨害装置では効果は限定的で、イージス艦やガメラレーダーはごまかせない。 あなたのいう電子戦ミサイルのイメージは掴めないが、レーダーの発信源に向かって飛ぶのはある 運用側は当然命中されるのはいやなので電波を出すのをやめてしまい、警戒網に穴が開く 走査も誘導もできないから対空ミサイルも使えない 弾道ミサイルは、特にICBMの場合マッハ10程度で落下してくるので、今ある手段では阻止できない 戦域ミサイル程度ならMD可能なのかも知れないが、これは主に赤外線照準なので(レーダー誘導では 迎撃誤差が大きすぎる)レーダーを妨害してもあまり意味はない ジャミングのために派手に妨害電波をばら撒くと返ってミサイルの存在とだいたいの位置を教えてる ようなもんだし (587 161-164) 赤外線画像誘導方式を使用するミサイルでは、建物やトーチカ、機銃座などをロックオンして攻撃することは可能なのでしょうか? 可能です。 たいていの物体は赤外線を放出しています。 水着写真とか有名だったでしょ。 それに可視光領域まで利用スペクトルを拡大する方法もあるわね。 (俺初質スレ431 121) ミサイルにおける電子機器の締める調達コストの割合ってどんなもんでしょうか? 例えば初期のNike Herculesなら、ミサイルの価格は15,000ドルですが、 弾頭の価格は一般弾頭で80,000~100,000ドル、核弾頭で1,000,000ドルと されています。 装置一式は340,000ドルなので、大体の比率は出るか、と思います。 (311 眠い人 ◆gQikaJHtf2) ミサイル発射の動画で煙が出てないのがあるのですが、なぜでしょうか? ロケット燃料で白煙が盛大に出るのは過塩素酸系の酸化剤を使用するため、塩化水素が排出され、 これが空気中の水分と反応して塩酸の雲が生じるからです。 従って、同じ燃料であっても湿度が低いところで撃てば白煙は少なくなりますし、最近のミサイルであれば 視認を避けるために硝酸アンモニウムなどを混入して塩化水素の発生を抑えています。 このような場合も噴煙の発生は減ります。ただ音はどれも遠慮ないものです。 撃たれる相手には噴煙は見えても音は聞こえませんから。まあ、これも使用状況を勘案して、 おとなしめには作られているようです。 ブースター、サステナーで噴煙が違うのは、成分と同時に消費率も違うからです。 あと、撮影条件にもよりますが、一般的に肩撃ち対空ミサイルは一旦撃ち出されてからロケットモーターに点火します。 射手が焦げますから。点火前のシーンであれば、当然排気はありません。 (302 249-251) 陸自のミサイルは頻繁にアメリカに試射しに行くのですか。 国内に十分な射場がないからというのが表向きの理由 頻繁とは言い難い。1コ高射特科群で年2発じゃね? (自衛隊板初質スレ110 ローレディ ◆0KvSZqbvRI) ミサイルって、まだ探知していない目標めがけて、概略位置で撃つ事はできるのでしょうか? スタンダードSAMに限らず、多くの艦載SAMは、最初の発射方向は火器管制装置から 与えられ、中間誘導を受け、最終段階で目標からのレーダー反射波(場合によっては 赤外放射)にロックオンします。従っておっしゃる「概略方向に先撃ち」は 可能です。実際には、複数対艦ミサイルによる同時攻撃は多方向同時弾着に するのが常識ですし、一発目が発射機の方向を指すとはまったく限りません。 また、途中で目標を発見して急に方向を変えるのも、時間、運動エネルギー共に 浪費することになります。ですからいろいろな意味でムダであり、そのような 戦術は通常取られません。そもそも同時に複数来るとは限らないわけで、 一発ずつ五月雨で来た場合「先撃ち」方式はムダダマ撃って弾切れするだけです。 (114 system) 目標から外れたミサイルはどうなるの? 時限信管がついていて、発射後一定の時間が経過すると自爆する仕掛けになっています しかし、コイツがよく故障するようで(事前にスパイがry)ミグに突き刺さったサイド ワインダーやスパロー等がソ連に渡ったという興味深い噂も残っております また、自爆はミサイルのシステムの機密を守るための仕掛けで、運悪く落ちてきたミサ イルの破片にあたった人間はまず命に関わる大怪我はまぬがれません (115 297) 赤外線誘導ミサイルの探知距離は最大でどれぐらいでしょう? 赤外線シ-カの能力は60年代半ばで既に最大探知距離60km以上に達しています ただ、赤外線は空中の水分、つまり雲などに簡単に吸収されてしまうのでこの 能力が発揮できるのは世界でもアメリカ中西部と夏のシベリア、中東の砂漠など ごく限られた場所でしかないという問題がいまだに解決できておりません 日本付近では最新技術を駆使しても10kmを切るようで、昼間なら目視距離より 大幅に短くなりますね (118 543) V1やV2の着弾(誘導?)設定って、製造段階で行うのですか? 発射前に目標に向かう磁気方位がインプットされ、巡航高度と目標までの距離も同様にセットされます。 飛行方向はカタパルトの発射方向に大体同じで、目標までの距離は先端のプロペラの回転で自動累積され、 設定数値に達すると、方向舵と昇降舵がロックされ、機首を急激に下げて急降下するものです。 以上がV1。 V2は地上からの誘導で行う(殆ど実現しませんでしたが)ものもあり、着弾設定は発射前、もしくは発射後に 行うことが可能です。 (236 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 最近のミサイルは、視認性を下げる為に白煙が出ないよう硝酸アンモニウムを混入したりするそうですが、 海自のSM-3試験動画を見ると白煙が出ています。物によっては白煙OKなのでしょうか? 推進薬の性能を追求すると、アルミ粉や塩素化合物の使用によって 白煙が出やすくなります。むろん、各国とも無煙で高性能で 安全で、安定していて、作りやすくて安い推進薬の開発に 努力していますが、限界があるので、用途ごとに最適なバランスを 取っています。 (710 system ◆systemVXQ2) 対地、対艦、対空ミサイルと分かれてるのはそれなりの理由があるのでしょうか? 対空目標は対地・対艦目標と比べ3次元機動する上に速度が段違いなので質的に全く異なる 対地・対艦ミサイルに関しては本体は流用できるが誘導装置を変える必要がある (俺初質スレ2049 198) レーザー誘導のミサイルってミサイルがレーザーのあたってる場所を画像で見て判断してるんでしょうか レーザーの反射を光源として捕捉している。 ただしレーザーそのものは近赤外線レーザーだ。 (63 57)
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Swarm Missiles ミサイルがランダムな方向へ発射される。 通常 ADJ 対象 ミサイル レアリティ Common Uncommon 隕石破壊 ● 貫通 - 追加効果 - ミサイル+1 ミサイルのホーミングは失われない。 取得方法 通常 ? ADJ ミサイル群を装備すると、ステージ開始時に確率で取得可能 合体装備 弾幕ミサイル群 ミサイル群 + 弾幕ロケット 水平弾幕ロケット群 水平ロケット + 弾幕ロケット + ミサイル群 名前 コメント
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ミサイル アイテム名 説明 売値 買値 入手法 APC弾 ・・・ 100000G ???G 店など 情報提供はこちらか、直接編集してください。 名前 コメント
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エースコンバット アサルト・ホライゾン / ACE COMBAT ASSAULT HORIZON メーカー バンダイナムコゲームス 発売日 2011年10月13日 対応機種 PS3.Xb36 従来の『エースコンバット』シリーズからの“生まれ変わり”をコンセプトとした 超音速・大破壊シューティング Xbox 360 あ行 プレイステーション3 PR SCE公式ライセンス商品 フライトスティック3
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ミサイル 性能表 名称 開発費 攻撃力 重量 弾数 装填 散布界 射程 弾速 対艦ミサイル発射機I 5000 250 80 16 64 64 2500 30 対艦ミサイル発射機II 10000 500 80 14 80 64 2800 30 対艦ミサイル発射機III 20000 1000 80 12 96 64 3200 30 対艦ミサイルVLS I 8000 150 40 16 180 64 4000 18 対艦ミサイルVLS II 12000 250 40 16 200 64 4250 18 対艦ミサイルVLS III 20000 500 40 16 250 64 4500 18 多弾頭SSM発射機I 4000 150 80 32 96 64 2500 26 多弾頭SSM発射機II 8000 250 80 12 128 64 2600 26 多弾頭SSM発射機III 16000 400 80 8 144 64 2700 26 多弾頭ミサイルVLS I 5000 120 200 16 180 96 4000 17 多弾頭ミサイルVLS II 10000 240 200 12 220 96 4100 17 多弾頭ミサイルVLS III 20000 360 200 8 260 96 4200 17 超射程SSM 100000 1700 600 8 160 64 10000 34 巡航ミサイル発射機 30000 3000 400 5 240 32 4000 24 特殊弾頭ミサイルVLS 100000 5000 200 5 800 64 5000 16 焼夷弾頭ミサイル 500000 2000 150 16 650 64 4000 36 電子攪乱ミサイル 300000 500 200 20 800 64 5000 32 対空ミサイル発射機I 3000 200 80 96 64 64 3500 48 対空ミサイル発射機II 5000 350 100 90 64 64 3800 48 対空ミサイル発射機III 8000 500 120 80 64 64 4000 48 対空ミサイルVLS I 6000 120 160 32 160 64 5000 32 対空ミサイルVLS II 10000 220 80 32 200 64 5250 32 対空ミサイルVLS III 15000 350 40 32 240 64 5500 32 RAM 4500 80 120 144 400 64 3000 74 対潜ミサイル発射機I 2500 200 80 48 64 64 2500 30 対潜ミサイル発射機II 5000 250 80 40 64 64 2700 30 対潜ミサイル発射機III 7500 320 80 32 64 64 2900 30 対潜ミサイルVLS I 4000 100 40 16 160 64 4000 19 対潜ミサイルVLS II 8000 150 40 16 180 64 4250 19 対潜ミサイルVLS III 14000 200 40 16 200 64 4500 19 ASROC対潜 I 10000 600 40 8 150 320 4000 24 ASROC対潜 II 20000 800 40 10 150 320 5000 30 ASROC対潜 III 30000 1000 40 12 150 320 6000 36 多目的ミサイル発射機I 3000 120 80 64 50 64 3500 28 多目的ミサイル発射機II 6000 200 80 56 58 64 3600 28 多目的ミサイル発射機III 9000 300 80 48 64 64 3700 28 多目的ミサイルVLS I 6000 90 40 54 120 64 4500 19 多目的ミサイルVLS II 9000 150 40 40 140 64 4600 19 多目的ミサイルVLS III 12000 200 40 32 160 64 4750 19 ドリルミサイル 30000 280 120 40 120 64 6000 13 レーザーポインタ 500 0 80 150 60 16 8000 120 トップ アイテム INDEX | 兵装 INDEX | ミサイル 表の記述ミスを修正 -- DV (2010-04-12 20 47 49) これってPS2のデータじゃね? -- 名無しさん (2010-04-12 22 39 45) 数値修正。これで全部直ってるといいけど。 -- DV (2010-04-12 23 26 28) レーザーポインタって射程20000だった気が・・・ -- 名無しさん (2011-02-09 20 27 16) 弾速ってマスクデータじゃなかったっけ。よく分かったな -- 名無しさん (2016-06-10 13 03 40) 名前 コメント
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ミサイル防衛で核ミサイルを迎撃した場合核爆発は起こしますか? 低空飛行する数多の巡航ミサイルに対処するのに効率いい対策ってなんでしょう。あたごさんは有力な対抗策たりえますか? 韓国が巡航ミサイル開発してて日本は原発を狙われたらやばいという話が週刊誌に載ってましたが、実際そうなんですか? 巡航ミサイルと弾道ミサイルってどう違うんですか?またどちらが迎撃しにくいんですか? DIRCM式のジャマーの作動原理を教えてください 対艦ミサイルの無力化ってどんな手段がありますか? 「パトリオット」ってのは何をするものなんでしょうか。 アローってパトリオットのPAC3と性能的には大差ないのではないですか? 対艦ミサイルは迎撃できるんでしょうか? 湾岸戦争でのパトリオットの迎撃率は何%だったのでしょう? 大気圏再突入中のスペースシャトルと弾道ミサイル迎撃するのってどっちが技術的にハードルが高いんですか トマホークやパトリオットは湾岸戦争の頃くらいからありましたが精度はどの位上がっているものなのでしょうか? ミサイルの迎撃に成功した場合、破片はどのようになりますか? DND(ロケット180度反転装置)って本当に技術としてあるのでしょうか? HARM対策ってどのような方法がありますか? オハイオ級潜水艦が、24基の核ミサイル全部を一斉に発射したとします。 トマホークミサイルを原子力発電所に打ち込んだらメルトダウンなどは発生しますか? 米海軍のCIWSは劣化ウラン弾の使用を止めている、とのことですが、他の艦載砲や航空機での使用は続けているのか PAC3って、PAC2とは全然別物なんですか? 日本には国内にレーダーサイトがありますが、ひとつひとつはどの程度の範囲を監視する事ができますか? 冷戦時代は核迎撃技術はなかったのかな? MDは戦略兵器との事ですが、たとえ命中率が1%でも、配備すれば、核保有国に対するプレッシャーたりうるのでしょうか? MDの研究配備がはじまるまで日本などのアメリカ、ロシアを除く国は弾道ミサイルには無力であり、 核ミサイル迎撃ですが、近接信管の核ミサイルで迎撃すればいい気がするんですがどうでしょう? 飛んでくるミサイルを外したパトリオットミサイルが地面に落ちたら大変なことになりそうですが、実際にそういう被害はありえるのでしょうか? 「パトリオット」が実際発射するにはレーダーの他にどういった機材が必要なのでしょうか? 2011年までにMD体制の構築が完了したとして、イージスが撃てるSM-3は32発だけだと聞きました。しかし北朝鮮はノドンだけでも約200持っていて、中国になると1000近い弾道ミサイルを持っているので、MDは役に立たないのでは? パトリオットって射程短いからリアクションタイム短すぎる気がするんだけどその変どーなの? 自衛隊では地対空ミサイルパトリオットの事を「ペトリオット」と言うのはなぜですか? ミサイルサイロに向かって飛んでくる弾道弾をCIWSやバルカン・ファランクスなどで近接防御することは可能ですか? トマホークは歩兵携行型のミサイルや新世代の対空機関砲で落とせますか? 不審船が発射したRPGを護衛艦のファランクスで対処する事は出来るのですか? ミサイル防衛の有人化は可能ですか? 自分の家などが空対地ミサイルや誘導爆弾、あるいは巡航ミサイルで狙われる場合、 電磁波兵器でも作って広範囲に投射して核ミサイルの起爆を阻止するという案はどうよ? 飛んでるテポドンに戦闘機で追い付いて撃ち落とす事ってできるの? 湾岸戦争でパトリオットはスカッドを撃ちもらすことが多かったそうだけど 核ミサイルってEMP攻撃で無力化できないのだろうか。 弾道ミサイルが日本列島の上空を通過するだけなら迎撃しては駄目なの? 船舶や地上にミサイル迎撃レーザーを設置する計画などはありますか? テポドン2を迎撃出来るミサイルは何ですか?SM-3で可能? テポドン2でもロフト軌道なら日本攻撃可能じゃないの? THAADの編制は? ミサイルディフェンスの機能がなんでこんごう型に実装する事になったんでしょうか? ミサイル発射の準備ってすぐにわかるのでしょうか? GBI相当の迎撃ミサイルを日本は開発できるのか? イージス艦のレーダーはテポドン2を常時追跡出来るのか? テポドン2(2009年4月)の迎撃についての各軍事評論家の意見は? THAADと言うSM-3と同じ大気圏外での迎撃を目的とする別物のミサイルをあえて開発する理由は何なのでしょうか? NMDとイージスシステムの違いはなんですか? MDの開発状況(迎撃段階別)を教えてください MDは巡航ミサイルに対応できないというのは本当ですか? MDはアメリカを守るためのものという説は事実? 自衛隊が装備するペトリオットは「弾頭」は迎撃できない? 防空火器の、索敵/追跡装置に、パッシブ赤外線センサーを使えないかな。 AMD構想って迎撃するミサイルの近くでクラスター爆弾や散弾銃のようにすれば命中精度飛躍的に上がると思うんだけどどう? ジャミングについてなんですが、ミサイル側が2-3種類の周波数を不規則に切り替えて使うシステムならば無効に思うんですが? バラージジャミングですが、レーダージャミング以外にデジタル通信リンクも妨害可能なんでしょうか。 近接信管で弾道ミサイルを確実に迎撃できるのでしょうか? イスラエルのアローミサイル(対弾道ミサイル)を日本にも導入するメリットはあるのでしょうか。 開発中のSM-3の多弾頭型でもICBMの迎撃は不可能なのですか? アメリカはよく「MDのミサイルはロシアを対象にしていない」って言ってますが額面どうりに受け取っていいですか? MDってミサイルの打ち上げ段階、ブーストフェイズで迎撃するかどうか決めるんじゃないの? 日本の上空で一発でも核爆発が起きたら電磁パルス(EMP)でMDが無力化されるんでは? 日本のMDはノドン迎撃専門なの? SM-3のBlock IIAってGBIくらいの射程と高度がある予定なの? 弾道ミサイルが発射された場合にSM-3で迎撃可能な時間内に日本の領域内に着弾する軌道かどうか判別する事は可能なのでしょうか? MDでは本物の弾頭とデコイをどうやって見分けるのか? もし携帯式ミサイルでパイプラインを攻撃されたらどうやって防ぐのですか? MDとABMの違いを教えてください ミサイル防衛で核ミサイルを迎撃した場合核爆発は起こしますか? 基本的には起こさないはず。 弾道ミサイルに積まれてる核弾頭は言ってみれば精密機械みたいなもので、爆発には 1 爆縮用の火薬がタイミングのずれなく点火し、緻密に計算して配置された核物質を狙い通りに圧縮する. 2 圧縮された核物質が臨界量を超えたところに、弾頭内の中性子発生源から出てきた中性子が飛び込んできて核分裂連鎖反応が始まる. 3 水爆であれば、2の原爆の爆発が引き金になって外側に配置された重水素・三重水素の熱核融合反応が始まる のプロセスを経ている。 いきなり迎撃ミサイルの運動エネルギー型弾頭が激突したら、衝突時のとんでもない衝撃で核弾頭内部の装置は完全に破壊される。 当然核物質や爆縮用火薬の配置も狂うし、その火薬を点火するための起爆装置もぶっ壊れて爆発したくても爆発できなくなる。 (衝突のショックで爆縮用火薬が爆発するかもしれないけど、内部のレイアウトが滅茶苦茶になってるので火薬の衝撃波は 計算どおりに核物質を圧縮できず2のプロセスが開始されない) んでもって次の瞬間に核弾頭自体がバラバラに吹っ飛んで終わり。 ただ信管で火をつければ爆発するだけの通常爆弾とは根本的に違うから、他の爆弾の爆発で誘爆して核爆発ってのはない。 まあ、迎撃したらしたで中身のプルトニウムとかの核物質はバラ撒かれてしまうけど、核爆発を起こされるよりはマシ。 (ミサイル防衛13 86) 広島型のガンバレル方式なら、ヘッドオンで直撃する迎撃ミサイルの場合は核爆発する可能性があるでしょうね。 今時広島型を作る可能性が有りそうなのはイランぐらいですが。 (ミサイル防衛13 102:数多久遠) ウランの濃縮はプルトニウムの濃縮より時間も手間もかかるけど、一旦ガンバレル方式のウラン濃縮型爆弾を 作ったら起爆構造がシンプルなので爆発しないよう細心の注意を払ったとか。 リトルボーイやその後作られたウラン濃縮爆弾は輸送や保管には厳重な注意が必要だったと読んだことがある。 (ミサイル防衛13 105) 低空飛行する数多の巡航ミサイルに対処するのに効率いい対策ってなんでしょう。あたごさんは有力な対抗策たりえますか? 戦闘機とミサイルのコンボ&撃ちもらしたら艦対空ミサイル(状況によってはこっちを先に撃つ可能性も十分あるが)&とどめの地対空ミサイル あとは高射砲とか各種対空兵器で最後の砦 つうか巡航ミサイルは十分な距離があるうちに発見できれば対策の余地は十分ある つまりあたごの強力な目も強力な対抗策の一つ足り得る (377 110) 韓国が巡航ミサイル開発してて日本は原発を狙われたらやばいという話が週刊誌に載ってましたが、実際そうなんですか? アメリカは航空機テロを想定してF-4戦闘機を超音速で原発の外壁に衝突させる実験を行ったがへっちゃらだったそうな。巡航ミサイル打ち込まれてもメルトダウンは無いだろう。 だが平時でさえ原発は稀に放射能漏れ事故を起こす複雑かつデリケートなものだから全く無傷ではすまない。放射能漏れの可能性は大きい。 (初心者スレ) 「F-4をぶつけた実験」は地上の30mほどのレールの上に燃料等の可燃物は一切ない廃物F-4を乗せてJATOで加速し、 厚さ1mだったかのコンクリート壁に200km程度でぶつけてみただけ 爆発物、それも250kg以上の弾頭を付けたのを連続的にぶつける実験はどこの国もやってないから、「巡航ミサイルで原発攻撃」を 心配する意味はある 現に、アメリカは真剣に対応を研究してるぞ (325 470,474) 巡航ミサイルと弾道ミサイルってどう違うんですか?またどちらが迎撃しにくいんですか? 弾道ミサイルは宇宙を飛んできます。巡航ミサイルは低高度を飛びます。どちらが迎撃しやすいかは一概にはいえませんが、 弾道ミサイル:再突入後の迎撃は極めて困難。地上ORブースト段階で撃破。 巡航ミサイル:こっちのほうが迎撃しやすいかも。 (6 688) 弾道ミサイルは基本的にまっすぐ飛んでくる替わりに、速度がマッハ15だったりします。 巡航ミサイルは地形を這ってきたりする替わりに、速度は音速以下が普通です。私は巡航ミサイル撃たれる方がマシだと思ってます。 ちなみに、値段は二桁ぐらい違います。 (6 707) 弾道ミサイルは速度が非常に速い。しかし早期警戒衛星やイージスのレーダーなどで発見しやすい。 巡航ミサイルは速度が非常に遅い。しかし小型で超低空を飛んでくるので発見が難しい。 で、アメリカは巡航ミサイル発見のためにレーダー搭載の気球を研究してたりする。 http //blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50664450.html PAC-3とJLENSを用いた巡航ミサイル迎撃実験 DIRCM式のジャマーの作動原理を教えてください 1.ミサイルを見つける(噴射炎の赤外、紫外線で) 2.ミサイルに向けて赤外線を放射する 3.ロックオンを外す 3-a.ミサイルの回転スリット、スキャン周波数にかぶせた変調で混乱させる 3-b.CCDを飽和させる赤外を浴びせて目くらます 3-c.センサーを破壊させるほどの赤外を浴びせる 赤外線源として、キセノンランプ、レーザーなどを使用します。Directed IRCMの名の通り、 指向性を持たせて効率よく赤外を放射するため、安全な距離でミサイルの邪魔をすることができるわけです。 (14 924) ヘリなんかみると、排気口とあんまり距離がないけどあれでも効果はあるんですか? フレアのように、違う方向にロックオンさせるのではなく、変調した赤外線によって ミサイルの回転スリットが間違った方向を向いたときに強い赤外を感じるようにするのです。 このため、ミサイルは例えば常に右を向く、といった針路を強いられ、命中できなくなります。 これは単一シーカー、回転スリット式SAMの場合ですが。 CCD方式であっても、素子スキャン周波数とパターンが既知であれば、それに 合わせて同様の欺瞞を行うことは理屈では可能です。しかし、かなり困難に なるため、むしろ飽和させる、あるいは破壊する、という方向に向かっているようです。 (14 system) 対艦ミサイルの無力化ってどんな手段がありますか? 一般的には物理的に殺すか、電子的に殺すかでしょう 電子的にはECMとチャフ 物理的には、SAMやAAM、近接信管付5インチ砲、CIWS類などで破壊します。 (35 841) 「パトリオット」ってのは何をするものなんでしょうか。 パトリオットは大変有能な対航空機迎撃ミサイルです 近年の殆どの軍艦は対艦ミサイル迎撃用の対空ミサイルを装備しています。 どのくらい効くのかは知りませんけど。 (46 191) アローってパトリオットのPAC3と性能的には大差ないのではないですか? 射程がまるで違います。PAC-3は射程20kmほどですが、アローは100kmを 超えます。ミサイルの性格も大きさも全く別です。 アローは近接信管、PAC-3は直撃型です。(対巡航ミサイル用に近接爆破も併載) イスラエルは湾岸戦争以前からアメリカと組んでこのシステムを開発してきました。 (58 198) 対艦ミサイルは迎撃できるんでしょうか? 一発だけ飛んできて、電子妨害もなければ、ふつー撃墜できます。 超音速ミサイルとかが、妨害下にやたら降ってきたら、 イージス連れてても撃ち漏らすでしょう。 (67 system) 勿論迎撃を試みます。食らったら殆どおしまいなので迎撃しか手段がありません しかし実際に迎撃できるかどうかは神のみぞ知るところ (67 530) イージス艦がどうして「イージス」の名を冠してるか考えた事ありますか? 女神の名は伊達じゃないですよ。 迎撃は当然可能です。 そう容易に対艦ミサイルでイージス艦を無力化できるものなら、 アメリカや日本がイージス艦を配備している意味がありません。 (67 531) 迎撃可能。イージス艦の単装砲と機関砲はミサイル迎撃のための装備。 (67 532) 迎撃可能というのは「迎撃する能力がある」というだけで必ずしも高い確率で 打ち落とせるという訳ではないのがミソ、、、特にイージスなんていまだ実戦経験が少ないわけで。 80年代にも米駆逐艦が予想外にあっさり対艦ミサイルを食らった事がありますた。 (67 535) 湾岸戦争でのパトリオットの迎撃率は何%だったのでしょう? 湾岸戦争当時の報道では90%とされていましたが、 その後の報告では高い物で40%低い物で15%程度(それも被害の低減に効果があったかは不明)とされていた様です。 (70 589) 0ではなかったのですが余りにも宣伝文句と性能が食い違っていたので大慌てで 改良したのがパトリオットPAC3という奴です。 (70 593) スカッドはブースターと弾頭が分離しない。 的としては大きいんだけど、迎撃出来て弾体に損害を与えてもそのまま落ちてくるって事が有る。 だから「迎撃したけど効果不明」って事になりえる。 故にMDでは、キネティック弾頭での直撃により確実な破壊を目指す方式が主流となっている。 (70 599) 大気圏再突入中のスペースシャトルと弾道ミサイル迎撃するのってどっちが技術的にハードルが高いんですか シャトルは再突入後に通常の航空機並みまで速度を落とすので、弾道ミサイルよりは ずっと撃墜しやすいでしょう また再突入時や再突入直後での迎撃可能性なら弾道ミサイルとほぼ同じと考えても 良いでしょう (71 518) トマホークやパトリオットは湾岸戦争の頃くらいからありましたが精度はどの位上がっているものなのでしょうか? はっきりと書いてある資料を見つけられないのですがご参考までに・・・。 トマホークの精度は湾岸戦争の段階でCEP(撃ったものの半数の着弾範囲)が 10mを越えている程度といわれています。現在使用されているものはこれにGPSシステムを付加するなどして さらに改良を加えたものですからCEPは10mを切るくらいになっていると言えそうです。 ただこのような精度の他に射程の延伸や、目標決定から発射までの設定等にかかる時間の 短縮などの改良も行われています。 (72 411) ミサイルの迎撃に成功した場合、破片はどのようになりますか? 文字通り粉みじんなのか、建築物や生物に当たると致命的なダメージを与える程度の大きさの破片がたくさん出来るのか? 対空ミサイルは一定時間経過すると自爆するものが多いです。 落ちてきたら危険ですから。 (74 826) かなり大きな破片が落ちることもあるでしょ。 SAMや対空砲弾が自爆しても破片ばらばら落ちてきて危険なんだし。 (74 827) 湾岸の時は、撃破したスカッドの破片で被害がでていたと思います。 (74 828) DND(ロケット180度反転装置)って本当に技術としてあるのでしょうか? 本当にそんな技術を持っていれば知事なんてならずとも ペンタゴンに雇ってもらえますw (75 686) ありません。 氏は以前も選挙で似たような発明の話をしていますが、ヨタ話です。 (75 687) HARM対策ってどのような方法がありますか? 古典的な手法としてレーダー波を止める、という対策がある だいたい、HARMが狙うのは当然ながらレーダーアンテナであって ベトナムの戦訓でレーダーアンテナはレーダー本体から離れた場所に 設置するのが一般的であるから、厨房が「内部メモリがどうのこうの」と たわごと叩こうが、これが一番有効 (78 23) 何者の行うHARM対策か、によって有効な方策は変わります。 レーダ波の送信を停止しても、HARMは最後の電波発信位置を目標として攻撃するため、 着弾までにアンテナ位置を十分に移動させない限りアンテナは破壊されます。 また、レーダ波の送信を停止するということは、レーダの機能を封じられた状態ということも重要です。 HARMを迎撃できるSAM HARMは小型かつ高速で迎撃は非常に困難ですが、不可能ではありません。 SAMによる迎撃が現実的に意味のある対策であるかはより詳しい方に譲ります。 (78 26) HARMを迎撃できるSAM HARMに限らず、対地ミサイルや誘導爆弾をSAMで迎撃という 話はけっこう出ています。ただ、HARMのように対向してくる 高速目標になると、砲の方が有効と考えられており、ボフォース 40mm「3P」弾やエリコン・コントラベスの35mmなどの速射砲が 対抗手段として上がっています。最終的にはファランクスの ようなクローズループロックオンによるCIWS的な兵器も考えられ ますが、これらを開発し、配備できるのはHARMを使用する側と 思われますので、なかなか実現には至らないでしょう。 (78 system) オハイオ級潜水艦が、24基の核ミサイル全部を一斉に発射したとします。 この時、オハイオ級のすぐそばに敵の巡洋艦や駆逐艦がいたら、発射された核ミサイル全部を打ち落とすことは可能でしょうか? 戦略原潜は敵の近寄れない海域で行動するので そういう状況が起こりうる可能性は低いですが もし海域、艦、支援、その他、かなり好条件が重なっても 相当困難なレベルでしょう (79 536) トマホークミサイルを原子力発電所に打ち込んだらメルトダウンなどは発生しますか? トマホークの威力じゃ、炉心までダメージ与えられないのでむり (79 617) 原子力発電所本体に爆弾を落とした場合、メルトダウン等の可能性も否定できません ので、アメリカが攻撃をする場合は、本体ではなく、重要な付属施設を破壊する予定だと いわれています。 (79 617) 米海軍のCIWSは劣化ウラン弾の使用を止めている、とのことですが、他の艦載砲や航空機での使用は続けているのか CIWS以外の艦砲や、海軍機の20mm機関砲ではもともとDU弾は使っていない。 (80 249) PAC3って、PAC2とは全然別物なんですか? 肝心かなめのミサイル本体がPAC2とは別物です (87 915) 日本には国内にレーダーサイトがありますが、ひとつひとつはどの程度の範囲を監視する事ができますか? 推定で結構です。 レーダーの有効探知距離は、公表されていません。 一般的には、水平線までの距離と考えて良いでしょう。 目標の飛行機の高度によっても、探知距離は変わってきます。 (98 538) レーダーの探知距離は、出力が十分にあり、相手のRCSが極端に低い(ステルス)場合以外は、 レーダーと目標の高度で決まると考えてもよいでしょう。 探知距離(km)=4.12 X √高度(m) だったかと。 レーダーの高度から水平線までの距離と、目標から水平線までの距離を足し合わせることになります。 例えばレーダーの高度が0mで、目標が1万mだったら、探知距離は412kmですね。 (98 546) 推定される有効探知距離を考えるとサイト同士の位置が近いような気がするんです。 一つレーダーサイトが壊されても穴をあかないようにという理由でしょうか? おっしゃる通り、攻撃を受けることもあれば、故障することもありますから。それに、そもそも 日本は平地が少ないので、電波の影になる部分が多く、その分、数を増やす必要があります。 また、複数サイトで探知すると精度が格段に向上します・・・はずなのですが、今のところ 日本ではレーダーサイトの情報をオンラインで統合し、合成されたデータとして配給するような 高級なシステムはなかったと思うので、この点についてはあまり関係ないでしょう。将来に期待。 (98 system) そう言う事も有るだろうし、 誤認避ける為にも複数で探知できる方が良いと思うけど。 より位置が明確に割り出せると厨房が素人予想 (98 588) 冷戦時代は核迎撃技術はなかったのかな? 大雑把な核迎撃技術はあったんじゃないの? ソ連にはABM(ガロッシュ)が配備されていたし、米国にもナイキ・ゼウスの様な開発 計画があったけど。 もっとも、ナイキ・ゼウスのミサイル防衛網構想(1959年)では20億ドルが毎年必要だと されてたようだけどね。 (102 85) それはあくまで計画です。技術じゃないですよ。 そういや、スターウォーズ計画ってのもありましたね。 (102 87) MDは戦略兵器との事ですが、たとえ命中率が1%でも、配備すれば、核保有国に対するプレッシャーたりうるのでしょうか? とりあえず大半の国民を安心させれます(虚構の安全だが) 効果はそれだけです。無いよりマシ程度です。 もしMDが本当に完成したら二分の一ぐらいは迎撃できるんじゃないかと考えます (実際は三分の一も撃墜できりゃいいとこだと思いますけどね) ついでに言うとMDはミサイルデフェンスのことです。 (105 124) MDの研究配備がはじまるまで日本などのアメリカ、ロシアを除く国は弾道ミサイルには無力であり、 狙われて打たれて首都が消滅するまでどこの国がミサイルを発射したか分からなかったのでしょうか。 冷戦当時の世界は現在よりはるかに単純でして、東京を狙うICBMを保有しているのはソ連のみですから 発射された時点でどこの国が撃ったか明白です 共産圏諸国にしても、自国にミサイルを打ち込む能力がある国は米英と、そしてソ連しか無かったのです (110 351) 核ミサイル迎撃ですが、近接信管の核ミサイルで迎撃すればいい気がするんですがどうでしょう? 核ミサイル撃ったら、近隣諸国はどうやって対空核なのか それとも先制核攻撃なのか判断するんでしょう? 第3次世界大戦を引き起こす可能性ありますね。 (113 585) 迎撃してる時点でそんなこといってられないと思いますが。 落ちたら消えるのは自分の都市ですし。 ミサイルが自国に向かってるのに それが通常弾頭かどうかを議論するほうがナンセンスです。 (113 587) 全面核戦争が前提で? その場合、対空核ミサイルはアメリカとロシアが首都周辺とICBM防衛用だけに保有しておりました ABM条約で検索して下さい (113 588) ABM条約で認めていたのは米ソ双方に1か所だけABM基地の建設を認めるという内容 首都近郊に造るか、ICBM基地周辺に造るかはそれぞれの政府に任された そしてソ連はモスクワ近郊のABM基地を最後まで維持したが(今もある?) アメリカは早々に放棄したんだよ (113 672) 飛んでくるミサイルを外したパトリオットミサイルが地面に落ちたら大変なことになりそうですが、実際にそういう被害はありえるのでしょうか? あります (115 205) 実際に外れたパトリオットミサイルが地上に落下して被害を出したケースもありますし、 せっかく目標に命中させても完全に弾頭部分を破壊できず、 そのままドカーンというケースもあります。 また、パトリオットに限らず、対空ミサイルや高角砲弾が地上に落下して被害を出すというのはよくあることで、 先のイラク戦争で「誤爆」と報道されたものの中にも、いくつかそのような事例が含まれていたようです。 (115 イスラエル国防相 ◆3RWR.afkME) 「パトリオット」が実際発射するにはレーダーの他にどういった機材が必要なのでしょうか? 発射機、レーダー、管制ステーションが必要です。 AWACSとの連携は確立されてなかったと思います。 (122 system ◆systemVXQ2) ※リンク先消滅、2004年時点の情報です 2011年までにMD体制の構築が完了したとして、イージスが撃てるSM-3は32発だけだと聞きました。しかし北朝鮮はノドンだけでも約200持っていて、中国になると1000近い弾道ミサイルを持っているので、MDは役に立たないのでは? 海自のイージス艦とは別に日本近海には常に米海軍のMD対応型イージス艦が複数遊弋しているでしょ。 200基のノドンを全部MDで迎撃なんて考えてないから。開戦直後最初の数十発をMDで迎撃、その間に北朝鮮のミサイル基地を攻撃して 地上で破壊というシナリオ。 中国が保有する弾道ミサイルのほとんど(700発以上)は射程300-600kmの短距離ミサイルで、これは日本まで届かない。 日本まで届くCSS-2やCSS-5は予備弾を含めても合計70発ほどとされる。 発射器の数(=同時発射できるミサイルの数)はさらに少ない。 それらは当然、日本以外の近隣諸国の都市を狙うための基地にも配備されているわけで、 日本を攻撃するために使えるのは、多くてもそのうち1/2~1/3ほど。 報復のための核抑止力を放棄して全部同時発射すると仮定しても、20発~30発が限度。 1000発のミサイルで飽和攻撃、ってのはただの妄想にすぎんよ。 (軍事板) パトリオットって射程短いからリアクションタイム短すぎる気がするんだけどその変どーなの? パトリオットの発射地点から着弾点が離れてたらパトリオットが届く前に着弾するのでは? 射程は短くとも、レーダー覆域まで短いわけではないので、システム作動するだけのリアクションタイムはあります。 (もちろん、そのことを含めて射程が決まってくる) また、リアクションタイムの余裕を確保するためにJADGEからキューイングデータを受領します。 着弾点が発射地点から離れていたら迎撃が不可能なのは当たり前ですが、発射地点を広げて、 防護範囲を広くするための手段が、今年度から取得されているPAC-3リモートランチ端末の取得です。 本当に可能かどうかの確認は、来年度の概算要求に入っているBMDシステムの総合検証 (JADGEの連接・運用開始によって検証可能になるので) (ミサイル防衛スレ13 60:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI) 自衛隊では地対空ミサイルパトリオットの事を「ペトリオット」と言うのはなぜですか? ペィトリァットだから。 pa・tri・ot [peitrit/pt-] (自衛隊板初質スレ13 734-735) ミサイルサイロに向かって飛んでくる弾道弾をCIWSやバルカン・ファランクスなどで近接防御することは可能ですか? 亜音速の対艦ミサイルが超音速になっただけで、迎撃困難とか騒がれるほどです。 その10倍以上の速度で真上から降ってくるミサイルを無誘導の銃弾で迎撃することは、 不可能です。弾丸の弾道を自己レーダーで捉えてミサイルとのずれを算出し、 補正をかけにいく段階で、すでに弾頭は到達しているでしょう。 亜音速の対艦ミサイル用としてすら、ファランクスのような機関砲では不十分として RAMのようなミサイルが配備され始めたわけです。現在では試用すら不可能な レベルの指向エネルギー兵器であれば、可能かも知れません。 (14 system) ???。巡航ミサイルも前面が強化されてるのでシュートダウン機能のある 戦闘機で迎撃せざるを得ないのに、超音速になったら迎撃用の戦闘機が駆け つけれないから困難といわれるんじゃ? 巡航ミサイルが超音速になっても相対速度はCIWSとでせいぜい 1.5km/s ところがICBMでは相対速度が5km/sくらい。相対速度の運動エネルギーは 10倍違う。しかもICBMは大気圏に入って高熱になって強度が落ちている。 巡航ミサイルは前面に装甲されれば当っても破壊できないが、相対速度の運動 エネルギーが10倍のICBMは当たれば破壊可能。 (14 Taiwan-channel) ミサイル迎撃の最大の困難は、破壊ではなく、命中です。高速のミサイルを追跡し、 対応してこちらの迎撃体を衝突針路に間に合うように持っていくことが最大の関門 なのです。 対艦ミサイル迎撃の破壊自体に関しては、改良されたファランクスの弾でOK、30mm なら申し分なし。当たれば大丈夫です。基本的に、狙ったとこに当たればたいていは 解決します。問題はいかに当てるかであり、間に合うように当てられるかなわけです。 とりあえず、質問板ではここまでとします。 (14 system) トマホークは歩兵携行型のミサイルや新世代の対空機関砲で落とせますか? これに関しては、携行SAMのスティンガーを車載化したアベンジャーの試験では トマホークを打ち落とすことに成功したらしい。 亜音速で飛ぶモノだから、目標付近に上手い具合にいて なおかつ上手い具合に事前に発見していて、 さらに携行SAMの針の穴をとおすような照準器で捕捉することができたのなら可能でしょう。 (83 68) 状況によりますが、落とせます(必ずではないことに注意) 対艦兵器としてはマッハ0.85は遅すぎるように思うのですが。 んなこたありません 恐らく使用時には、海面すれすれをとぶので、対応時間は短く 飽和攻撃をおこなうでしょうし、ECMも同時にかけるでしょう。 最近は海面すれすれを超音速で飛ぶステルス機能を持ったミサイルを迎撃することを前提として、対空ミサイルが配備されていますから・・・・・・。 地面を這い谷間を行くというのなら、まさしく対空機関砲の格好の的だと思います。 海面と、地上では条件がまったく違います 海面を飛ぶ巡航ミサイルと、山岳丘陵地帯を匍匐飛行するミサイルでは 探知する難しさが段違いです 後者は極めて探知がむずかしいです。 (83 85) 十分な量の対空機関砲があれば何とかなるのではないでしょうか? きそうな場所においておけば・・・・・・。 そうですけど結構大変ですよ 空は広いですし、多方向から来たら意味ないですし (83 107) 対空機関砲だけでトマホークを撃墜するのは非常に困難です。 発見~照準~射撃~修正~命中ってプロセスをたどるわけですが まず発見が難しいデス。匍匐飛行してくるわけですから、発見したと同時に あさっての方角に消えてしまうでしょう。 遠距離から発見出来るような平野部は通らないでしょうし。 それならレーダーで早期警戒すればいいんですが、トマホーク使うような相手 つまり米軍相手には、他の条件から難しいです。 (83 108) 不審船が発射したRPGを護衛艦のファランクスで対処する事は出来るのですか? 迎撃は多分無理。 機関砲の射程は大体1000m前後の目標を叩くのに対し、RPGの有効射程は300m前後。 (これが何を意味するのか考えるように) また弾頭が対艦ミサイルなどの比べて小さいのでなかなか難しいと思う。 もっとも、海上で発射した無誘導のロケット弾が 目標に命中する確率自体が極端に低いので弾頭迎撃の必要性があるのか… (86 926) ミサイル防衛の有人化は可能ですか? 相対速度が十数㌔毎秒にもなる弾道弾に対処する為にはナノ秒クラスの 操作が必要になる。 貴方の指はそんなに早く動かせるのか? (93 954) 目標が十数km/sで回避機動するわけじゃないんだから そこまでの反応速度は必要無いよ。 第一、ナノ秒しか猶予が無いならどんな高速コンピュータ使っても無理。 (93 966) といって目視でどうなる相対速度でもないですし、操作ミスや タイミングずれがあれば二度目のチャンスはナシ。機械から キューをもらって正確にボタン押すしか人間の役割がない事を 考えると、単なるデッドウェイトとして持ってもらいオモチャの 操縦桿を握らせといて無人ミサイルとして運用するしかないでしょう。 つまり自分で突っ込まれるのはけっこうですが、操縦はしないか、 してるつもりになるだけにしてください。できれば首だけ乗せるとかに できませんか? 最終段に何十kgも乗せられるのは迷惑なので。 (93 system) アシモブの短編に 952みたいな有人ミサイル構想があるぞ 近未来の軍事国家で暗算する方法を再発見した顛末を描いたヤシ また同じアイデアの使い回しで本の再発見を扱った作品もある (93 968) 自分の家などが空対地ミサイルや誘導爆弾、あるいは巡航ミサイルで狙われる場合、 自分で家庭用のアルミ箔を細かくしたのを周辺にばらまく(チャフの代用)とか 家の周辺で焚き火(フレアの代用)で防ぐ事はできるのでしょうか? 代用にはなります。 しかし現実的に防ぐのはほぼ不可能です。 アルミ箔を細かくするといってもレーダー波の波長を知らなければ効果的な妨害はできませんし、絶対的な量も必要です。 同様に、焚き火程度の炎ではミサイルのセンサーは誤魔化せません。 (95 ゆうか ◆9a1boPv5wk) その程度の設備投資で防げるならイラクはしてたと思う (95 310) 巡航ミサイルなら阻塞気球で防げます (95 315) 電磁波兵器でも作って広範囲に投射して核ミサイルの起爆を阻止するという案はどうよ? 初期の核弾頭は放射線で無効化されました。これは迎撃ミサイルの核弾頭に弱いという事よりも、 強固な目標に複数の弾頭を撃ち込んだ際に、二つ目の弾頭が作動しないかもしれないという理由から問題となり、 シールドが施されるようになりました。 そうなると、防衛側が自国上空で迎撃用核弾頭を起爆しても、 レーダーをはじめとする自国の電子装備を破壊するだけとなりかえって防衛力は低下します。 というわけで、核弾頭迎撃に核弾頭は使用されなくなりました。 実際には、至近距離で起爆すればシールドに打ち勝って核弾頭を無害化する事は可能だそうですが、 そこまで誘導する技術があれば、ダイレクトヒットまであとわずからしく、 上記の防衛網自殺というデメリットを考えるとやはり核での迎撃は割が合わないようです。 (95 system) 飛んでるテポドンに戦闘機で追い付いて撃ち落とす事ってできるの? テポドンの方が「ずっと」速いし空気のないとこ飛んだりしますから、 戦闘機が追いついたり撃ち落とすのは無理。発射場の上で旋回しながら 待ってたら、ひょっとしたら落とすチャンスあり。 (97 system) 湾岸戦争でパトリオットはスカッドを撃ちもらすことが多かったそうだけど 近接信管での爆薬の破裂では弾道ミサイルは迎撃できないの? 湾岸でのスカッド迎撃ミスは二通り。プログラムのミス(設定エラー)による大外れが一つと、 近接信管で試験なら「撃破成功」判定になるものが、現実には弾頭が生きたまま落ちてきたこと。 あと、起爆タイミングの遅れというのもあったような気がするが、メインではない。 近接信管で破片が十分追いつき、航空機なら撃墜、ミサイルでも操舵不能にできたはずなのだが、 再突入後の弾道ミサイルに操舵などありはせず、弾頭自体を破壊しない限り迎撃できないという戦訓を得た。 強化された弾頭相手では破片は効果が不確実なため、弾頭直撃を狙うことになった。 そのバックには、誘導技術の進歩により、多くのSAMが試験段階では直撃を果たすようになってきた、 という土台がある。近接信管がうまく働かないのではなく、破片弾頭では不十分というのが主な理由。 (363 924) 核ミサイルってEMP攻撃で無力化できないのだろうか。 日本が総停電してでも効果があるならやるべき。 北朝鮮のミサイルは分かりませんが、米ロのミサイルは、ABMが存在することを前提に開発されているので、 EMPでの無力化は不可能な可能性が高いです。 (ミサイル防衛スレ13 125:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI) 弾道ミサイルが日本列島の上空を通過するだけなら迎撃しては駄目なの? 改正された自衛隊法の82条の2では、 「弾道ミサイル等が我が国に飛来するおそれがあり、その落下による我が国領域における 人命又は財産に対する被害を防止するため必要があると認めるときは」 となっており、飛び越える場合は迎撃できません。 予め命じておく場合も同じ。 なお、「等」となっているので、ブースターなどが落下してくる場合は迎撃可能です。 (ミサイル防衛スレ13 323 名前:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI) 船舶や地上にミサイル迎撃レーザーを設置する計画などはありますか? レーザーか開発された直後から軍事用途への応用研究が始まっており、 70年代にはすでに空対空、地対空ハードキルのデモンストレーションが行われています。 しかし研究が進めど実用化時期は先延ばしされるのが常で、現在最も実用化に近いとされてるのがAL-1(空対空)とTHEL(地対空)です。 艦載CIWS用途も80年代以降かなり研究されており、IPS(統合電気推進)を行うDDXに将来的にはとかいう話はありますが、あまり期待は出来ません。 基本的にレーザーは低空で使うと大気の影響(減衰・ブルーミング等)で有効射程が大変短くなり、DEWとしてのメリットが減じます。 (518 126) 宇宙は構想ならあるんだけどね 弾道ミサイルの場合 まず、現行の出力のレーザーとなると、脆弱なブースト段階の弾道ミサイルしか狙えない (再突入時の弾頭は耐熱シールドで守られていて、生半可な出力ではどうにもならない) つまり地上配置となると、かなり遠くの弾道ミサイルの発射直後を狙う状況が多くなると思われるが、かなり大出力が必要になる レーザーは、出力を上げすぎると大気がプラズマ化するという問題があるので、単純に上げるのも簡単ではない おまけに水平線の向こうは当然狙えない 確かSDIの頃に、衛星や航空機からレーザーを反射させて射程を広げる計画があったと思うが(宇宙戦艦ヤマトのアレ)、 技術的に極めて難しい。ついでに、地上設置は気象条件が悪いと使えなくなる 海上なら移動出来るので、上記の問題はある程度緩和される とはいえ今度は揺れるという問題が出てきてしまうが・・・・・ 次は巡航ミサイル迎撃 巡航ミサイル自体は無人航空機なので、通常の対空兵器で対応できるわけで、 あえて巡航ミサイル迎撃にレーザーが使えると強調する意味はあんまり無い (巡航ミサイル防衛で問題になってるのは、巡航ミサイルの発見とインターセプターの誘導であって、最終段階の迎撃手段ではない) まあ例えばF-35に、将来的にはレーザー砲を積む話はある。巡航ミサイルに対しても使えるだろう (518 130) テポドン2を迎撃出来るミサイルは何ですか?SM-3で可能? 米ミサイル防衛の現段階 ttp //www1.linkclub.or.jp/~chi-tan/bmds/bmdconcept.html 長距離の図を見れば分かるけど飛翔中のを落とせるのは米本土防衛用のGBI。 コースとしては日本上空を通過してハワイ近海に着弾するだけなら、SM-3で迎撃は不可能。 北朝鮮は衛星を打ち上げたことにして、日米はMDのほぼ実戦に近い訓練ができ、 情報まで集められてラッキー。 ただこれは成功した場合だから、失敗してひょろひょろと落ちてくるものは SM-3かあるいは東北地方になんか落ちてきたらPAC-3の出番になる。 (テポドン二号スレ 685) テポドン2でもロフト軌道なら日本攻撃可能じゃないの? http //www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/balliticmissile.htm その場合高速で突入してくる弾頭をSM-3で迎撃可能なのか? 一応秒速8キロ弱で飛ぶ人工衛星にも直撃してるから、ミサイルが運良くSM-3のカバー範囲 (MRBM相手にするより相当狭くなりそうだが)に入ってくれれば撃ち落とせるんじゃない? (ミサイル防衛スレ14 475) THAADの編制は? 機動発射機4両とBM/C3I情報・射撃管制ステーション1基、 TMD-GBRレーダー・システム2基で1セットであってますか? ttp //www.globalsecurity.org/space/systems/thaad-deploy.htm 最後から二段落目 大隊は4個中隊から成り、 各中隊は発射機3、迎撃体24、Xバンドレーダー1、TFCCシステム1から構成される トラック・個人武器・発電機といった軍標準装備も与えられる 少なくとも、米軍の調達予定ではこの編制で行くようだ (546 374) ミサイルディフェンスの機能がなんでこんごう型に実装する事になったんでしょうか? レーダー、管制装置、発射装置を陸上に野戦展開すると、数キロ四方の土地が必要になるし、 場所を変えるのも大変。いつでも動かせるようにとか考えると道路インフラの制限内という 寸法重量の制約を受ける。 船ならクソ重い装備全部を載っけて要員まで付けても1隻に収まるし、海の上なら陸上では得がたい 「電波の邪魔する山だの建築物」が無い場所を選べる。 海が使えるなら海を使ったほうがいいけど、そうそう条件は揃わないのでペトリも開発しますが。 (546 592) ミサイル発射の準備ってすぐにわかるのでしょうか? 北朝鮮がミサイル発射の兆候などと度々報道されてますが、そもそも、弾道ミサイルってのは何日も準備が必要なほど、 発射までに時間がかかるものなんですかね? それなら、いざ戦争になっても、ミサイル発射の準備してる段階で爆撃機でも 飛ばして施設ごと破壊すれば、迎撃システムなんか不要な気がするのですが。 1)偵察衛星からの撮影、通信の傍受、スパイ、当事国からの意図的なリークetc 2)テポドンは液体燃料なので燃料の注入に時間がかかる。 それ以前に発射台への据付、整備点検にも時間が必要。 発射試験もしくは衛星の打ち上げならばなおのこと準備に時間をかける。 3)発射基地が攻撃機の到達可能な場所にあるとは限らない。 また攻撃のために打ち上げるなら偽装その他によって発射場所を隠すことは当然行うので、発射されるまでわからないというリスクはある。 (550 63) GBI相当の迎撃ミサイルを日本は開発できるのか? 既に技術研究本部はキネティック弾頭を自作している。後は大型ロケット ブースターと組み合わせるだけ。つまり技術的には直ぐにできる。 キネティック弾頭の研究というより、SM-3の日米共同開発として弾道ミサイル防衛用誘導弾技術の 研究をしているから実用化しているとは言えるな。 ttp //www.mod.go.jp/j/info/hyouka/19/jigo/honbun/07.pdf BMD用誘導弾技術の研究(平成11年度~平成18年度)では、海上配備型システムの迎撃ミサイルを対象とした 日米共同技術研究を行っており、当該ミサイルのうち主要な4つの構成品 (ノーズコーン、第2段ロケットモータ、キネティック弾頭、赤外線シーカ)を対象とした設計、試作及び試験を実施している。 ttp //www.mod.go.jp/j/news/2006/12/19.html 日本の開発担当分野はノーズコーン、第2段ロケットモータ、キネティック弾頭、赤外線シーカ。 (ミサイル防衛スレ14 832-847) イージス艦のレーダーはテポドン2を常時追跡出来るのか? こんごうのフェーズドアレイの最大探知距離はたった500kmと聞きましたが 仮に上昇中のテポドンを追跡していても高度500km以上に上昇すれば探知圏外に出てしまい、 再び高度が下がった所(突入時)で探知するというのでは、SM-3では迎撃が間に合わないのでは? イージス艦のレーダはSPY-1D以降、天頂方向への捜索能力が強化され、天空内の水平 視野100度の覆域を弾道弾捜索に必要な区域だけに出力を集中させる方法があるらしい。 その場合の最大探知距離は推定ベースと思われるが、1000km以上とのこと。 改修済みイージスだとMDモードで視程を926kmまで延ばせる。 ノーマルモードだと最大でも463kmだ。 ソースは世界の艦船。 (ミサイル防衛スレ15 408,430) テポドン2(2009年4月)の迎撃についての各軍事評論家の意見は? 江畑健介 「空襲やある特定の建物をねらって撃ってくるわけではなく、対策も取りづらい」 迎撃して撃墜の可否はともかく、都心にも迎撃システムがあるため、「万一、都心に向かってきても撃ち落とせるだろう」 岡部いさく 本来は正常に飛んでくるミサイルを迎撃するシステムなんですけれども、今回はその、事故とか異常を起こした、 想定外のミサイルを目標にしなきゃならない。ですから、迎撃するといっても、特にSM-3にとっては、 いろいろ未知な部分があるっていうことはいえるでしょうね 兵頭二十八 加速しながら垂直に上昇する弾頭をABSで迎撃するようなアルゴリズムを書くことはできない 佐藤守 当たる当たらないは稚拙な議論 小川和久 速度が遅いブースト段階ならほぼ100パーセント迎撃可能だ。ミッドコースは迎撃のタイミングが極めて限られ、 終末段階の迎撃はパトリオット(PAC)3の射程が短いなどの制約から不確実性が高い 神浦元彰 PAC3の守備範囲は2km。当たりっこない。 (ミサイル防衛スレ16 356) 評論家たちの意見は本当なの? とりあえず本当のとこはやってみなければわからないってとこでしょう。 ただし全員が矛盾したことを言ってるかというわけではない。 総論としてSM-3(イージス艦に搭載してるミサイル)は試験では好成績だけど 実戦経験が無いからどれだけ確実に迎撃できるかは未知数。 PAC-3は実戦経験もあるし結構期待はできるけど射程が短いってのが問題。 ただし東京都心についてはきっちりカバーされてる。 あと北朝鮮のいう衛星が予定通り飛べば日本のはるか上空を通過するからSM-3では迎撃不可能だし、 (日本に飛んでくるような弾道ミサイルには対処可能だから性能不足ってわけではない) PAC-3の射程に入ってくることもない。 こんな認識ならだいたい間違ってないはず。 (ミサイル防衛スレ16 364) THAADと言うSM-3と同じ大気圏外での迎撃を目的とする別物のミサイルをあえて開発する理由は何なのでしょうか? SM-3の解説を見ると船上以外に陸上でも(軽量化等の変更で)問題無く使い回せる気がするのですが、 実際にスティンガーの様に色々な場所で使い回している兵器もありますよね。 SM-3の方が「艦船に搭載する」「イージスシステム(というか、VLS)に搭載する」 「現行のSM-2(スタンダードSAM )と互換性を持たせる」という目的のために 数々の制約がかかってる。 尚パトリオットのPAC-3も同様に「パトリオットSAMシステムで使えるように 互換性を待たせる」ということから大きな制約がかかってる。 専用のシステムとして一から開発でき、地上配備で地上運用以外しないなら それらの制約を受けないものを開発する方がよりベスト。 (338 573) NMDとイージスシステムの違いはなんですか? そう、確かにどちらも「ミサイルを撃ち落とす」ためのものですが、 前者が狙うのは大陸間弾道弾などの戦略ミサイル、後者は主に空母や艦隊を狙う対艦ミサイルです。 NMD(National Missile Deffence)は今日単にMD(Missile Deffence)と呼ばれています。 ちなみに、MD構想の一部として、イージスシステムを利用して弾道弾を迎撃する計画もあります。 (24 297) NMDは「本土ミサイル防衛システム」です。 米国に落ちてくる弾道弾をミサイルで迎撃しようというシステムです。 これに対してイージスシステムは、艦隊に仕掛けられる対艦ミサイルの飽和攻撃に対して 複数のミサイルを同時誘導して対処しようというシステムです。 (36 名無し軍曹) MDの開発状況(迎撃段階別)を教えてください ◆◆ブースト段階◆◆ ○ABL レーザーで弾体表面にダメージを与えることで、圧力負荷に耐えられないようにする兵器。 試作機の機体は02年7月に初飛行。 レーザーモジュールは04年11月に地上試射を実施。その後も数十回の試射が行われている。 06年秋にロールアウト、現在各種テストを実施中。 07年2月に追跡レーザーの空中発射テストを実施、同8月にNC-135Eを標的とした照射実験に成功した。 すでに実験機への艤装を終え、08年度はCOILレーザーのテストを重ねる予定で、本格的な迎撃実験は09年を予定。 エアボーンレーザー、模擬弾道ミサイルを標的にした発射実験に成功 - Technobahn ttp //www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200812031332 ABLの地上試験が成功。ただし迎撃実験は2009年秋まで延期 ttp //www.mda.mil/mdalink/pdf/08news0089.pdf ○KEI(Kinetic Energy Missile Interceptor) 地上(TEL)発射・海上発射型の3段式迎撃ミサイル。 大気圏外での初期段階迎撃を目的とし、最高12000mph(秒速約5.36km)まで加速。 地上発射式はC-17に搭載可能としている。 06年1月に1段目、9月に2段目の燃焼実験を成功し、08年に飛翔実験を予定している。 ◆◆中間コース段階◆◆ ○GBI ICBMから米本土を防衛する為に開発中の地上発射型3段式迎撃ミサイル。 現在、アラスカ州フォート・グリーリー(15基)とカリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地(2基)に配備中。 99年からの実験は7回成功、4回失敗。最新の実験は07年9月28日に行われ、成功した。 北朝鮮のミサイル発射実験の際に「実戦モード」になったが、テポドン2が発射直後に分解・墜落した事もあり、出番は無かった。 現在ポーランドに発射基地建設を計画中、本土配備分も年10発弱ずつ増強する予定。 ○SM-3 迎撃実験は9回中8回(「こんごう」分含まず)成功しており、実戦配備と平行しつつ更なる実験を進めている。 05年11月のFTM-04-2(FM-8)では「SM-3ブロック1」を用い、初めて中距離弾頭分離型標的(ノドンタイプ)の迎撃を成功させた。 06年06月のFTM-10では「SM-3ブロック1A」を用い、一発目の迎撃が失敗したと想定、別の艦から2発目を発射・成功している。 07年には2回(FTM-11[再試行]・FTM-12)行い、2回とも成功している。 07年11月の段階で迎撃能力のある艦が10隻・探知能力のみ(LRS T)の艦が6隻程度とされている。 海上自衛隊のイージス艦「こんごう」がSM-3ブロック1Aの発射迎撃能力を獲得し、 07年12月にハワイ沖で中距離弾頭分離型標的(ノドンタイプ)の迎撃を成功させた。 今後”ちょうかい→みょうこう→きりしま”の順に毎年1隻ずつ改修する予定。 ブロック1Aの赤外線センサーを2波長化したブロック1Bを開発中である。 SM-3ブロック1を発展させたSM-3ブロック2を日米共同で研究開発中。 06年3月に日本側製作のノーズコーンの分離実験に成功、12月には防衛省で弾頭の機動実験をしている。 ttp //www.mod.go.jp/j/news/2006/12/19.html 08年2月、アメリカ海軍は制御不能に陥った偵察衛星をSM-3ブロック1Aを用いて高度約247kmで迎撃に成功。 ttp //www.navy.mil/search/display.asp?story_id=35114 08年11月のJFTM-2で”ちょうかい”が発射したSM-3は標的への衝突最終段階で標的を見失い迎撃失敗。 ttp //www.mda.mil/mdalink/pdf/08news0087.pdf 衛星迎撃成功のプレスリリース ttp //www.navy.mil/search/display.asp?story_id=35114 SM-3による迎撃実験の結果一覧 ttp //www.mda.mil/mdalink/pdf/aegis_tests.pdf ◆◆終末段階◆◆ ○THAAD 終末高々度地域防空ミサイル 95年4月から99年3月まで6回続けて迎撃実験に失敗した後、99年6月と8月に迎撃に成功したが システムを見直し再設計される事に。 実験再開後、06年7月,07年1月,3月、10月と中間圏(50~80km)で非分離型ミサイルの迎撃に成功している。 構成品の一つある移動式レーダー(FBX-T)をAN/TPY-2として制式化、 前方展開用として日本の車力基地に初配備された。 当初予定より大幅に遅れたが、MDAはブロック2008(08~09年内)までに1個中隊分を配備するとしている。 09年3月17日、FTT-10AにてTHAADが迎撃に成功。目標は射程1000km前後、弾頭分離型とのこと ttp //www.kojii.net/news/news090320.html ttp //www.mda.mil/mdalink/pdf/09news0003.pdf ○PAC-3 野戦部隊・基地等の拠点防空用ミサイル すでに実用化され、配備・運用が始まっている。 迎撃実験は継続中。 イラク戦争で2発のSRBMに対して4発のPAC-3を発射、すべて撃墜。 全体では9発のSRBMに対して計22発のPAC-2(改良型),3を発射、すべて破壊に成功。 (※ttp //www.me-monitor.com/files/The%20missile%20campaign%20during%20Operation%20Iraqi%20Freedom.htm) 同戦争では英軍のトーネード(種類不明)、米海軍のF/A-18(PAC-3)への誤射が発生、更に米空軍のF-16に 敵軍のSAMと間違われてHARMを撃たれ、レーダーに被害を受けるという事件も発生した。 07年3月末に自衛隊として初のPAC-3システムが入間基地に配備された。 日本では2010年までに四大都市圏の高射部隊へ配備、その後も全国の部隊へ随時配備するとしている。 欧米共同プロジェクトのMEADSでは、PAC-3ミサイルと発射機を改良して空輸展開しやすくし、 ホークや既存のペトリオットを置き換える予定。 自衛隊は08年度に米国でPAC-3での迎撃訓練を行なう予定。 ○SM-2 ブロックIV 01年頃に"ブロックIVA"キャンセル→SM-3へ移行と考えられてたが、SM-3との多層化&既存の 100近いブロックIV型ミサイルの活用策として"ブロックIV"が復活。 06年5月、アロー(イスラエル)に似た弾頭を採用した"改修型"SM-2ブロックIVにてSRBM型標的弾の迎撃実験に成功。 今後、海軍予算(MDAでなく)で既存の弾頭を同様に改修し、対SRBM用として再配備するとともに、 2014年度ごろまでに後継の大気圏内迎撃用 新型ミサイルを開発する予定。 <<参考>> ttp //fas.org/sgp/crs/weapons/RL33745.pdf ↑の"Aegis BMD Sea-Based terminal Program"の項 ◆◆その他◆◆ ○アローミサイル 米国/イスラエル共同開発の短距離~中距離用移動式迎撃ミサイル 弾頭は直撃タイプでなく特殊な破片効果だが、このシステムはSM-2ブロックIV(改良版)にも採用されている。 1988年から着手,00年から運用開始、高い迎撃確率を誇るとされ、04年には米国でスカッドの迎撃実験にも成功している。 中東・イラン情勢の変化を受けてか、最近頻繁に改良と実験を行なっている。 ○S-300V(SA-12A/B)・S-300VM(Antey 2500)ミサイル ロシア製の地対空ミサイルで、2種類の射程の異なるミサイルを使用。 同じS-300シリーズであるS-300P系列/艦載用S-300Fとは、開発企業から構成機材まで大幅に異なるため互換性はないとされる。 装軌式,3種類のレーダー,ミサイルも最大で長さ8.5m/直径0.9m/質量4500kgと、かなり巨大なシステムになっている。 誘導方式はS-300VがSARH・S-300VMがTVMと異なり、弾頭はアローと同じく爆発による破片効果。 アローに似たシステムだが射程はより長く、SAMとしてステルス機や巡航ミサイル等にも対処可能などと言われているが、命中精度や実験結果等のデータは不明。 中国がS-300Vを保有しているとの話があるが詳細不明。 インドはS-300VMの購入契約を結んだ模様。 ttp //www.nti.org/e_research/profiles/India/Missile/1931_2025.html <<参考>> ttp //en.wikipedia.org/wiki/S-300VM ttp //www.ausairpower.net/APA-Giant-Gladiator.html (ミサイル防衛スレ15 3-9) MDは巡航ミサイルに対応できないというのは本当ですか? 潜水艦発射型の巡航ミサイルには今のところ対応が難しい。 日本本土から200kmぐらいまで接近してミサイルを撃たれると着弾まで10数分。F-15Jの迎撃も間に合わない。 巡航ミサイルは海面すれすれを飛行するのでイージスでも水平線の向こうにいれば役に立たないし。 PAC-3だけが頼りなわけだが、PAC-3は射程わずか20kmで日本の海岸線全てをカバーするだけ配備する予定も無い。 P-3Cなどで予め潜水艦を探知すれば良いのだが、日本本土周辺の海域全てをカバーするのは難しいかと。 結局、未来の話になるがABLの発展形のタイプで「発見即破壊」を可能にするしかないかと。 それでも攻撃側はミサイルのステルス化などで対抗してくるからイタチごっこになる可能性が大だが。 (軍事板) MDはアメリカを守るためのものという説は事実? シャイローが搭載するスタンダードSM-3ブロック1は,射程1,300km程度の弾道ミサイル,つまり北朝鮮のノドンや同級のミサイルに対する迎撃が可能なもので,逆に言えばICBMには対処できない. 射程1,300km級の弾道ミサイルはアメリカ本土に対しては何ら脅威にならないので,SM-3ブロック1をイージス艦に搭載して横須賀に配備するのは,アメリカ軍は自軍の防衛に直接関係ないミサイル防衛能力を日本に展開するということになる. (岡部いさく 『航空ファン』 2006年7月号) 自衛隊が装備するペトリオットは「弾頭」は迎撃できない? それはブースターごと落っこちてきたスカッドと違い、弾頭だけ落ちてくると、 補足が難しく的が小さい、なにより近接信管で爆発した破片では強固に防護された弾頭の無力化が難しい。 (だからダイレクトヒットトウキルを狙ったPAC-3とか開発された) 結局 いかにPAC-2で弾道弾対処能力を付加したとは言え、PAC-2までのパトリオットは基本的に対航空機用のミサイル、 湾岸戦争当初言われたほどの弾道弾迎撃能力は無かったって話。 (47 198) 防空火器の、索敵/追跡装置に、パッシブ赤外線センサーを使えないかな。 対空システムの「昼夜間電子光学装置」と 書いてあるものは基本的にすべて策敵追跡用のパッシブ赤外センサーだと 思ってください。つまり、広範に実用化されてます。 (52 154) AMD構想って迎撃するミサイルの近くでクラスター爆弾や散弾銃のようにすれば命中精度飛躍的に上がると思うんだけどどう? 湾岸戦争でそれに近い方法で敵を落とす(敵の近くで爆発して破片で撃破)パトリオットが スカッド迎撃に使用されましたが、結局弾頭は破壊できずそのまま落ちて被害がでました。 このため、現在進められている弾道ミサイル防衛構想は、ミサイルに直撃することによって 完全に破壊する方法で研究が進められています。 (55 765) ジャミングについてなんですが、ミサイル側が2-3種類の周波数を不規則に切り替えて使うシステムならば無効に思うんですが? 周波数アジャイル方式といって、実用化済みだったと。 (ミサイルの誘導に使われているかどうかは未確認) 対抗手段としては、お察しのとおり広帯域妨害(バラージ・ジャミング)をかけます。 (57 社 聖 ◆DASH/8Egy6) バラージジャミングですが、レーダージャミング以外にデジタル通信リンクも妨害可能なんでしょうか。 理論的には十分な出力を持つホワイトノイズ(バラージジャミング)は すべての通信を妨害できます。実際には、広帯域のデジタル通信リンクを 完全に妨害するには実用不可能なレベルの出力が必要となります。 あとは通信の抗堪性次第で、速度を多少犠牲にして誤り訂正をしっかり 作り込んであれば、かなり妨害を受けにくくなります。 (58 74) 近接信管で弾道ミサイルを確実に迎撃できるのでしょうか? イスラエルは可能と判断したようです。もしかしたら核弾頭を使う気 なのかもしれません。 (58 202) イスラエルのアローミサイル(対弾道ミサイル)を日本にも導入するメリットはあるのでしょうか。 常識的にはレーダーなどのシステムからまったく違う、で破片弾頭のアローシステムより パトリオットのアップグレードやスタンダードミサイルの直撃型といった米べったりの システムの方が、ムダがないし、政治的にも軍事的にも有利でしょう。アローを導入する 意義はありません。 (61 system) 開発中のSM-3の多弾頭型でもICBMの迎撃は不可能なのですか? 艦載サイズ(VLSに入るサイズ)の対空ミサイルではほぼ無理なのでしょうか? 何しろモノが開発中なので、 前提として開発が予定通りにいけば、ということで 日米共同開発の次世代SM-3(ブロック2A)はICBM迎撃能力を持つ予定 ミサイル防衛局の副局長が、ICBM対処も狙って開発していると明言している 米が開発中の多弾頭迎撃体(MKV)について 開発時期と、プラットフォームにGBIが候補になっていることを考えると、同じくICBM対処能力を持つはず 弾頭そのものは大きな軌道ができないから、迎撃能力にはミサイル側の性能も大きく影響するだろう (482 777) アメリカはよく「MDのミサイルはロシアを対象にしていない」って言ってますが額面どうりに受け取っていいですか? たかだか何発かを他国に持ち込んでもロシアのICBMには対抗できないと思うのですが技術的はどうなのでしょうか? 本当にイランとかに対抗してるんですか? 今のところは本当。 まず第一に、MDの迎撃ミサイル(特に、ICBMに対応可能なGBI)はごく少数でロシアには量的に対応できない 歴史的に見ても、MDはSDIのような「大国間の全面核戦争に対応する」という構想から 「少数の突発的な弾道弾攻撃に対応する」という方向に進んできている (まあSDIみたいなものは技術的に無茶だったということもある) その点からしても、現在のMDはロシアを対象にはしていない もちろん、今後方針が変わることはありえるかもしれない 本当にイランとかに対抗してるんですか? 弾道弾は通常弾頭でも戦略的な影響力は無視できないし、まして核弾頭となるとなかなか面倒なことになる。 東欧のMD基地は、イランの弾道弾から欧米ひいては米本土を守るためだとするのが米の主張 米は、イランの弾道弾技術が向上していけば、近未来にはそれぐらいの射程も手にするだろうとの予測をしている(ラムズフェルド報告) (496 81) MDってミサイルの打ち上げ段階、ブーストフェイズで迎撃するかどうか決めるんじゃないの? ミサイルの方向もだいたいわかるし。 ミッド・コースフェイズになればおよその着弾地点もわかるかもしれないけど、短距離弾道弾相手では間に合わないのでは? ブーストフェイズ、つまり加速中は、その時点での最低の射距離と方向は分かりますが、 そのその先どこまで飛ぶかは分かりません。 (理論的には、その後に姿勢を変更して方向を変えたりできますが、普通はしません) (重力ターンもあるが) ある時点での予想着弾点が日本の領域だったとしても、その後も加速を継続して日本を飛び越える可能性がある (衛星になる可能性も)ので加速が終了しないと、法的(82条の2)には迎撃できません。 (防衛出動が出れば別) 加速中でも、恐れがあると解釈してミサイル発射できないことはないかも知れませんが、予想着弾点 が日本の領域から出たら、迎撃中のミサイルを自爆させなければならなくなります。 特にイージスで迎撃する場合は、SRBMに対するリアクションタイムの問題はありますが、現実問題としてみると、 SRBMでは日本にほとんど届かないので立法段階で考慮からはずされたのではないでしょうか。 (ミサイル防衛スレ13 325:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI) 日本の上空で一発でも核爆発が起きたら電磁パルス(EMP)でMDが無力化されるんでは? 1発目を経路の途中でわざと爆発させてEMPを起こし、本命の2発を打ち込んでくることにMDが対応できるのか? 検索したらこんな記事が出てきたし http //www.yukan-fuji.com/archives/2008/02/post_12796.html EMPの影響範囲が日本だけでおさまるとでも? 日本近海上空でEMPのために核爆発なんて起こしたら、中国・ロシア・北朝鮮・韓国も 間違いなく同じような被害を受けるが? アメリカが太平洋上の宇宙空間で炸裂させた水爆のせいで、千数百キロ離れたハワイで 大停電が起きたんだが・・・ まあこの辺の国が、日本のMDを無力化するために自国の電気・通信インフラまで犠牲に するようなイカれた国ならやりかねんけど。 (ミサイル防衛スレ13 354) EMP対策は当然、してる。弾道ミサイルのほうも、核電磁パルスによる兄弟殺しを 避ける為にある程度の電磁防御は施されている。トーポリはその辺も売り。 (ミサイル防衛スレ13 365) ヘタにEMPかますと、報復で放たれるであろう相手国弾道弾に対し無防備になるしな。 EMP対策と言ったってレーダーが壊れなくなった、程度のものだ。 電磁波飽和状態続いている限り自分のレーダーも使えなくなり、S-300さえもぶっ放せなくなる。 賭けにしては危なすぎるな。 (ミサイル防衛スレ13 370) 核爆発程度で機能不全になってたら軍事衛星の意味がないだろ・・・・・ MILSTARとかは対障害性を高めてあった 逆に冷戦後は、今度は「通信速度に問題がある」とか言われていたが (ミサイル防衛スレ13 375) リンクされてる夕刊フジBLOGにも、「軍の装備には耐EMP対策を施した」と 書かれているみたいですね。 EMPは特に難しいことをしなくても、しっかりとアースを取った シェルターの中に入れておけば大丈夫です。 露出している空中線部は、保護回路が必要です。 民間企業のサイトですが参考に http //www.comcraft.co.jp/products/polyphaser/poly11.html (ミサイル防衛スレ13 405,数多久遠 ◆0rtxwIjHlI) 日本のMDはノドン迎撃専門なの? 自衛隊はSM-3BLOCK2Bの配備を行う方針を既に固めてある。 これはMKVと呼ばれる多弾頭迎撃システムで、単弾頭のノドン相手には必要が無い。 つまり既に自衛隊は中国のミサイルを相手にする予定でいる。 (ミサイル防衛スレ14 832) SM-3のBlock IIAってGBIくらいの射程と高度がある予定なの? ブロック2Bまで長距離弾道ミサイル対策は難しい ブロック2Aは中距離&潜水艦発射ミサイル対応予定 まぁ長距離弾道ミサイルを何百発も持つ国なんざそうないから安心をし SM-3には、現在実用化試験中のブロック(Block)Iの他、オトリなどの識別能力を向上させるため、赤外線シーカーを改良。 さらに、ロケット・モーターなども改良して、最終段階での速度を秒速4km以上に向上させ、長距離弾道ミサイルにも対応可能とする、 ブロックIIなども開発中。 Block II 2・3段目ロケット・モーターの直径を53cmに拡大、終末速度を向上し、迎撃範囲を広げる。 Block IIA ロケット・モーターの改良により更に速度向上 (ミサイル防衛スレ14 849,850) 弾道ミサイルが発射された場合にSM-3で迎撃可能な時間内に日本の領域内に着弾する軌道かどうか判別する事は可能なのでしょうか? 結構面倒な問題ですね。 ブースト・フェーズ/ポストブースト・フェーズが終了した時点で軌道は確定するので、落下地点も推測できます。 そしてそれを継続的に監視追跡する能力がなければMD自体が成り立ちません。 しかし加速の停止を観測したとしても、以降下段の切り離し上段の再加速が有るかも知れません。 衛星打上げですと、機体構成にもよりますが最終段の加速タイミングは結構遅れるかもしれません。 しかしテポドン2の場合ですと、日本近辺に到達するのは第一段加速終了時点くらいですので、比較的早い時点で判断が付きそうです。 (552 136) MDでは本物の弾頭とデコイをどうやって見分けるのか? MDでICBM級のミッドコースにおけるデコイ識別が可能としているのは、微弱な空気抵抗による軌道変化を識別できるから IRセンサによる識別もするけどそれは結構接近してから。 レーダによる軌道追尾の段階では(良く出来たデコイは)軌道要素の変化ぐらいしか識別の手段が無い。 正しく弾頭にランデブーするためには軌道変化の段階でデコイ見分けられないといけない。 成層圏が50kmまでぐらい、中間圏が90kmまでぐらいで、熱圏が1000kmぐらいまでだよ。 短時間で物体の運動に影響を及ぼしうるだけの密度の大気があるのはせいぜい高度100kmとかそのレベルまで。 (ミサイル防衛スレ15 797,804,855) ゲリコマでMDを無力化される恐れはないの? ゲリコマでイージスをどうにかするのは無理ですが、 PAC-3の方は警備する方が困難です。 陣地周辺は高射隊でも警備できますが、 RPGなど近距離で使用される火器による攻撃を防止できるだけ。 最大の脅威はそれをアウトレンジされるATMと対物狙撃銃 高射隊は人数が少ないので周辺ビルまでは無理 最低でも治安出動がでていれば陸自が警備できますが、 それこそ無数の検問を設けなければ、完全に阻止することは無理です。 そんな事態が予想される状況では、 陸自もPAC-3だけ防護すれば良いはずはないので、 実際問題として完全な防止は困難です。 自衛隊は想定してないわけではないですが、できることには限界もあります。 (ミサイル防衛20 数多久遠 ◆0rtxwIjHlI) もし携帯式ミサイルでパイプラインを攻撃されたらどうやって防ぐのですか? 防ぐより、いかに早く直すかを考えたほうが早い。 (俺初質スレ432 496) 防ぐとしたら、そういうテロ活動しそうな連中を、事前に組織ごと潰しておくしかないな。 いつどこで破壊活動があるかの事前情報がないと、もしくは射程圏内に関係者以外立ち入り禁止にするか。 妨害装置なんて無意味だし、テロリストも破壊箇所の情報仕入れて対策するだろう。 (俺初質スレ432 500) パイプラインを鉄道に置き換えて考えてみれば、単線でなく複線にする事で1箇所破壊されても、他のラインで輸送を継続できる。 またはミサイル食らっても問題ないように、パイプを鉄筋コンクリートのトンネルで囲むとか、地下に設置してもいい。 広範囲の剥き出しパイプを警備するより、確実で効果的だろう。 (俺初質スレ432 509) MDとABMの違いを教えてください 最大の違いはABMが米ソの交わしたABM条約により首都防衛の為の1カ所とICBM基地の為の1カ所の 計2カ所しか設置を認めなかったのと、(1974年からは首都防衛の1カ所のみ)弾頭数も100発までで、 移動式基地(艦船とか人工衛星)は禁止されていましたし、ABMシステム自体も古く、そのレーダーの多くは ロシアに向いたものばかりで、最近の北朝鮮のテポドンをはじめとするロシア以外の弾道ミサイルの 脅威が高まった為、イージス艦やABL等様々なプラットホームを使用できるNMDに移行することになりました。、そして洋上にフェイズドア レイレーダーを配置する為に必要性もあり、2001年12月アメリカはABM条約を 脱退したのです。 まぁ条約自体抜けが多かったのもありますが(;^^ 故にABMはレーダーを含む発射システム自体が固定されているのがABM。 様々なプラットフォーム(艦船・航空機・人工衛星等)に対弾道ミサイル迎撃システムを持ち 移動型レーダーをも備えるのがMD。と解釈してもよいのではないでしょうか。 (198 918-920)
https://w.atwiki.jp/pawapuro12/pages/610.html
ミサイル SOPHIA 352様より あああ じくあ ぐびあ むずの えなな せへい くぞあ ろけま りだび ぎぐら ろぐほ けよち えゆう ふみど すせら おがぶ ほほど じえぼ もぬに はめぬ つあと つでね わるじ ばいね けねこ めうの げばて めこつ ずめて だぜめ このあ なあぬ よそろ こめび ぜいす をぶま ごとす をこそ ぜじち すじす にぼけ
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/257.html
「弾道弾」の定義とはどんなものでしょうか? パーシングIIの事実上の後継ってなんでしょ? ICBMみたいな大型の弾道ミサイルってありますね?あれって試射とかどうやって行っていたんでしょう? 旧式の弾道ミサイルとか液体燃料を使用しているものがありますが液体燃料やその他の準備を行い、発射可能になるにはどのくらいの時間が必要なんでしょう? 中国のミサイルってニューヨークまでとどくのってあるのれすか? V1とV2は何が違うのですか? WW2のドイツにV2以上の弾道ミサイルの開発計画はあったのですか? もしICBMを持ってる国どうしで戦争して、どちらかが先にICBM撃ったら、もうかたほうも撃ち返して二国とその周辺があぼーんするってことですよね? イスラエルの保有する弾道ミサイルについても知りたいです。 ICBMって平壌を狙ったつもりなのにソウルにおちるっつーことはありえますか? 短距離も中距離も弾道ミサイルと呼ぶのでしょうか? 長距離弾道ミサイル(ICBM、SLBMなど)の照準はどのようにして行うのでしょうか 旧式のアトラス(液体燃料)のサイトはホットランチでしたが再利用は可能なんでしょうか? 北朝鮮のノドンミサイルって時速何kmで飛びますか? 弾道ミサイルと人工衛星打ち上げ用ロケットの関係について教えて下さい。 V2ロケットはろくなコンピュータの無い時代、よくロケットを飛ばせたと思うのですが、どうやってロンドンまで誘導できたんですか? 大陸間弾道弾の最終的な速度はマッハ30にも達するとありますが、これほどの高速で燃え尽きたりしないのでしょうか? ノドン・テポドンともに燃料注入に2~3日かかるタイプのミサイルなのでしょうか? ノドンはいつも雨ざらしの状態で、どこかの発射台に燃料が空の状態でくくりつけられているのでしょうか? ノドン及びテポドンの推力重量が分かる方教えて下さい。 弾道ミサイルってどうやって飛行をコントロールするんですか? ミサイルなど誘導兵器類は弾体前部が誘導装置で炸薬は真ん中に搭載されていますが先っぽに炸薬を搭載する場合と比べて目標に対する破壊力は劣らないのでしょうか? 弾道ミサイルで空母を撃てば迎撃できないんじゃないでしょうか? 旧ソ連のSS18の液体燃料って有毒だと言うんですが、実際何積めているんですか。 弾道ミサイルの威力は、どのぐらいですか? ノドン テポドンを1段目だけで運用不能な理由があるのですか? 北朝鮮のノドン・テポドンについて、目標まで誘導って出来るんですか? ノドンの投射重量って1t有るの? 実戦配備されたICBMとかIRBMはサイロとか潜水艦のなかで使用期限とか耐用年数についてどなたかご存知ですか? ICBMクラスの射程距離を持つ弾道弾を同経度より西側へ向けて発射する事はできますか? ノドン、テポドンは米英がかってに付けた名前と聞きました。本当のこれら兵器の名前はなんというのでしょうか? 弾道ミサイルはどれくらいの速さなんですか? 弾道ミサイルの空中発射なんて、実用化されているんですか? どうして自衛隊は弾道ミサイルをもって無いんですか? 中国のミサイルは原型はスカッドBなのでしょうか? 衛星打ち上げ用のロケットは、打ち上げ失敗が結構有りますが ATACMSとかランスあたりは『ロケット弾』に含むのだろうか? 宇宙船の場合は円錐形の底の部分が前を向いて飛行しますが、弾道ミサイルの大気圏再突入体はどちらが前なのでしょうか? 弾道ミサイルのMaRV、MIRV、MRVの意味の違いがわかりません どこかの国が潜水艦から弾道ミサイルを撃った場合、どうやって着弾する前に発射した国を特定するのですか? 水素酸素ロケットは弾道ミサイルに向かないそうですが? NASAのロケット打ち上げみたいに弾道ミサイルも膨大なチェックリストや当日の天気などを見て何度も発射時期を延期するのでしょうか? ICBMの最大速度は? ICBMの配備は意味ありますか?領海のある国なら、SLBMに全部置き換えればいいのでは? アメリカが、最新鋭のピースキーパーを退役させ、旧式のミニットマンを現役に留まらせたのは何故ですか? H2Aは弾道ミサイルとして転用出来る? ピースキーパーってミサイルはサイロを傷めないように一度射出して点火するんですよね? 潜水艦以外の艦艇から発射する弾道ミサイルってないの? MIRVには個々の弾頭にエンジン(モータ?)が付いているのでしょうか? 何故、日本政府は弾道弾を開発しないんですか? 弾道ミサイルの燃料になぜ硝酸などの酸化剤が必要なんですか? テポドンが燃料として使ってるヒドラジンには毒性があるというのは本当? アメリカのSLBMは液体燃料は使ってなかったんですか? 弾道ミサイルの移動式と固定サイロ式のメリット、デメリットを教えて下さい。 衛星用のロケットは打ち上げ失敗が結構有りますが、ICBMやSLBMも同じくらいの確立で失敗すると考えても良いのでしょうか? 巡航ミサイルと弾道ミサイルはどういうふうに使い分けるんですか? 中国の対艦弾道ミサイル配備で、米第7艦隊は中国の沿海2000km以内に近づけなくなると言われていますが、本当ですか。 V-2ロケットが実際に軍艦から発射された事はあるのか? テポドン2はICBMに含まれる? 現在の弾道ミサイルは特定の建物(ビルとか)に命中するくらいの精度ですか 「弾道弾」の定義とはどんなものでしょうか? その名の通り、”弾道”を描くコースを取って目標(地点)に向かうのが”弾道弾”。 ”弾道”とはなにかはぐぐってみてください。 巡航ミサイルとはまったく違うものです>弾道弾 (97 565) 大まかな定義だと、弾道飛行するのが弾道ミサイル。 燃料は弾道飛行経路の頂点に達するまでに使い切ります。 逆に巡航ミサイルは目標に命中するまでの飛び続ける間、燃料を噴射し続けます。 広義の意味での巡航ミサイルは対戦車ミサイル、対空ミサイル、対艦ミサイル等を含みます。 狭義の意味での巡航ミサイルは地形追従飛行が可能な長距離ミサイル。 一般的に巡航ミサイルとはこれのことを指します。 (97 569) パーシングIIの事実上の後継ってなんでしょ? パーシングII、GLCM(地対地核トマホーク)は共にパーシングIの後継、そしてSS-20の対抗として開発された物で、 ご存知の通りINF条約で全廃(そのほとんどは配備されることなく)されました。 ですから後継は無いと言うのが正解です。 (10 G_Tomo) ICBMみたいな大型の弾道ミサイルってありますね?あれって試射とかどうやって行っていたんでしょう? SLBMだが、DQN USS Ethan Allenが、 核弾頭W47付き ポラリスA-2の実射実験を1962年に行ってるYO。 (16 884) 旧式の弾道ミサイルとか液体燃料を使用しているものがありますが液体燃料やその他の準備を行い、発射可能になるにはどのくらいの時間が必要なんでしょう? う~ん…手元の資料にはその手のデータがない。 そういうのは最高機密なので、公開されていないかもしれませぬ。 (私が知らんだけかも。) ただ初期はともかく、新型では、液体燃料もミサイル内部に貯蔵可能らしいです。 ちなみに固体燃料を使っているのは米国のICBMとSLBM、 ロシアではSS-13,24,25,SS-N-20くらい。 ロシアと中国の弾道ミサイルの多くは液体燃料です。 (19 らむ ◆26Am7uFo) 中国のミサイルってニューヨークまでとどくのってあるのれすか? 東風-5Aが射程13,000km、東風-5が射程12,000km。 たぶん楽に届くと思う。 ちなみに弾頭は5MT単弾頭、命中精度500mCEP。 (20 らむ ◆26Am7uFo) V1とV2は何が違うのですか? V1はパルスジェットエンジンで飛ぶ。速度はたいして速くないのでレシプロで迎撃可能。 V2は液体燃料ロケットで飛ぶ。速度はマッハ3に達するので、迎撃不可能。 ICBMはロケットエンジンで飛ぶ。 ほとんどは固形燃料ロケットだけど、一部で液体燃料ロケットも使われてる。 エンジンだけを比較すれば V1=巡航ミサイルの先祖。 V2=ICBMの先祖。 と呼べなくもない。 (22 86) 撃ちっ放しの無誘導ですよね? 一応、慣性誘導と言うもので誘導されていたはずです。 まぁ撃ち放しに近いものですが…。 (22 眠い人 ◆ikaJHtf2) WW2のドイツにV2以上の弾道ミサイルの開発計画はあったのですか? A-4(V2号)の開発後、設計スタッフが取りかかったものの中に、アメリカ攻撃ミサイル計画というのがありました。 これがA-9で、翼の付いたミサイルでしたが、A-4の安定化に傾注したため、1942年10月に一旦中止されました。 しかし、1944年6月にA-4の派生型としてA-4bとして構想が復活し、1945年1月に試作機が製作され、発射実験まで 行われました。 これが、射程800km。 これとは別に、1936年から計画が進められていたA-4の拡大版、A-10が射程500kmで計画され、もう一つの計画で あるA-9と組み合わせることで射程を伸ばそうとしていました。 また更に別の計画では、潜水艦でA-4を入れた筒を曳航し、発射海域で筒にある浮力タンクに海水を入れて筒を立た せ、安定したところで、V2号を発射すると言う計画がありました。 なので、核爆弾を用いることが出来れば、ロンドンは勿論、ワシントンも射程距離に入ります。 モスクワは判りませんがね。 (212 眠い人 ◆gQikaJHtf2) もしICBMを持ってる国どうしで戦争して、どちらかが先にICBM撃ったら、もうかたほうも撃ち返して二国とその周辺があぼーんするってことですよね? 別にICBMは一カ所あるいは一カ国にのみ標的を向けてはいません。 ですからそれが使われると、全世界があぼーんします。 抑止兵器と呼ばれている所以です。 (26 眠い人 ◆ikaJHtf2) イスラエルの保有する弾道ミサイルについても知りたいです。 前半は下手に書くとMossadに消去されます(藁から放っといて、後半だけ。 フランスから技術導入した弾道ミサイルで、MD-620/660と言うのを、1965年に試作しました。 これは2段式、射程450キロのもので、JerichoIとして1975年から実戦配備されました。 1977年からはイランと共同で、JerichoIを長射程化し、誘導システムを改造した JerichoIIが開発され、1987年に実用化されています。 この射程は750~850キロです。 そして、Shavit衛星打ち上げロケットを経て、 1989年に三段式のJerichoIIBが開発され実戦配備されました。 これで射程は1300キロに達しています。 JerichoIIBは南アフリカとの共同開発で彼の国にも配備されています。 更に最近ではShavitの改良型Next(JerichoIII)が開発されているそうです。 (36 眠い人 ◆ikaJHtf2) ICBMって平壌を狙ったつもりなのにソウルにおちるっつーことはありえますか? ミニットマン3だとCEPは200mだよ。CEPってのは「半分はココに落ちる」半径のこと。 1万km飛んで半分が200m以内に落っこちるのであれば99.99%は2kmの円内に落ちる 筈。100km以上外れることはほとんどありません。ほぼゼロだと思われ。 (38 406) 短距離も中距離も弾道ミサイルと呼ぶのでしょうか? 弾道軌道を描くミサイルであれば射程が長かろうが短かろうが弾道ミサイル (40 バッチ3) 長距離弾道ミサイル(ICBM、SLBMなど)の照準はどのようにして行うのでしょうか 座標と慣性誘導(+基準星による較正)が基本。弾道の傾きによって おおよその調整を行います。具体的にはノズルのジンバルによる方向 制御です。これに軌道上でバスから弾頭を離す時のタイミングと速度 調整が加わります。照準変更の原理は簡単ですが、実際には司令部からの 承認などが必要なため、たしか数十分かかったと思います(要確認)。 ミニットマン3の場合、最高高度は1000km超です。 (40 301) 現在では照準変更は5分単位に短くなったはず。 (40 303) 旧式のアトラス(液体燃料)のサイトはホットランチでしたが再利用は可能なんでしょうか? 再利用というより、急速再装填が可能かどうかが問題です。 修理して再利用なら、時間をかければどのサイトでも行えると思います。 核戦争をしているときに、そんな余裕は無いはずですが。 (45 743) 北朝鮮のノドンミサイルって時速何kmで飛びますか? ノドンミサイルの最終到達速度は3.5km/sec程度ではないか とされています。また、東京に向けられた場合、発射後10分弱で落下すると 思われます。対象がソウルであっても、搭載された燃料を減らして複雑な 計算をしない限り、所要時間は大差ないと考えられます。燃料を加減する 場合、5分程度と推算されますが、ノドンを使用するのはまったくのムダでもあります。 (48 438) 弾道ミサイルと人工衛星打ち上げ用ロケットの関係について教えて下さい。 弾道ミサイルと人工衛星打ち上げ用ロケットは本質的に同一ですが まぁ人工衛星打ち上げ用の方がより高い高度に、より重いペイロードを 投入することを求められるので、技術的困難は上でしょう したがってH-ⅡAもM-Vもオーバースペックであり、弾道弾用としては不適当です 最初から専用ミサイルを開発した方が技術的にも経費的にも好都合です 潜水艦発射型ミサイルはサイズ制限が厳しくなりますが、これにも解決手段はいくらでもあり、 大きな影響を受けないと考えた方が良いのではないでしょうか (54 190) 弾道ミサイルにもいろいろありますが、ペイロードを同じと仮定すれば、 ICBMですら人工衛星打ち上げロケットに比べて少ないリフト能力で製作 できます。極めて単純化すれば、地球一周軌道に届かずに落ちてくるのが ICBMなりIRBMなりなわけです。 すでにコメントされている通り、液体燃料ロケット、 特に液体酸素使用のロケットは燃料充填から準備を始める必要があり、即応性に欠けます。 十分な技術があれば、固体燃料ロケットをベースにすべきでしょう。 (54 193) V2ロケットはろくなコンピュータの無い時代、よくロケットを飛ばせたと思うのですが、どうやってロンドンまで誘導できたんですか? 慣性誘導です。 つまり、初期に与えられた進路と方角を保つようにしていただけです。 ジャイロを使っていたようですね。 (54 337) 大陸間弾道弾の最終的な速度はマッハ30にも達するとありますが、これほどの高速で燃え尽きたりしないのでしょうか? 最大速度が出るのは軌道の頂点付近、とっくに大気圏の上をまたいでいるので問題 ありません。というか、空気が無いからそんな速度が出るのです。 RVの突入時には空気抵抗でかなり減速します。 (54 652) マッハ30には達しないよ。低高度の軌道速度(7.8km/s)がだいたいマッハ24相当。 マッハ30だと地球脱出速度に近い。そんなに出したらとんでもなく長い楕円軌道に乗ってしまう。 ICBMでも5~6km/sくらいじゃないか?計算してないけど。 熱防護は基本的にはアポロなんかと同じアブレーション。表面が融けて気化しながら熱を奪う。 (54 665) ノドン・テポドンともに燃料注入に2~3日かかるタイプのミサイルなのでしょうか? テポドンは発射準備に数日かかるといわれていますが、ノドンは移動発射台で運用されており 発射までの時間は数時間から数十分だといわれています。 (58 FFH331 ◆3.CSSBl9VA) ノドンはいつも雨ざらしの状態で、どこかの発射台に燃料が空の状態でくくりつけられているのでしょうか? 燃料は保存に危険が伴うため発射前にタンクローリーで運びます 移動式でもミサイルは車庫に入れてあります よって移動式でも車庫までタンクローリーが来た時点で燃料注入と考えて問題ありません (62 553) ノドン及びテポドンの推力重量が分かる方教えて下さい。 ノドン 推進剤:発煙硝酸/非対称ジメチルヒドラジン、推力:14,718 kgf.(144.00 kN) 燃焼時間 176 sec.重量 燃料とも7,505 kg. 空虚 1,456 kg テポドン 1段目:推進剤:発煙硝酸/非対称ジメチルヒドラジン、推力:58,872 kgf. 燃焼時間:95 sec.、重量 燃料とも 25,649 kg. 空虚 3,733 kg. 2段目:推進剤:発煙硝酸/非対称ジメチルヒドラジン、推力:14,718 kgf.(144.00 kN) 燃焼時間 176 sec.、重量 燃料とも7,505 kg. 空虚 1,456 kg 3段目:推進剤:固体、推力:1,870 kgf. 燃焼時間 27 sec. 重量:燃料とも 252 kg. 空虚 50 kg. (62 724) 弾道ミサイルってどうやって飛行をコントロールするんですか? マッハ10~20くらいで飛んできますので、慣性でも 大体のところには当たります。 終端誘導すればもう少し精度上がります。 (64 243) 弾道ミサイルは基本的にはロケット・モーターが燃焼している段階で 方向と速度を調節し、あとは誘導無しに慣性で飛ぶ。 (64 245) ちなみにぶれにくい様に、突入方向へ先端がが向いた尖った円錐状の突入体を使ってます (64 CCIA ◆vvx6VMwMl.) 翼のない再突入体で再突入時にコースを変更するには重心位置を変えます。 (64 251) ミサイルなど誘導兵器類は弾体前部が誘導装置で炸薬は真ん中に搭載されていますが先っぽに炸薬を搭載する場合と比べて目標に対する破壊力は劣らないのでしょうか? 近接信管使うタイプのミサイル(対空ミサイル等)は、炸薬が中央部でも先端でも違いは無いでしょう。 対戦車ミサイルなどのHEAT弾だと、先端は空洞で信管は弾底にあるし。 (64 353) 弾道ミサイルで空母を撃てば迎撃できないんじゃないでしょうか? 簡単に言いますと、弾道弾には艦船や特定施設(通信基地や港、空港、 原発、司令部等)を通常弾頭で破壊出来る精度は有りません(例え米国製でも)。 例としては、第二次大戦中、ドイツはベルギーのアントウェルペン港を破壊 する為に1600発のA-4(V2)を打ち込みましたが、ついに破壊できませんでした。 ちなみに、艦船は核攻撃に対しても“意外に”強い事は、ビキニ環礁の実験 でも証明されています(さすがに直撃されれば沈みますが)。 65 311) 弾道ミサイルとは大きな静止目標(軍事基地や都市、工業地帯)を狙うものです。 弾道ミサイルの誘導方法は慣性誘導(発射からずっとかかった加速度を積分して現在位置を出す) であり、これは基本的に精度があまりよくありません(アメリカのものでも半数が命中する円の大きさが数百mオーダー)。 精度の悪さをカバーするためにも大量破壊兵器が弾頭に使われます。 通常弾頭を使用する場合は狙ったところにドンピシャで落ちないので あまりダメージを与えられませんが、都市を狙って撃ち、相手の市民に恐怖を 与え、相手の戦力を対弾道弾対策(発射台を探してそれを撃破とか)に 振り向けさせることができます。 巡航ミサイルは技術的には弾道ミサイルよりはジェット機に近く、 まず空母等の目標があると思われる位置まで慣性航法で飛び、 あるところまで近づくと、先端にあるレーダーで大きな目標を探して 突っ込みます。 これによって都市などに比べれば小さくかつ移動する目標である船に命中させることができます。 弾道ミサイルの先端は空力加熱によって高熱を帯びるため、厳重な耐熱対策が必要ですし、 打ち上げ時や再突入時にかかる加速度も大きく、レーダーを装備するのは現在では難しいでしょう。 近未来にあなたの言うような兵器が実現すると予測する人もいますが 現在はまだありません。 65 312) 旧ソ連のSS18の液体燃料って有毒だと言うんですが、実際何積めているんですか。 UDMH(非対称ジメチルヒドラジン)とN2S4です。 N2S4の方が有毒と言えば有毒らしいですね。 (66 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 弾道ミサイルの威力は、どのぐらいですか? ちなみに、弾道弾を打ち込まれたところで、通常弾頭なら大した被害は出ません よ。第二次大戦中のロンドンにはV2が517基着弾し、2,612人の死者が出ました。 湾岸戦争のイスラエルは39基のスカッドが着弾し、死者は2人です。 (66 319) 現在最大のICBMはロシアのSS-18ですが、このミサイルは単弾頭の場合、 20~25メガトンの弾頭を投射出来るとされています。 もし、この弾頭が爆発すれば、東京、神奈川、埼玉を合わせた広さの大穴 が出来ると思われます。 ちなみに、今まで作られた最大の水爆は58メガトンで、四国と同じ大きさの 島がフッ飛んだそうです。 ただ、最近の戦略核ミサイルのトレンドは、隠匿性の向上と多弾頭化で、一発 当たりの威力は1~2メガトン級に押さえられる傾向に有ります。(それでも都市 一つ消えてしまいますが) 前出のSS-18も、実際は10~15発の多弾頭ミサイルとして運用されています。 ちなみに、北朝鮮は弾道弾に積める核爆弾は保有していないとの見方が大勢 です。有ったとしても、20キロトン程度でしょう。 (66 330) ノドン テポドンを1段目だけで運用不能な理由があるのですか? 単段式ロケットで15tのペイロードを毎秒4000mまで加速できたら、誰も 三段式打ち上げロケットなんざ造りませんな。 (66 358) 北朝鮮のノドン・テポドンについて、目標まで誘導って出来るんですか? 慣性誘導っす。 (67 684) この場合質問者がの意図が、ラジコンのように 発射後のミサイルを操縦できるのか、と言うことでしたら。 弾道ミサイルを発射後は、外部からミサイルの進路を操作できません。 (67 688) 大陸間弾道弾の飛ぶような高さ(高度100km以上の宇宙空間)には大気が殆ど無いので羽で制御する事はできないのです。 制御はエンジンの排気を指向するとか、ロケットのあちこちにつけた小さいスラスターをふかす 等の反動制御という方法をとります。 宇宙ロケットとかノドンについてる1段目の羽は、誘導というより大気中を飛行する際の 姿勢安定に用いる、固定翼の事が多い。 ちなみにアメリカのミニットマン弾道ミサイルばっちり誘導できます。 最近のミサイル(ノドンテポドンは知らん)は大気圏に再突入する弾頭にも誘導機能が付いているので、 もっと精度が上げられます。 (67 690) ノドンの投射重量って1t有るの? ノドンの投射重量は700kg程度と推定されています。 (70 system) 実戦配備されたICBMとかIRBMはサイロとか潜水艦のなかで使用期限とか耐用年数についてどなたかご存知ですか? アメリカやロシアはたまに撃って機能確認していますよ。 (70 557) ICBMクラスの射程距離を持つ弾道弾を同経度より西側へ向けて発射する事はできますか? どの程度以上の射距離になると地球の自転に頼るようになるんでしょう。 質問の意図がよくわからないけど、技術的には可能だし、何の問題もないよ 「地球の自転に頼る」というか、それを考慮するのは、アメリカの西海岸の ICBM基地から西向きに発射してニューヨークを狙う、ってぐらいの例を想定 しないといけないんじゃない? (73 878) ノドン、テポドンは米英がかってに付けた名前と聞きました。本当のこれら兵器の名前はなんというのでしょうか? 実のところまったく不明。 (73 893) ノドンは火星7号、テポドンは白頭山1号 弾道ミサイルはどれくらいの速さなんですか? マッハ10~20程度は出てます。(逆にいうとマッハ23以上は出ていないはず。 地球の脱出速度を超えてしまうからね) (78 840) 弾道ミサイルの空中発射なんて、実用化されているんですか? スカイボルトはテスト段階でキャンセルされたため実用化はされていません。 (82 390) どうして自衛隊は弾道ミサイルをもって無いんですか? 弾道ミサイルは通常終末誘導装置を持っていないため、核弾頭でない限り、 所定の目標を撃破する確率は低いものです。 大量殺戮兵器を搭載するのも1つも選択ですが、いずれにせよ 、世界の「いいもん」組から外される事を承知で持たないといけません。 デメリットの方がずっと多いのよん。 弾道ミサイルに終末誘導装置を付ければ通常弾頭でも有効な兵器になるんですか? 大気圏再突入後、マッハ20あたりから減速して機動する弾頭って 開発配備にすごいお金かかるわけです。一発撃ってもすごく高いし。 攻撃目標なんて、何百もあるわけで。 それなら、特に日本みたいに周囲だけカバーすればいい軍であれば、 攻撃機に空中給油機の方がずっと安上がりだし、なにかやばい兵器 持ってるんじゃないか、と疑われることもありません。一定以上の 射程を持つミサイルは協定による制限や国際的、政治的な攻撃の対象にも なります。最終的にはパイロットの要らない無人攻撃機が一番。それまでは 巡航ミサイルの類でしょう。 もちろん巡航ミサイルも射程による制限を受けますから、先進した母機から 発射する形で射程をカバーします。ハープーンの地上攻撃型とか。 安くて嫌われずにすんで、しかも船を沈める事もできます。 弾道ミサイルの新開発よりずっと理屈にかなっているでしょう? (88 system) 中国のミサイルは原型はスカッドBなのでしょうか? 書かれている内容では、どのミサイルを指すのかよく分らないのですが、 いずれも提供先は1957年の協定によってソ連から提供を受けたものです。 短距離地対地ミサイルでは、P-2(R-11:ScudA)の提供を受け、これを国産化することから 開発が始まっています。 地対空ミサイルは、SA-2(S-75)の提供をソ連から受け、HQ-2として国産化しています。 空対空ミサイルは、AA-2(R-3)の提供を受け、PL-2として国産化しています。 地対艦ミサイルも、ソ連からの提供です。 弾道ミサイルについては、三段式ロケットの資料提供(多分ソユーズ)を受けましたが、 直前で中ソ対立が発生し、ソ連人技術者が引き上げたので、以後は自力開発に転じています。 (110 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 補足 中国の空対空ミサイルの歴史がちょうどMilitary Technology誌に掲載されていました。 これによるとMiG-17に装備されたRS-1Uが中国で配備された最初の空対空ミサイルなのだそうです。 ただ、この中国のソースは事実かどうか確認されておらず、確実なのはPL-1として国産された ソ連製のRS-2Uレーダー誘導空対空ミサイルということになるようです。 (110 system) 中国に供与されたりライセンス生産されたMiG-17はすべてレーダー無しの昼間戦闘型なんで RS-1Uが入っても無意味だと思うがなぁ (110 107) うん、それが記事ではソ連製のMiG-17PFUがRS-1Uとともに中国に入った、と しているんですね。でソ連側にはPFUを中国に送ったという記録がないので、 RS-1Uが中国最初のAAM説も不確かだ、ということのようです。 (110 system) 衛星打ち上げ用のロケットは、打ち上げ失敗が結構有りますが ICBMやSLBMも同じくらいの確立で失敗すると考えても良いのでしょうか? 衛星打上機の成功率も色々で、ある程度数を上げた物で高い物で98%程度、 90%を切る様だと、保険料率等の問題から商業打上機としては苦しくなります。 ICBMは一般的に言って衛星打上機よりシンプルに信頼性重視に作られてますが、 (初期の打上機はまんまICBMでした。アトラスが実戦化した時の成功率は50%と言われてました。) 打上機が細心のテスト・準備・調整の後に打ち上げられるのに対し、 ICBMは長期保存の後いきなり実戦任務に投入されます。 必ずしも ICBMの成功率>打上機の成功率とは言えません。 また兵器の性質上、1発で100%を狙うものでもありません。 実際問題、ICBMも実戦化した後 信頼性の確認の為打上テストを行いますが、たまに失敗してます。 (110 445) そもそも、他国も何度も何度も極めて高価な打ち上げ花火、ひどいときには 地上大爆発で大惨事とかを繰返した積み重ねで、現在に至っているわけで。 (宇宙開発の歴史を紐解けば、先人たちの苦労と犠牲は明らか) (110 446) ATACMSとかランスあたりは『ロケット弾』に含むのだろうか? ATACMSもランスも誘導装置(慣性誘導)がついているのでロケット弾ではなく、 短距離弾道ミサイルの分類に入る。 (117 622) それはどこかの公式な定義なのかな? アメリカ軍の分類記号では「MGM-」だから、ミサイル扱い。 ロケットの場合は「MGR-」になる。 (117 630) 622じゃないが、少なくともランスやATACMSを「ロケット弾」と分類している資料を見たことがない。 というか、ATACMS自体 Army TACtical Missile System の略だし。 (117 633) 宇宙船の場合は円錐形の底の部分が前を向いて飛行しますが、弾道ミサイルの大気圏再突入体はどちらが前なのでしょうか? 尖ってる方が前です。 宇宙船は別に常に底面を前にして飛行してるわけではありません。 アポロ計画の宇宙船などが大気圏突入の時に底面を下(陸地側)にして突入してくるのは、 底面が一番耐熱防御が厚く、一番空気抵抗の大きくなる形で突入することによって、 少しでも降下スピードを殺したいからです。 (122 600) ピースキーパーのMIRV。上が前方になる。 http //www.globalsecurity.org/wmd/systems/images/lgm118_4.jpg ミニットマンIIIのMIRV。三つに分かれて、左を前に再突入。 http //www.globalsecurity.org/wmd/systems/images/mm-3-art_space_0003.jpg 落下するMIRV。綺麗だね。 http //www.globalsecurity.org/wmd/systems/images/slide86.jpg 実戦だったらこの後に三つの火球が・・・・ (122 601) 弾道ミサイルのMaRV、MIRV、MRVの意味の違いがわかりません 世界軍事略語辞典によると、 MaRV 機動再突入弾頭。回避再突入弾頭。迎撃をかわすため飛翔中に回避機動が可能な弾道ミサイルの弾頭部。 MIRV 複数個別誘導弾頭。個別誘導複数目標弾頭。 MRV 複数再突入弾頭 です。 (98 904) MRVとMIRVとは字の如く「個別」が違い(目標が複数か否か)。誘導方式は基本的に同じ。 (98 907) どこかの国が潜水艦から弾道ミサイルを撃った場合、どうやって着弾する前に発射した国を特定するのですか? 早期警戒衛星が赤外センサーでミサイルの噴炎を感知して通報する。 そのデータからレーダーを回して軌道をたどる。弾道を計算して着地点を得る。 配達先はわかるが、配達人の出元は発射地点としてしかわからない。 ただ、ミサイルの射程からある程度の性能はわかるし、その発射地点に弾道ミサイル潜水艦を 配備していそうな~配備する能力のある国も絞り込める。 それに発射する意図を持っていそうな国、と考えると、たいていの場合は見当がつきそう。 もっとも、「見当」だけで核ミサイルをその国に発射する勇者はいないだろうが。 あとは到着したミサイルとその中身(核爆発で蒸発したなら、残留生成物の分析から 元の核弾頭の見当がつく)から製造元を確定することになる。 (359 655) 水素酸素ロケットは弾道ミサイルに向かないそうですが? 液酸液水は発射までにむやみに時間がかかるし燃料貯蔵が難しいし 相応性がある程度求められる弾道弾に向かないってだけです (507 632) 弾道弾転用の衛星打ち上げ用ロケットがあるが アトラスの事ですね? 液酸ケロシン燃料ですが、やはり発射命令が出てから液酸を注入していたので やたらと時間のかかる代物です おまけに液酸は保存にものすごい手間のかかる代物で アトラスが弾道弾としての役目を果たしていたのは 1959年-1968年の間という短い物でした その後、弾道弾としては赤煙硝酸と非対称ジメチルヒドラジンを推進剤とする 常温保存が可能な液体燃料(タイタン2)や固体燃料を用いるロケットエンジンを備える 第二世代のミサイルに置き替えられていきました (507 647) NASAのロケット打ち上げみたいに弾道ミサイルも膨大なチェックリストや当日の天気などを見て何度も発射時期を延期するのでしょうか? 試験発射なら延期もありだろうけど、実戦だと多少のことは無視。 テストの時は。 もし”実戦”になったらそんな事は言ってられないので天候は無視する。 どの程度の悪天候までなら発射とその後の飛翔に影響がないのか、は重大機密なので公表はされてない。 一応、ICBMの発射基地は極力砂漠や乾燥平原など天候の影響を受けがたい地域を選んで建設されている。 チェックは核ミサイルサイロの打ち上げの担当と整備担当の将兵が行う。 即応性が求められる弾道ミサイルはロケットに比べればチェックは簡略化されているが、かつての 「大陸間弾道弾=衛星打ち上げ用ロケット」だった時代にはロケットと同じ手間がかかった。 ただ、最近のICBMは固体燃料のものが多く、これは液体燃料ロケットほどの事前チェックを必要としてない。 (526 818,819) ICBMの最大速度は? 再突入弾頭の速度は打ち上げロケットよりずっと速く、一般に長距離ミサイルになるほど早いけど、 ちょっと調べたら、ロケットの燃焼終了時でマッハ23(海面上の音速に対し)だそうな。 ttp //www.fas.org/nuke/guide/usa/icbm/lgm-30_3.htm (351 808) ICBMの配備は意味ありますか?領海のある国なら、SLBMに全部置き換えればいいのでは? (大型)潜水艦って超高いじゃん。 地下サイロは動けないのが欠点だけど一度作っちゃえば維持費ほとんどかからない。 最近はICBMの小型化で移動式のものも登場してる (556 モッティ ◆uSDglizB3o) 固定基地の場合、自領内に聖域を確保できるロシア、アメリカ、中国なら意味があるが、それ以外の国では無意味だろうね。 だからこそ、イギリスはSLBM一本だし。しかし、これにはSLBMを守りきる為の海軍力が必須となる。 車載型の場合なら意味はあるだろうが、その場合は射程が犠牲になるのは免れないだろう。 (556 610) アメリカが、最新鋭のピースキーパーを退役させ、旧式のミニットマンを現役に留まらせたのは何故ですか? ミニットマンの運用寿命がもうすぐやってきますが、新型ICBMの目処はついているんですか? アメリカは戦略兵器削減条約を批准し、 地上発射型の弾道ミサイルは全て単弾頭にした。 ピースキーパーを退役させたのは、ロシアとの条約で削減対象になっていたから。 ミニットマンは固体燃料ICBMだが、 ピースキーパーは一部液体燃料を使用していて、 液体燃料ロケットがある分ミニットマンに比べて即応性に欠け、 維持・運用費が余計に掛かると言う欠点があった。 だから、ピースキーパーはミニットマンの完全な代替になり得なかった。 ミニットマンは敵国からの弾道ミサイル攻撃に対する反撃に使用するタイプのICBMで、 ピースキーパーはあらかじめ準備をして先制核攻撃に使用するタイプのICBM。 条約に組み込んだのもアメリカが「どちらかといえば要らない」ミサイルだったから 削減対象枠の相当分をこいつに担わせる思惑があったから ミニットマンIIIは最近行われた近代化改修によって、2020年ごろまでは運用が続けられる 並行してミニットマンIV(仮称)が研究されている ttp //www.globalsecurity.org/wmd/systems/lgm-30_4.htm (561 293-304) H2Aは弾道ミサイルとして転用出来る? 難しい。 デリケートな液体酸素と液体水素を使わなくてはならないし、これらは極低温でしか保存できない物質だ。 だから、ロケットエンジン自体の構造の信頼性が高くないとまずい。また、液体酸素とケロシンを用いる物に比べると大推力のエンジンを作りづらいため、固体燃料のブースターが必要。 すると「これはミサイルなんかじゃない、人工衛星打ち上げ用のロケットだ」という北の主張は正しい? テポドン2号の燃料は液体燃料だが常温保存可能なものなので、同じ液体燃料でも 少々事情は異なる。 即応性が低いので弾道弾には向かないのは同じだが、この方式の液体燃料弾道弾は 別に珍しいものではない。 技術的にはちょっと旧世代のものだけどね。 ついでに言うと、「弾道弾(弾道ミサイル)」と「ロケット」に何か特別な 違いはない。 先端に弾頭を装着して”弾道飛行”させて目標に撃ち込むのが「弾道弾」で、 人工衛星や宇宙船を先端に装着して衛星軌道に打ち上げるのが「ロケット」と いうだけ。 宇宙開発の初期には弾道飛行しただけ(だけというのもなんだが)の有人カプセルを 搭載した「ロケット」もあったし、人工衛星打ち上げ用に転用された大陸間弾道 ミサイルもある。 あとロシア語では「弾道弾(ミサイル)」という用語はなく、軍用のミサイルで あっても「ロケット(ロシア語の発音だと「ロケータ」が近い)」と呼ぶ。 (580 612-628) ピースキーパーってミサイルはサイロを傷めないように一度射出して点火するんですよね? サイロから発射するタイプのミサイルを一回発射してそのあともう一回使う状況って何? あれ発射された瞬間世界は核で滅んでもう一回使ってる時間はない気が・・・ 相手の通常もしくは核戦力がその後も生き残ってる可能性がある。 それに対抗するために生き残ったサイロが迅速にミサイルを再装備できるようにするため。 「核戦争=人類滅亡」とは必ずしも考えてはいないので。 少なくともコールドロンチ式の機構を考えた人間と開発を指示した人間は。 実戦使用時の他にも、コールドロンチ式ならテストとかでミサイル発射したときにも サイロを使い捨て、もしくは大修理する必要がなくなるし、ロケットの発射炎で 焼かれることを考えなくていいので、サイロを必要以上に頑丈な耐熱構造にしなくていい、 といったメリットがある。 (646 513-519) 潜水艦以外の艦艇から発射する弾道ミサイルってないの? 計画はされていました。 未成戦艦のKentuckyを有効活用するために、後部砲塔を撤去して、弾道ミサイルを搭載する計画も 立てられていました。 また、実験艦ですが、Observation Island(EAG-154)は、実際にPolaris発射筒を設けていたりします。 ItalyではGiuseppe Garibaldiが後部にSLBMの発射筒を設けていました。 こちらは、実際には装備されていませんが。 (300 眠い人 ◆gQikaJHtf2) MIRVには個々の弾頭にエンジン(モータ?)が付いているのでしょうか? 付いているとしたら、作動するのはどの段階までになるのでしょうか? MIRVはPBVから切り離した後は自由落下のみ。あなたが言っているのは MaRVだと思うけど再突入体に取り付けたフィンで機動させるようです。実用化に 成功したとしてるのはロシアのみ。怪しいけど。アメリカは金掛かって面倒だし MIRVで十分だと判断したのか開発止めてます。 (296 271) 何故、日本政府は弾道弾を開発しないんですか? 専守防衛。 あと「弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)」 に自ら署名しているから。 http //www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/mtcr/index.html 「大量破壊兵器を運搬可能な弾道ミサイルの開発、実験及び配備につき最大限可能な限りの自制をする」 と、開発が禁止されているわけではない。 (288 210) 弾道ミサイルの燃料になぜ硝酸などの酸化剤が必要なんですか? 燃料燃やすには酸素が必要であり、空気中から取り入れてると低空しか飛べない上 効率が悪いので液体酸素や過酸化水素、赤煙硝酸などの形で搭載します。その分重くなるから ペイロード=ロケットの積荷は軽くしないといけないので、普通の飛行機では使いません。 で、固体燃料のように燃料と酸化剤混ぜて放置OKなものは最初から混合して作ってあります。 液体水素と液体酸素なんかだと沸点が違うし、燃焼室までの扱いも違うので混ぜません。 そこから先。液体燃料には自己発火性のものが多く使われ、スカッドをはじめとしたテポドンなどの 非対称ジメチルヒドラジンと赤煙硝酸(硝酸に二酸化窒素を溶かし込んだもの)などは 混合するだけで発火します。これは危険ではありますが、発火装置が要らず、確実に点火するため、 たいへん便利です。ヒドラジンと過酸化水素も同様の自己発火性の組み合わせになります。 このような場合、酸化剤は強い腐食性を持っていますし、燃料側も有毒だったりすることが多く、 いろいろな意味でお近づきになりたくないものです。 (281 64) テポドンが燃料として使ってるヒドラジンには毒性があるというのは本当? 毒性はあるけど低いそう。 http //www.safe.nite.go.jp/management/data/73/5.html ヒドラジンは分解してアンモニア等になるので強酸性じゃなくてアルカリ性。 確かにヒドラジンは反応性が高いし発がん性もあるが、分解は比較的しやすい。 ミサイルが水域に着弾した場合は徐々に分解されておしまい。 大気中にばら撒かれても半減期は4-7時間。 しかも実際にミサイルに使われているUHMH(非対称ジメチルヒドラジン)ならば 揮発性も低く、大気を汚染して離れた地域に流れ着くというのもかなり可能性の低い話。 因みに水中の生物への害もリスクは低いとされている。 生物濃縮性も無いとされているので、日本海の海産物は食べてもおk。 結局、直接浴びたり、刺激を感じなければ(肌に対する刺激性がある)多分大丈夫。 (281 545) アメリカのSLBMは液体燃料は使ってなかったんですか? 基本的に、安全で取り扱いの楽な固体燃料です。 旧ソ連でも固体燃料のものもありましたが、タイフーン級に 搭載されたSS-N-20を除けば、一部の試験的な運用にとどまった SS-N-17ぐらいのようです。 (48 社 聖 ◆DASH/8Egy6) 弾道ミサイルの移動式と固定サイロ式のメリット、デメリットを教えて下さい。 ICBMのような大型のものは地下サイロ、中・近距離弾道弾については移動式が多い。 これは戦訓として、中途半端な発射場は敵の空襲などで簡単に潰されてしまうことがわかっているから。 移動式ってのはトレーラー数両で簡単に引っ張っていけるシステムです。 これを全て潰すのは非常に厄介なのだけれど、長距離ミサイルを発射するには、 精度の点で不安が残ったり。 移動式のメリットは既に触れられてるけど、固定式のメリットもあるんですな。 移動式にくらべて設備が充実させられるとか。即時発射の態勢を備えたままでいられるとか。 さらに非破壊率の問題も、大陸国なら内地に作って防空設備も備えておけば良い。 だから大国は移動式と固定式の組み合わせで弾道ミサイルを保有してる場合が多い。 ただ、固定式にするって事は当然、そこを弾道ミサイルで狙われる可能性が非常に高いわけで だったら核に耐えられる地下施設にしてしまえば、怖くない。って発想なんですな。 後は衛星監視から逃れやすいってメリットも。 (277 704-716) 衛星用のロケットは打ち上げ失敗が結構有りますが、ICBMやSLBMも同じくらいの確立で失敗すると考えても良いのでしょうか? 衛星打上機の成功率も色々で、ある程度数を上げた物で高い物で98%程度、 90%を切る様だと、保険料率等の問題から商業打上機としては苦しくなります。 ICBMは一般的に言って衛星打上機よりシンプルに信頼性重視に作られてますが、 (初期の打上機はまんまICBMでした。アトラスが実戦化した時の成功率は50%と言われてました。) 打上機が細心のテスト・準備・調整の後に打ち上げられるのに対し、 ICBMは長期保存の後いきなり実戦任務に投入されます。 必ずしも ICBMの成功率>打上機の成功率とは言えません。 また兵器の性質上、1発で100%を狙うものでもありません。 実際問題、ICBMも実戦化した後 信頼性の確認の為打上テストを行いますが、 たまに失敗してます。 (110 445) 巡航ミサイルと弾道ミサイルはどういうふうに使い分けるんですか? 弾道ミサイルは最近精度が上がって来たが、本来自由落下。 自分では探索用の電子機器を使用しないのと落下速度が非常に速い(大陸間弾道ならマッハ10以上)ため ほぼ迎撃される心配はない。 どこまでも大きくできるので広域爆破、無差別爆撃には向いてるがピンポイントは難しい。 巡航ミサイルはマッハ2程度で熱源も在るので迎撃される危険も大きく 以前はチャフやジャマーで簡単に目標を見失ったり山などに墜落したりもした。 現在はアクティブ・パッシブレーダーとGPSや赤外線レーダーなどの複合技術で かなりの精度が在る。 水平移動するため大きさに限界があり比較的小型。対艦、対重要施設のピンポイント爆撃に向いてる。 (戦争板初質スレ5 179) 中国の対艦弾道ミサイル配備で、米第7艦隊は中国の沿海2000km以内に近づけなくなると言われていますが、本当ですか。 中国の接近拒否・領域拒否(A2/AD)戦略は別にASBMに限った話ではなくて C4ISRは前提の上で、機雷戦、潜水艦その他(サイバー戦など)を組み合わせての 海洋戦略だと言われている。ASBMは枝葉にすぎない 米軍もその辺は中長期的な脅威になりうると指摘した上で、 QDRでは統合エアシーバトル・コンセプトを発表し、対抗しようとしている (700 390) ASBM(対艦弾道ミサイル:終末誘導を備えた弾道弾)は対艦巡航ミサイルと違って艦載機による対応が困難です。 ただ、ASBMの運用には高度の偵察、情報リンク機能が必要であり、ミサイル自体が配備されても、実効ある運用ができるかどうか、 そもそも信頼性、精度はどの程度なのか、はたまた米艦隊が対弾道ミサイル迎撃能力持っている点など、 不確定要素が強く、今のところは決定的なものではありません。 (700 system ◆systemVXQ2) V-2ロケットが実際に軍艦から発射された事はあるのか? ある. 1947年,空母ミッドウェイ艦上から,海上でV2ロケットを発射する試験が行われている. この試験結果は,「スタンダード」ミサイルを軍艦に搭載するためのデータとして役立てられた. 詳しくは,ジロミ・スミス著『空母ミッドウェイ』(光人社,2006.2.14),p.14-15を参照されたし. テポドン2はICBMに含まれる? 正確な射程が不明だけど、6000km以上なのはおそらく間違いないので、 カテゴリとしてはICBM (俺初質スレ435 1378) 現在の弾道ミサイルは特定の建物(ビルとか)に命中するくらいの精度ですか できない (戦争板初質7 621)
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/142.html
ストレラ、ジャベリン、スティンガーの性能的な差を教えてください。 スティンガーの射程距離はどれくらいなのでしょう? ロシアや中国にはスティンガーに相当する携帯対空ミサイルはないのでしょうか? 潜水艦に対空ミサイルは積んでいないのですか? スティンガーのBCUはどんな仕組みで電気を起こしてるんでしょうか? スティンガーについて教えて! スタンダードとシースパローってどう違うのでしょう 離陸直後であればスティンガーでエアフォースワンを撃墜することは出来ますでしょうか? SAMで航空機を迎撃する場合、一機あたり何発くらい発射するものなのでしょうか? IR誘導とレーダー誘導ミサイルはどちらが命中率いいんですか? ロシアの対空兵器で、SA-10とSA-12の違いがよくわかりません。 スタンダード対空ミサイルってAGM-78とは別物なんですか? 不審船の事件で地対空ミサイルが搭載されていたらしいですが具体的にこのミサイルはどうやって目標の熱源をロックするのですか? アメリカの州軍に、ローランドが配備されていると聞いたことがあるんですが本当ですか? SAM-2を改造した標的を自衛隊が採用したという記述があるのですが事実なのでしょうか 海自用のスパローは射程が7キロしかないんですか? チャパラルやスティンガーに入っているミサイルは地対空型と空対空型ではどこが違うのでしょうか? 空対空ミサイルを地上目標に向けて、むりやり発射する事は可能なのでしょうか? 戦闘機を撃墜するためにミサイルはミサイルを追尾しないの? 空対空ミサイル「アムラーム」ってセミアクティブ誘導でも撃てるんですか? トムキャット退役後、フェニックスミサイルはどの機体で使ってるんですか フェニックスミサイルというのは一度に6機ロックオン出来ると聞いたのですがこれは6発積んでるということなんでしょうか? 中国が配備しているクロタール対空ミサイルはフランスの許可を得ているのだろうか。 ロシアではAWACS撃墜専用のミサイルを開発していると聞きました。 スタンダードとかの艦対空ミサイルは対艦用にも使えると聞いたのですが、本当ですか? SA-7グレイルはWWII時代のレシプロ機に効果的ですか? スティンガーを戦闘機で運用できませんか? スティンガーでハインドを落とせますか? 180度回頭出来るミサイルって自分の発射したミサイルが自機に向かって飛んでくる事は無いのでしょうか? 短SAMの説明の所に射程13KM仰角80℃高度3KMとありました。 史上初めて航空機がSAMに撃墜された事例ってなんですか? 自分が発射したミサイルに自機が追いついてしまい自爆!なんて事は起こった事は有るのですか? 81式短SAMは陸自には採用されてないんでしょうか? 91式個人携帯対空ミサイルっていくらなの? FCS2で管制できるミサイルの数はいくつでしょうか。 空対空ミサイルで対艦ミサイルを撃墜した事例はありますか 搭載したCCDカメラで目標の画像を捉え、追尾するタイプの、空対空ミサイルって存在しますか? 対空ミサイルの誘導方式で”ビーム・ライダー方式”というのがありますが、本などの説明を読んでもよく意味がわかりません Igla-Sってのはどのくらいの性能なのでしょうか? 空対空ミサイルとかって外れたらどうなるんですか AIM-9J=AIM-9P=Rb24ということなんですか? あるターゲットにロックオンしたミサイルが、飛翔中やロストしたときに別のターゲットに再度ロックオンすることは可能なのでしょうか? 地対空ミサイルをベースに空対空ミサイルを開発した事例はあるのでしょうか? 空対空ミサイルについての質問なんですが、今いろいろ調べてみたら一番射程の短いミサイルでも15kmとかあるんです。 サイドワインダーもやっぱりロックオンしたことが敵機にばれるのでしょうか? 艦対空ミサイルの「ESSM」とは、なんの単語の略なんでしょうか? 自衛隊の対空ミサイルは陸自、海自、空自でバラバラですが、統一できないのでしょうか? 短SAMと中SAMの境界線は射程何キロでしょうか? SA-19 Pantsyr のPantsyr ってなんて読むのでしょうか? セミアクティブ中距離ミサイルに対するAMRAAMの優位性がイマイチわからないんです 米軍のF-15とF-15Jが目標に対してアムラームを発射するとしたら、両者の戦闘力に差は出るんですか? イラクのテロリストが使ってた携帯式ロケット(ミサイル?)って何なんですか? チャパラルのようなIR誘導の地対空ミサイルは敵機をロックすれば打ちっぱなしで地上からはなにもする必要がないのでしょうか? 同じサイドワインダーを地上の目標にも、航空機にも使うことが出来るのでしょうか? AIM-9Xの「X」ってどういう意味なのでしょうか? かつてのSDI計画で開発されたASATミサイルや弾道ミサイルを迎撃するミサイルは 発射された空対空ミサイルの燃料とかが切れたらどうなるんですか 現代戦における航空機って、対空ミサイルで攻撃されたりしてやられてしまいそうなのですが実際はどうでしょうか? RIM-7シー・スパローのRIMって何の略ですか? 対空ミサイルの弾頭は、みな近接信管になっているのですか? 今の航空機に対して使われる対空ミサイルは直撃方式なんでしょうか? 赤外線誘導方式のミサイルの警報装置ってあるの? 撃たれたミサイルがレーダーホーミングかIRホーミングなのかわかる方法ってありますか? 対空ミサイルって目標から外れたら自爆するんですか? 赤外線追尾によるミサイルは、レシプロ機に対しても有効なのでしょうか? RIM-8 タロスの様な大型対空ミサイルが無くなったのは何故でしょうか? 近所にHAWK地対空ミサイルシステムがあるのですが、現代においてはどの程度あてになる装備なのですか? 艦対空ミサイルのシースパローで艦船も狙えるの? HAWKって何? ツングースカ対空システムは夜間でも使用できますか? 中SAMとパトリオット、用途が被っていると思うんだけど2つを運用する合理的な理由ってあるの? ロシア製携帯対空SAMのストレラですが、西側のスティンガーと比べた場合の評価を教えてください。 SM-3は航空機も落とせますか? ミサイルシーカーはチャフ、フレアに騙されるんですか? スティンガーなどの携行SAMは攻撃機や戦闘機とかのジェット機を撃墜できるんですか? スティンガーは完全な使い捨てなのでしょうか? SA-7グレイル に付いている熱電池ってどんな仕組みで電力を供給するんですかね? S-300の構成は? ターターミサイルは発射装置の外に露出しています。海上で使う兵器だと晒されっぱなしだと当然悪影響があると思います 近SAMってクローズアロー?クローズドアロー? SM-1、SM-2で対艦ミサイルの迎撃は可能ですかね? ESSMって従来のシースパローとどう違うの? ミサイルに対する対抗手段として、積極的にハード・ソフトにミサイルを殺すことってのは、研究されているのでしょうか? 対空ミサイルを地上攻撃に使った例ってあるんですか? 空対空ミサイルのシーカーの電池はつけっぱなしなのですか スタンダードミサイルには、初期型のSM-1と現在主流のSM-2がありますが 地対空ミサイルですが、ミサイル本体が機体に当たる前に自ら爆発し、炎の矢のようになって機体に当たってましたが、威力が半減しないのでしょうか。 超音速で飛ぶ飛行機の表面は大気の摩擦により300℃くらいになるそうですがそこから発射された空対空ミサイルの表面温度はどのくらいなのでしょうか? フェニックスミサイルって目で見えないような長距離でもあたるんですか 国産空対空ミサイルであるAAM-4の性能は、アメリカのAMRAAMやロシアのR-77に比べてどの程度のものなのでしょうか? ミサイルで、シャリフルとパイソンって何ですか?どこで使っているのですか? アムラームを対レーダーミサイルとして対地攻撃に使用する事は可能なのか サイドワインダーにも対レーダーモードを持たせいざと言う時には対レーダーミサイルとして運用する事を可能とすると言う方向性は無い訳だろうか AIM-9サイドワインダーなど赤外線追尾ミサイルもレーダーロックが必要なんですか? 実戦で空対空ミサイルって戦闘機の機動性やパイロットの腕しだいで、映画のようによけることが出来る物なのでしょうか。 AAM-4とか、AIMとかっていうのは何でしょうか? ユーゴ紛争時のAMRAAMの命中率ってどれくらいですか? フェニックスミサイルが今使われないのはなんでですか? 今の航空機搭載ミサイルって、機械でターゲットをロックオンせずに「たんに前へぶっ放す」ことはできますか? AIM-54ってF-111からも発射できましたっけ? サイドワインダーで地対空ミサイルが迎撃可能な訳なのだろうか 画像誘導のSAMやAAMは具体的にどの様に誘導してるんですか? 空対空ミサイル「アムラーム」ってセミアクティブ誘導でも撃てるんですか? 大韓航空機を撃ち落したSu-15の搭載ミサイルの性能について モーターに点火しなかった(不発)AAMはどうするのでしょうか? 最近の「サイドワインダー」は、ロケットの噴射口が可動式になっていて運動性能が格段に向上してると聞いたのですが、本当なのでしょうか。 サイドワインダーを発射するにはバッテリー以外に何が必要ですか? AAM-4は対誘導弾能力があるって聞いたけどこれは対AAM用?それとも巡航ミサイル用? AAM-5ってAMRAAMですか? AAM-5を用いて和製チャパラルを作る事は出来ますか? 湾岸戦争からイラク戦争の間に飛行禁止区域を飛ぶイラク機に米軍がアムラームを発射して外れまくった事実はありますか? 視点追跡型近接AAMって何? AAMの速度は速いものでもマッハ4-5の様ですが、今後はマッハ10などより高速を目指す方向なのでしょうか? 空対空ミサイルはどの程度機体に接近したところで爆発するんですか? 空対空ミサイルの射程とは具体的に何の距離を指すのでしょうか? 戦闘機は向かってくるAAMをロックオンして撃墜することは出来ますか? AAMはロックオンされて撃たれたら終わりと聞きますが、ミドルレンジのミサイルを射程一杯で撃ったとして、やっぱり回避は難しいのですか? 空対空ミサイルにはIFFは付いていないのですか? AAMの弾頭で時折、指向性弾頭というのを見掛けますが、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか? Ks-172みたいな長射程ミサイルは主流にはならないのでしょうか? 後ろ向けに撃てるAAMはないの? 戦闘機から後方発射できるAAMってないんですかね。 何故、AAM-4はアムラームの様に翼を切り詰めないのですか? AAMフェニックスの運用が、F-14に限られたのはなぜですか? 空対空ミサイルを艦船に撃ち込んだ場合、効果はあるんでしょうか? 初めて空対空ミサイルが使われた戦争は? 赤外線のAAMは沢山ありますが、可視光線のAAMと紫外線のAAMがほとんど開発されていないのはどうしてですか? AAMの最小射程ってどういう条件で決まってるの? 赤外線誘導AAMで地上目標を攻撃した例ってありますか? 日本のAAM-5のスペックに最大速度M3ってあったんですけど、これって母機がミサイルを発射したときの速度はプラスされてるんですか? 自衛隊のAAMってベースになった物に比べて優れた点はありますか? オフボアサイト性能を有するミサイルは中間誘導はどう行うのでしょうか? ホットローチンがランチャーから直接点火して飛び出す奴で、コールドローチンは一度落下してから点火する奴であってる? 空対空ミサイルは高速の戦闘機を撃墜できるのだから、戦車や軍艦も攻撃できると思えるのですが 最近のサイドワインダーはIR画像認識だけど、センサーの前にスリット入りの円盤を回す方式から、CCDとかのCMOSセンサーに切り替わったってことで良いんですよね? AAMって大体前の敵しかロックオン出来ないみたいですがなんで何でしょう? AMRAAMはもし曳航式のジャマーを使われたら騙されてしまうのでしょうか? ロシアのR-27TとR-27TEのシーカーの探知距離について教えてください。 AIM-4ファルコンの命中率はどれくらいだったんでしょうか? AAMの射程は長ければ長いほど有利だと思うんだけど 最近の空対空ミサイルに実装されているLOAL能力というのは実用性のある機能なのでしょうか? F-35にAAM-4/5、ASM2/3は使えるのでしょうか? 日本の空対空ミサイルが二流だったりするのでしょうか? AIM-54フェニックスミサイル他に搭載出来そうな機体は無かったのですか? ストレラ、ジャベリン、スティンガーの性能的な差を教えてください。 スティンガーは赤外パッシブホーミングの対空ミサイルで、射程1~8km、ミサイル重量 5.7kg(弾頭3kg)。ジャベリンはレーザーホーミングの対空/対戦車ミサイルで対空では、 射程4.5km、ミサイル重量13kg(弾頭2.7kg)。 http //www6.atwiki.jp/army2ch/pages/347.html ストレラ対空ミサイルには、4種類あり、いずれも赤外誘導です。 1:SA-9、ガスキン。射程 8km、重量 32kg、弾頭 2.6kg 2:SA-7、グレイル。射程 3.6km、重量 9.2km、弾頭 1.2kg 3:SA-14、グレムリン。射程 4.5km 重量 10.3kg 弾頭 1kg 4:SA-13、ゴーファー。射程 10km 重量 55kg 弾頭 6kg 破壊力ではゴーファー、ジャミング強さではおそらくジャベリン、携帯性ではスティンガー ということではないでしょうか。 紛らわしい書き方をしましたので補足。 ストレラ1=SA-9 ストレラ2, 2M=SA-7 ストレラ3=SA-14 ストレラ10=SA-13 (8 system) スティンガーの射程距離はどれくらいなのでしょう? スティンガーの射程距離は、高度や目標の運動方向にもよりますが、1~8km程度です。 (9 system) ロシアや中国にはスティンガーに相当する携帯対空ミサイルはないのでしょうか? ほとんど各国が持っています。自国開発のものも多々あります。中国のは ロシアのコピーとスティンガーのコピーといわれてますが(笑) (10 system) 初期に携帯地対空ミサイルを実用化したのは、ソ連(現ロシア)です。 中国も最近開発したはずです。 ロシアのものはSA-7(9M32)で赤外線誘導方式。ベトナムや中東で盛んに 使われましたが、太陽に向かって飛行すると、太陽を追尾する欠点があり ました。ちなみに海軍ではSA-N-5として艦載用に使用されています。 その後、SA-14(9M36)が開発され、赤外線シーカーの能力が向上しました。 最新式はSA-16(9M313-1)とSA-18(9M39)です。 中国はSA-7のコピーであるNH5B、SA-14のコピーであるQW-1、SA-18 のコピーであるQW-2を開発しています。 (10 名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2) 潜水艦に対空ミサイルは積んでいないのですか? 哨戒機にもチャフは積んでます。 回避されたら、即、死が待っているのですが何か? 哨戒ヘリも一機だけで行動することは有りませんし。 一機撃墜しても復讐に燃えた別の機体が殺到するだけでしょう。 一応、旧ソ連のキロ級とかは持っているとかいないとか言われていますが…。 これは赤外線誘導のSA-7の艦載版らしいです。 (13 眠い人 ◆ikaJHtf2) ソ連にはあったらしい。潜望鏡にSAMくっつけた潜水艦。 イギリスでも研究してたな。ブローパイプSAM発射機を取り付けた潜望鏡。 (13 73-74) スティンガーのBCUはどんな仕組みで電気を起こしてるんでしょうか? 詳しい成分は知りませんが、基本的には普通の電池と同じです。 ただ、電解質が常温では固体であり、動かないために化学反応が起きません。 熱することによって初めて融解し、電池として働き始めます。 作動に発熱装置(一種の火薬)が必要ですが、室温で長期間安定して保存でき、 また作動時には高温のため大電流が得られるという長所があります。 (14 system) スティンガーについて教えて! ミサイル重量10kg、最大高度3800m、最大距離4500m。 1967年に開発が開始され、1981年から配備、20ヶ国で採用されています。 フレアなどの対抗手段には比較的弱いと言われています。 (14 912) FIM92Bスティンガーミサイルでは、 以前のスティンガーの全方位攻撃、対ECM、IRパッシブホーミングとともに、 紫外線も探知するようになり、欺瞞発火弾(フレア)にも惑わされにくくなった。 アフガン侵攻時の旧ソ連から、「ヘリコプターキラー」として怖れられ <ランボー~怒りのアフガン~>の元ネタとなった逸品でもある。 (14 レオス ◆TJDP/Qdw) スタンダードとシースパローってどう違うのでしょう スタンダードの方が長射程のようですが、全部長射程のにしないのですか? Standardは艦対空エリア防衛ミサイル、Sea Sparrowは短距離艦対空ミサイルです。 まず、Standardで露払いをして、撃ち漏らしたものをSea Sparrowで迎撃します。 従って誘導方式などに違いがあり、ひとまとめには出来ません。 しかも、Standardの方が単価が高いですから、なかなか数を揃えられません。 艦隊全体を覆う200キロくらいの防空圏を作り、ここに侵入する敵を撃破するのがスタンダードSAMです。 従って、長距離用誘導レーダーを用いて、レーダー誘導を行い、慣性誘導方式を用いて、 終末はセミアクティブレーダーホーミングを行います。 その弾体は全長6.55メートル、重量1451キロに及び、誘導装置も含めると、かなり大型の艦にしか載りません。 一方、シースパローは個艦防御のためのミサイルです。 従って、かなり切迫した状況で運用されるため、応答速度の良いものが求められます。 更に、誘導方式についても3段階ののんびりした誘導は出来ないので、 セミアクティブレーダーホーミングのみ搭載されています。 全長は3.66メートル、発射重量は227キロなので、かなり簡易化でき、費用も安く仕上がります。 (15 眠い人 ◆ikaJHtf2) 離陸直後であればスティンガーでエアフォースワンを撃墜することは出来ますでしょうか? 確かC-25はIRジャマーを装備していたはずですので、空港を本当に離陸した直後でもない限り、 撃墜するのは困難ではないでしょうか。 そうなると、スティンガーでなく、ロケット弾でも良いわけですし。 それ以前に、不審尋問でとっ捕まるのがオチだと思いますが。 (22 眠い人 ◆ikaJHtf2) SAMで航空機を迎撃する場合、一機あたり何発くらい発射するものなのでしょうか? SAMは最小2発、普通は5,6発斉射しますが、 ベトナムや中東では1機に対し20発撃ったケースもあります (23 339) IR誘導とレーダー誘導ミサイルはどちらが命中率いいんですか? ある統計によると撃墜された航空機の9割はIRミサイルによるものだそうです。(1979-1985) 近年ではAIM120等の活躍がありますが基本的にはIR誘導のほうが命中率は高いものと私は推測します。 IR誘導はもっぱら短距離用であり、交戦距離が短ければそれだけ命中率にも影響し、 またIRはパッシブなセンサーであるため発射を探知するのが難しいとがその理由です。 (23 340) ロシアの対空兵器で、SA-10とSA-12の違いがよくわかりません。 誘導システム上の違いでは、 SA-10:Track Via Missle。終末期誘導を、ミサイルのレーダーからの 信号を地上で処理し、機動をミサイルに送り返す方法で行っている。 SA-12:Command Semi-active self guidance。途中までは地上から誘導(あるいは慣性で飛行)するが、 終末期はミサイルのレーダーと処理装置で自己誘導。 また、SA-10では潜在能力であった弾道ミサイル防御能力がSA-12bでは 明確な仕様として強化されています。 ともに、使用するミサイルによって射程が何通りかあるので、これも 混乱の原因かも知れません。SA-10、SA-12というミサイルはなく、 これはミサイルシステム(探知、指令、誘導、そしてミサイルランチャーとミサイル本体)の総称です。 NATO呼称では、SA-10がグランブル、SA-12aがグラディエーター、SA-12bがジャイアント。 (32 284) スタンダード対空ミサイルってAGM-78とは別物なんですか? AGM-78は名前が「StandardARM」なだけ。 AGM(Air to Ground Missile)の名の通り、対地ミサイル(対レーダーミサイル)です。 ttp //www.fas.org/man/dod-101/sys/missile/agm-78.htm (33 563) 不審船の事件で地対空ミサイルが搭載されていたらしいですが具体的にこのミサイルはどうやって目標の熱源をロックするのですか? 目標に向けるとシーカーがロックオンしたかどうかを信号で 知らせてくれるので、あとは引き金を引くだけです。 (33 716) アメリカの州軍に、ローランドが配備されていると聞いたことがあるんですが本当ですか? Rolandは米国に於いて、MIM-115としてライセンス生産され、配備されていました。 この時は、英国のRapierとフランスのクロタル(Libertyと言う名称)とで比較され、Rolandが 採用されました。 当時は冷戦の真っ直中で、主戦場が欧州になる可能性が高かったため、補給の観点から 欧州製のミサイルが採用されたかと記憶しています。 また、時代背景的にも米国製品の信頼性は低く、海外製の兵器を購入した方が良いという 風潮があったからだったか、と。 (確か、Chaparralのレーダーシーカーの開発に失敗したんだっけ) (37 眠い人 ◆ikaJHtf2) SAM-2を改造した標的を自衛隊が採用したという記述があるのですが事実なのでしょうか SAM-2って91式携帯SAMのことなんですが。。。 巡航ミサイル型標的は技本が試験用標的として臨時に特注したもので、 別に空自が制式装備として採用したものじゃありません。いわゆる一発ものです。 正式採用しようとしても高すぎて訓練では使えないでしょう。 低空小型目標に対するニーズはあるんですけどね。 しかもこの標的は平成7年度契約ですので、平成8年度を調べても出てきません。 (37 38) 海自用のスパローは射程が7キロしかないんですか? えー、戦闘機用のスパローの射程は改良型のMでも40km程度だったと思いますが 大勢に影響はないので… 空対空用スパローと地対空用スパローの射程の違いは、主に追尾可能時間の長さに よって決定されており、ミサイル本体の飛行可能距離とは余り関係がありません (42 453) チャパラルやスティンガーに入っているミサイルは地対空型と空対空型ではどこが違うのでしょうか? 地上発射するミサイルは、予め初速を得られる空中発射型と違い ゼロから加速しなくてはなりません。 そのためのブースターが付加されています。 (44 181) 空対空ミサイルを地上目標に向けて、むりやり発射する事は可能なのでしょうか? レーダー誘導のは地上乱反射でさすがに無理がありますが、 赤外誘導であればロックオン、発射、命中が期待できることも あります。また、発射後ロックオン方式のミサイルであれば、発射はともかくできます。 (46 661) 戦闘機を撃墜するためにミサイルはミサイルを追尾しないの? 合い方のミサイルの熱源と戦闘機の熱源どう区別してるのだろう? 一旦敵機の熱源にロックしてから発射されるのが普通ですから、 そのロックが外れない限り、次の熱源を探すことはしません。 また、最近のものであれば、熱源の周波数分布や形態で偽目標 と航空機を判別します。 (47 64) 赤外線追尾の場合、理由は3点あります 熱量 ミサイルより飛行機は大きいですから、飛行時に放出する熱量も 大きくなり、飛行機のがより追尾しやすいのです 昔はこれのみで追尾するミサイルも有り、より熱量の大きい太陽へ 向かって飛び、追尾を外すことができました (映画ではイまでもやってるときがある) 温度 ジェットエンジンとロケットモーターは燃焼温度に差が有るため 発生する赤外線のスペクトルが違います スペクトルを判断することで誤認を回避します 位置関係 発射前にミサイルへ敵の位置を教えるます (映画などでは後ろについて発射までにピピピピピピーと音がしますが、 ピーと鳴ったときがミサイルが敵を認識したということです) それを目標に追尾しますから、他のミサイルが敵と重ならない限り 誤認せず、また3次元空間の機動で重なる確立は非常に低いものです (47 65) 空対空ミサイル「アムラーム」ってセミアクティブ誘導でも撃てるんですか? セミアクティブでの誘導は行なわれておりません。 それよりも優れた方法で誘導されています AMRAAMは母機より敵機の位置を電波で受け取り、それに基づき軌道変更を行ないます。 つまり、AMRAAMの場合 発射直前に敵機の位置を母機から教えられる ↓ 発射後も母機のレーダが敵機の位置を確認しそのデータをミサイルに送信する ↓ 敵機をAMRAAMのレーダで補足できるようになったらあとはAMRAAM自身で誘導 (49 42) トムキャット退役後、フェニックスミサイルはどの機体で使ってるんですか フェニックスはF-14以外では使用できませんので 戦闘機用対空ミサイルとしてはお払い箱です F/A-18ホーネットはF-14が存在しているということを前提に開発されましたので 純粋な空対空能力はF-14のほうが優れていると思います ホーネットの最新型F/A-18E/FスーパーホーネットのF型は F-14の後継として配備されますがフェニックスは装備不可能です しかし海軍はスーパーホーネットでF-14の後継はもちろん それ以上の役割をこなせるとのことです (56 453) フェニックスミサイル自体、トムキャット同様、基幹部品のストックが尽きて きており、ラインを再開しても意味がない(陣旧化している+用途が消失した) と考えられています。 フェニックスはトムキャットと同時に退役して、浮いた整備・維持予算を後続に 回すことになります。 (56 456) フェニックスミサイルというのは一度に6機ロックオン出来ると聞いたのですがこれは6発積んでるということなんでしょうか? フェニックスはF-14専用ミサイルですが F-14のレーダーが24の目標を同時追尾しそのなかの6目標に対し 6発のフェニックスを同時に誘導できる だったと思います。 フェニックス搭載も6発が限度だったような (56 444) 中国が配備しているクロタール対空ミサイルはフランスの許可を得ているのだろうか。 クロタールの中国版は一応Chinese Copyと言う扱いです。 ただ、直昇9型の様にアエロスパシアルのライセンス生産も行っていますので、 単純なCopy生産というのは語弊があるかも知れません。 (60 眠い人 ◆gQikaJHtf2) ロシアではAWACS撃墜専用のミサイルを開発していると聞きました。 AWACS自体を見る限りではさほど強固な航空機ではないように見えます。通常使われるミサイルでは威力が不足するのでしょうか? AWACSは通常、2ないし4機の護衛戦闘機と行動を共にしております うっかり近づくとアムラームで(諸説あるが最大射程80-120km)で あぼーんされます (60 212) AWACSの任務(遠距離からの敵機の探知及び味方迎撃機の誘導…などなど)を考えると 威力というよりはむしろ射程の問題ではないかと思われます。 (60 雪風 ◆MZR7PEYUKI) スタンダードとかの艦対空ミサイルは対艦用にも使えると聞いたのですが、本当ですか? スタンダードには対艦モードもあります。 「も」ですから、使えない艦や使えないミサイルもいっぱいあります。 (63 ゆうか ◆9a1boPv5wk) スタンダードはハープーンと同様、ベースは一緒で空対地ミサイル化されますた (63 800) 補足 セミアクティブレーダーホーミングのSAMは原理的には発射艦のレーダーが相手艦をとらえていれば 命中させることが可能です。一時期アメリカ海軍がスタンダードを兵装にしたFACを保有してました。 ほかにもイギリスがかつて使用していたシースラグは対艦用の運用をそれなりに考慮していたとか。 もっとも炸薬量が少ないのでSSMほどの効果はないです (63 802) SA-7グレイルはWWII時代のレシプロ機に効果的ですか? 無理だと思う。最近のやつはともかく、あのころのセンサーじゃ レシプロはだめなんじゃない。 (64 718) スティンガーを戦闘機で運用できませんか? 意味がありません。 (69 124) 戦闘機の任務に使用するには性能が低すぎます。 だいたい、戦闘機に積んで何をするつもりなのでしょうか? スティンガーで撃墜し得る目標なら、機関砲で十分です。 (69 128) スティンガーでハインドを落とせますか? スティンガーで落とされたハインドはそこそこあります。だから 答は落とせます、です。正確に言うと、落とすことは可能だ、です。 この距離はそこそこ大きいんだけど。 (75 system) 180度回頭出来るミサイルって自分の発射したミサイルが自機に向かって飛んでくる事は無いのでしょうか? (AIM9Xとか) 180°回頭可能と言われているAIM-9XやA-11はシーカーに 赤外線画像方式を採用しているので問題ないでしょう 補足 あくまで、シーカーが正常に作動した場合です 故障していればどうなるか分かりません (75 706) 180°回答しても発射母機に戻って来るほどの推力と燃料はないだろうが (75 708) 短SAMの説明の所に射程13KM仰角80℃高度3KMとありました。 単純に考えれば80℃で13KM飛ばせば高度は約10KMに達すると思うのですが、 何故高度3KMになってるんでしょうか? 単に、射程なら最大13km、仰角なら最大80°、高度なら最大3kmまでと いう意味で、同時に、ではないのでしょう。対空ミサイルの場合、高度、 距離などは組み合わせで変わりますし、揚力の関係で仰角に制限がある 場合もあります。 (76 system) 史上初めて航空機がSAMに撃墜された事例ってなんですか? 1960年5月1日、ソ連領空を偵察中のU-2が、ソ連のSA-2に撃墜されたのが 多分最初。 (82 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 自分が発射したミサイルに自機が追いついてしまい自爆!なんて事は起こった事は有るのですか? 撃ったミサイルが機体からはなれた直後、上方を向いて点火、 機体にあたり墜落、ってのがあったような... 追いかけられて、ってのはないと思います。 (82 277) Grumman F11F-1の試作時に、自機が撃った機関砲弾を浴びて墜落したケースがあります。 (82 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 81式短SAMは陸自には採用されてないんでしょうか? 陸自が最初だろ>81式SAM 改は陸自しか採用してないし。 (84 86) 91式個人携帯対空ミサイルっていくらなの? 91式携帯地対空誘導弾調達価格 平成10年 16セット…14億円 平成11年 12セット…10億円 (84 789) 追加 平成13年 11セット…7億円 平成14年 39セット…19億円 (84 793) FCS2で管制できるミサイルの数はいくつでしょうか。 この場合シースパローの事ですよね。 シースパローは飛翔中イルミネーターの照射が必要ですので、 イルミネーター数=同時管制数となります。 むらさめの場合2となります。 (86 574) なお、シースパローは1目標に2発射つのを標準としてますので、 むらさめの搭載する16発では8目標しか落とせません。 同時2目標で十分なのです。 (86 ゆうか ◆9a1boPv5wk) 空対空ミサイルで対艦ミサイルを撃墜した事例はありますか 実戦での記録は、とりあえず無いです。 (90 603) テストならおなじみフェニックスが。 (90 604) 搭載したCCDカメラで目標の画像を捉え、追尾するタイプの、空対空ミサイルって存在しますか? 「CCDカメラ」を使っているかどうかは知りませんが、 最新の近接戦闘用AAMは、赤外線画像誘導(IIR)方式が 一般化しているようです。aASRAAM、IRIS-Tなどを検索されては? (92 527) 画像誘導IR追尾ミサイルのセンサーは、focal plane arrayと表記されます。 一般的な赤外CCDをそのまま使っているかどうかは別として、 同様の受光素子を使っていると思われます。赤外の二波長を 別々に感知して温度などを判断する、二色カラーが主流のようですが フィルターを使用した単板なのか、二板なのかは不明です。 (92 system) 対空ミサイルの誘導方式で”ビーム・ライダー方式”というのがありますが、本などの説明を読んでもよく意味がわかりません ミサイル後方にビームを検出するセンサーが有り、ビームの中心に舵を切る事で誘導されます。 (尾翼上の4センサーの出力比較で舵を切るとか) つまりイルミネーター側でミサイルの進む方向を示してやってる訳ですね。 ”目標にイルミネーター、と呼ばれるレーダーで電波を当て、その電波にミサイルが 乗る形で目標に誘導される” この説明は、どちらかというとSARH(アミアクティブレーダーホーミング)の説明ですね。 (93 548) Igla-Sってのはどのくらいの性能なのでしょうか? Igla-Sは射程6km。 ロシアの御用サイト、www.milparade.com/2002/50/02_01.shtmlに 詳しい記事があります。Igla-Sになって、Iglaより射程は15%延び、 近接信管の装備もあいまってスティンガー以上の性能と謳っています。 (94 system) 空対空ミサイルとかって外れたらどうなるんですか 燃料が切れるまで飛び回っているのか それとも落ちて被害を出さないため自爆したりするのか 自爆機能はまずない、燃料は数秒で切れるとだけ答えておきます。 (97 688) 直撃しなくても、付近を通過すると信管が判定したときは爆発します。 (97 698) AIM-9J=AIM-9P=Rb24ということなんですか? AIM-9P…AIM-9B/E/Jの機能向上型で、前方半球探知能力を持ち、改良された ロックオン信号を発生させたもの。 AIM-9J…AIM-9Hの機能向上型で、AIM-9B/9Eを部分的に固定素子回路に変更 したもの。(それ以前は真空管を使用) なので、Jの方が一世代古いミサイルになります。 スウェーデンのRb-24はAIM-9Bなので、更に古く、初期型ですね。 AIM-9LがRb-74になります。 (101 眠い人 ◆gQikaJHtf2) あるターゲットにロックオンしたミサイルが、飛翔中やロストしたときに別のターゲットに再度ロックオンすることは可能なのでしょうか? 誘導方式にもよるが、たいていの場合「可能」 101 309) ああ、良くあるよ。敵にロックオンして発射したミサイルが、 途中から味方機に向かっていっちゃうことって。 101 310) 「可能性がある」くらいが適当かと・・ 101 314) ああ、良くあるよ。敵にロックオンして発射したミサイルが、 途中から味方機に向かっていっちゃうことって。 初期のサイドワインダー 101 320) むしろ初期のミサイルの方が識別能力が低く、再ロックオンの可能性が高いと言える。 101 321) その「大抵のミサイル」の具体名(もちろん複数だよな)と再ロックオンの実例 (こっちも 当然複数あるはずだ)を書き込み方よろしこ そりゃ、敵機にロックオンして発射したはずのサイドワインダーが、 相手の射出したフレアに付いていってしまうってのは、 そのフレアにロックオンしなおしたとしか判断のしようがないわな。 309が可能に「」付けてるのに注意。310もそのような意味で使ってる。 ま、質問者はそういう事を聞いてるわけじゃないと思うけどな。 101 331) 再ロックオンどころか、後付けロックオンが最新の赤外誘導ミサイルでは常識となってますが。 再ロックオンはロック外したあと、魚雷よろしく螺旋運動して試みるみたいですね。 101 system) まあロスとした事を「認識」して再ロックオンを試みるミサイルの例として、 ハープーンのブロック1D以降とかが挙げられる。 でロストした後だろうがお構い無しに、視野内の(IRで)明るい目標に向かってくのが上記の初期型サイドワインダーなど。 101 333) 地対空ミサイルをベースに空対空ミサイルを開発した事例はあるのでしょうか? スティンガーとか。 (101 560) 陸自の観測ヘリOH-1に搭載の空対空ミサイルは、 91式携帯SAMがベースですよん。 (101 566) 地対空ミサイルはきっちり固定されたランチャーから発射するのを前提としているから難しいかも。 以前、総火演で(対空ではないけど)SSMを設置するときはキチーリと水平を出さなきゃいけないので結構めんどいと 説明役のお兄さんが語っていた。 (101 567) 空対空ミサイルについての質問なんですが、今いろいろ調べてみたら一番射程の短いミサイルでも15kmとかあるんです。 ゲームとかでは敵機を視認できる距離まで近づかないとロックオンできませんが、10km以上はなれた敵って視認できるもんなんですか? それとも、そもそも実際の戦闘ではゲームみたいに敵を視認できる距離に近づくこと自体ないのでしょうか? 後者。現実のレーダーはもっと強力だし、管制機(AWACSとか)の 支援も受けるので。 あと、設計上の射程ぎりぎりの相手にはなかなか命中するものではないです。 (101 510) まあ、“何か間違った時の為に”パイロットは近接空中戦の訓練も欠かしませんけどね。 近接空中戦でも、ミサイル自体の性能が重要に成って来ます。 敵の真後ろに付けなければ当たらないミサイルと、真正面から撃っても当たるミサイル では、どちらが有利かは明らかでしょう。 フォークランド紛争において、ハリアーがミラージュを対抗出来たのは、この為です。 まあ、パイロットの場合、目が良い人は20km先まで見えるとも言いますけど。 (101 514) サイドワインダーもやっぱりロックオンしたことが敵機にばれるのでしょうか? ばれます。 というか一部の最新型を除くミサイルは発射後、基本的にほぼ確実に探知されます。 (102 733) ちなみになんのせいでばれるんでしょうか? まあ色々理由がありますけど分りやすく言うと 基本的にミサイルはロックオンする際に敵機に向けてレーダー波などを照射します。 それを機体のあちこちに付けられているセンサーが感知するからです。 (102 735) あと、IR誘導式ミサイルでも推進力を得るためには燃料を燃やさないといけないのでその際に赤外線が出ます。 それを機体の赤外線センサーや近接レーダーが感知することもあります。 (102 737) 被ロックオンですが、レーダーであっても、低被探知レーダーではロックオンを感知させないことも あるそうです。とはいえ、最終段階まで来れば、やはり電波の強度が増すこと、追従するために 頻繁に発振することから、ロックオンを探知されることになります。IRについては噴射炎を見つけられて 「こっちの方向からなにか来る」警報が出ます。ただ、そのような警戒装置は軍用機に漏れなく付いてくる ものではなく、ある程度レベルの高い機になって始めて装備されます。又、遠方で発射され、巡航状態で まったり飛んでくるミサイルになると俄然探知しにくくなるようです。長距離IR誘導(母機の低被探知レーダー あるいは他機からのデータで発射、慣性誘導、最終段階でIRパッシブロックオン)などがこれに相当します。 いずれにせよ、探知されるタイミングが問題なのであり、命中予定に1分前に探知されるのと、5秒前に 探知されるのとではまったく話が違ってきます。逆に、同じように探知しても、ミサイルが速度・位置 エネルギーを十分残して元気満々な状態と、ようやく射程にたどり着きました状態とでも話は変わってきます。 (102 system) AAMで攻撃されていることが検知できるかどうかはともかく、質問の文意に忠実に、 IRシーカーがロックオンしたことが目標機にも分かるのかと言うことであれば、「分からない」が正しい答えのはず。 (102 772) 赤外線誘導ミサイルはパッシヴ誘導ですから、被照準側からはロッオンされたかどうかはわかりません。 ただ、後方警戒レーダーのついている機種なら「自分になにかが急速に接近してくる」ことはわかるでしょうから、 それがミサイルだという判断はできるでしょう。 あとドッグファイト中であれば自分の後ろ (最近のミサイルは必ずしも目標の後ろからでなくとも照準できますけど・・・)についた 敵機からミサイルが自分に向けて発射されるのはわかるでしょう。 (120 870) ロックオンする時にレーダー照射するので気づかれます。 携帯SAMとかにレーダー照射しないタイプも有るけど。 (120 872) パッシブなミサイル探知装置もあり、これによってIRパッシブミサイルも探知することが可能です。 噴射炎の赤外、あるいは紫外(通常は紫外)放射を検出するものですので、 探知距離外ですでに慣性飛行になってしまっていれば無効ということになりますが。 イラクの米軍も地上からのSAM対策として全機装備を急ぎつつあります。 今後、テロ対策として旅客機にも装備する計画が進んでいます。 (120 system) 艦対空ミサイルの「ESSM」とは、なんの単語の略なんでしょうか? まんま えぼるぶど・しー・すぱろー・みさいる (104 95) 自衛隊の対空ミサイルは陸自、海自、空自でバラバラですが、統一できないのでしょうか? 適材適所という言葉があります…。 高空用、低空用、局所防衛用、広域防衛用…と用途別に装備していったら そうなったと言うだけです。 (104 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 飛距離と本体の大きさがだいぶ違うのも含まれているから すべてを統合できるものでもないと思う。 (104 764) 同じ系統では性能も限界があり、用途に制限が出来ます。 また、機能に不良があった場合、皆同じメーカーだと一斉に使えなくなってしまいます。 リスクを考えるなら、用途別に、違う系統(メイカー)にした方が良いです。 また、相手にしてみれば、複数の系統が合ったほうが対応がしにくくなります。 F-15がスパローとサイドワインダーを両方つめるのとある意味同じです。 誘導兵器は種類がある程度は多いい方が有利です。 (104 772) 短SAMと中SAMの境界線は射程何キロでしょうか? 決まった境界なんてありません。 その時運用するSAMの中でショートレンジだから短SAM、中距離だから中SAMです。 更に言えば、カテゴリーと言うより固有名詞です。 (105 547) SA-19 Pantsyr のPantsyr ってなんて読むのでしょうか? Панцирь(Pantsir')。パーンツィリ、くらいかな。意味は鎧。 (105 797) セミアクティブ中距離ミサイルに対するAMRAAMの優位性がイマイチわからないんです セミアクティブは命中の瞬間まで発射機が機首を目標機に向けている必要があります。 AMRAAMのような最終段階アクティブホーミングでは目標機が回避機動を取っても、 発射機はそれに付き合う必要が無く、楽なだけでなく次の標的を選ぶことができます。 また最初のロックオン以後は発射機はレーダー波を発信する必要がありませんから、 低被探知性もはるかに良くなります。 (107 system) 米軍のF-15とF-15Jが目標に対してアムラームを発射するとしたら、両者の戦闘力に差は出るんですか? ミサイルの発射角度、発射のタイミング、距離、シーカーの作動率、 気温、気圧、高度がまったく一緒だった場合、 ミサイルの性能に『製品ごとの微妙な個別差』以外の差は有りません アムラムだろうがAAM-4だろうがAIMシリーズだろうが同じです。 (108 126) レーダーの種類が違うし、火器管制装置も違うようですから目標の探知距離、精度に差が出るでしょう。 これは当然撃墜率にも影響すると思います。 (108 system) イラクのテロリストが使ってた携帯式ロケット(ミサイル?)って何なんですか? 携帯対空ミサイルならストレラかイグラ (109 408) RPG-7は無誘導の対戦車ロケットランチャー 火薬によって打ち出されたたのちロケットにより推進し、目標(戦車等車両に当たると成形炸薬弾頭が撃発する。 爆発したエネルギーは一方向に集中し、発生したメタルジェット(高熱の液状化金属)が装甲を穿ち、車内の乗員や機器に損害を与える。 対空用に使われるのは(携行型対空ミサイル)SA-7ストレラとそのファミリー。 照準装置に捕らえられた目標(航空機)の熱源(エンジン)をミサイルに内蔵された熱源センサーが追尾。 炸裂した破片で航空機に損害を与える。 つなりこの二つは全くの別物。 「ブラックホークダウン」の題材になったソマリア、モガディイオの戦闘ではRPG-7でヘリコプターを撃墜している。 しかしこれはヘリから見て死角の多い市街地の戦闘で、しかも空中、低空で でほぼ静止状態にあった目標に対しての攻撃。 つまりレアケースといえる。 (109 409) チャパラルのようなIR誘導の地対空ミサイルは敵機をロックすれば打ちっぱなしで地上からはなにもする必要がないのでしょうか? IR方式のSAMは完全打ち放しです。発射時のロックオンは目視によるものが多いですが、 同じIRミサイルでも高度なシステムの一部として運用される場合などには、 レーダーや電子光学装置から目視で発見できない、あるいはしにくい敵の位置を得、 そちらを指向してロックオンさせます。 (109 system) 自衛隊の81式短SAMは発射後ロックオンを採用しています。 「改」ではさらにロックオンまでの指令誘導も受けます。 (109 559) 同じサイドワインダーを地上の目標にも、航空機にも使うことが出来るのでしょうか? できなくはないですが、効果を考えると非現実的…。 対空ミサイルは対空ミサイルなりの誘導方式が、 対地ミサイルは対地ミサイルなりの誘導方式がそれぞれありますからね。 そして、戦闘機(戦闘攻撃機)も、普通はミッションなりに装備を選ぶわけですから。 普通に考えれば、対空ミサイルを地上目標にぶち込もうとは考えません。 (110 797) AIM-9Xの「X」ってどういう意味なのでしょうか? 開発中の兵器にはXをつけるのが普通です。 現在も技術/生産開発段階ですので、制式採用されれば 現在まで使用されてきたA~Sの次、とかいう名称が与えられるのがスジです。 しかし、なぜかAIM-9Xが制式名称として採用されてしまいました。 T~Wはスルーされてしまったわけです。 その理由までは知りません。まあ、なんとなくかっこいいとか、AIM-9シリーズはこれで打ち止めとか? ミサイル自体は最新世代の赤外画像認識型誘導ミサイルであり、9M型とロケット、 弾頭は同一ですが機体や翼、もちろん誘導装置は新たに作られています。 噴射コントロール部も新たにされ、機動性が増しています。 (112 system) かつてのSDI計画で開発されたASATミサイルや弾道ミサイルを迎撃するミサイルは 何故近接信管等を装備しておらず、直接当てて破壊する方式なのでしょうか? 相対速度が凄まじいスピードだから。 (113 576) 弾道ミサイルは高速で大気に突入して行く必要があり そのため非常に頑丈に作られている 従って、近接信管の破片だけで確実に撃破できるとは限らず 湾岸戦争のスカッドミサイル迎撃のように、胴体だけ破壊して弾頭は無傷とかになる場合も多い。 (113 577) 576さんの書かれた通り、相対速度が大きいので、信管のわずかな起爆遅れでも 破片はまったく無効な空間に散らばります。であれば、対向軌道に乗せて 衝突させた方がいい、というのが一つの理由。もう一つは、最近の誘導システムは 進歩しているので、近接信管前提に設計された対空ミサイルですら、開発試験で ダイレクトヒットすることが珍しくない~半分はそんな感じ、になってきて いるということもあります。もっとも、航空機相手のSAMとミサイル相手の ABMではまったく難易度が違いますけど。 (113 system) 576-577にて すでに回答されていますがさらに補足しますと、 相対速度が極めて高いので軌道要素修正に与えられる時間が短くなります。 ということは高加速が必要なので、出来るだけ軽くしたい。 579にもすでに述べられているとおり近接信管を用いても無効率が高く、また爆発物と調整破片を 乗せると重くなり、 |危害半径の増大による改善(撃破率改善)|<|重量増大による機動性悪化(命中率低下)| になります。 結局、高機動の軽い弾頭を直撃させるのがベストということになります。 (113 あなたのTrue/False ◆ItgMVQehA6) 発射された空対空ミサイルの燃料とかが切れたらどうなるんですか 時限信管がついていて、発射後一定の時間が経過すると自爆する仕掛けになっています しかし、コイツがよく故障するようで(事前にスパイがry)ミグに突き刺さった サイドワインダーやスパロー等がソ連に渡ったという興味深い噂も残っております また、自爆はミサイルのシステムの機密を守るための仕掛けで、 運悪く落ちてきたミサイルの破片にあたった人間はまず命に関わる大怪我はまぬがれません (115 297) 現代戦における航空機って、対空ミサイルで攻撃されたりしてやられてしまいそうなのですが実際はどうでしょうか? 「実際は」航空機を飛ばす側がみっちり対策を講じる (電子戦機を使ったり、敵の対空網を優先して叩いたり、レーダーに映りにくい機体を使ったり) しますので、やられっぱなしではありません。 もちろん、それでも落とされてしまう例は別に珍しくありません。 (116 459) RIM-7シー・スパローのRIMって何の略ですか? R=艦艇発射(何故 R の頭文字になるのかは自分は知らない) I=迎撃 M=ミサイル の略。 (121 560) レーダーじゃないの? ミサイル辞典(新紀元社刊)にはそう書いてあったが・・・? R=艦艇発射 (121 562) アメリカの兵器記号(特に空関係)の付け方って素直じゃないからなぁ・・・。 (121 563) 世界軍事訳語辞典のRの項目には surface ship launchedを示すミサイルの一文字目に使われる接頭記号と… どこがRなんだー (121 565) 昔、米軍のそれなりの人に聞いた話では「記号は何かの頭文字というわけでなく特に意味はない」 「Rは意味付けしたければレーダーのR」というお返事 (121 580) 対空ミサイルの弾頭は、みな近接信管になっているのですか? 直撃を前提にした触発信管は使われていないのでしょうか? そりゃ直撃させられればそれににこしたことはありませんが 直撃させることがが難しいから近接信管なんですよ ミサイルはその程度の精度なんです (124 138) ペトリオットのPAC-3タイプが直撃弾頭です。 英のトーネードと米のF-18を落とした(少なくともどっちかはPAC-3だったはず)実績もあります。 補足 PAC-3も完全な直撃のみの運動エネルギー弾頭ではなく、 近接信管と破片弾頭を併用しています。 近接信管ミサイルでもよくテスト時に「直撃」を誇っていますが、 やはり撃墜確率という点では近接信管が有効なようです。 (124 system ◆systemVXQ2) 今の航空機に対して使われる対空ミサイルは直撃方式なんでしょうか? それとも、直撃寸前に散弾のように弾頭が露出拡散して命中するのでしょうか ミサイルによって違うが、大抵は着発信管・近接信管両方持ってる。 直撃コースなら着発、横をすりにける時はレーザー近接信管などが働く。 弾頭も多種有るが、横方向(環状)に威力の集中するロッド型弾頭が多い。 多数の凹みを付けて成型炸薬効果を持つ物や、金属環が広がるコンティニュアス・ロッドなど類似種も多い。 近年近接信管と連動して複数の起爆点をコントロールし、敵機側に威力方向を集中するなどの工夫もされている。 (541 243) 赤外線誘導方式のミサイルの警報装置ってあるの? 赤外線誘導方式のミサイルに対する警報装置は、ミサイルの噴射炎を感知する。 もしくは後方警戒レーダーで高速接近するものを感知する機種も。 (496 534,神゛聖\(^o^)/オワタ帝國 ◆u8nX3fKy0k) 撃たれたミサイルがレーダーホーミングかIRホーミングなのかわかる方法ってありますか? レーダーホーミングなら照射された誘導用電波で察知できる ちなみに、IRミサイルを発射するのは大まかに分けて二通りの方法がある。 一つはスレイブモードと呼ばれるもので、これはレーダーでロックした方向にミサイルのシーカーを 追従させるもの。この方式を使うと、激しい戦闘機動中でもシーカーが敵機の方向を向いてくれるから ロックオンしやすくなる。欠点としては相手にレーダー波を照射するので自分の存在がバレバレになること。 もう一つがボアサイトモードで、これはレーダーを使わず、手動でシーカーをロックオンさせるもの。 スレイブモードみたいに自動でロックしてくれないので、結構メンドイ。 だけどレーダー波を使わないから、相手側に攻撃したことを気付かせない利点がある。 で、スレイブモードで撃たれたなら、敵ミサイルの来る方向は分かるので比較的対処しやすい。 だけどボアサイトモードだと、撃たれたことすら分からないことが多いのでかなりヤバイ。 ちなみにIRミサイルの存在を確認するには、どちらも目視に頼るしかない。 ロケットモーターの炎か煙を見つけられなかったら終わりね。 (355 923,940) 対空ミサイルって目標から外れたら自爆するんですか? 地上に落っこちたらやばいですよね? 自爆するやつもあるしない奴もある。 自爆するのは外れたあとあらぬ方向に飛んで行って味方に当たったり、敵地上空で空戦してる場合 落っこちたやつを拾われて解析されたりすることを防ぐため。 なお「地上に落ちたら落ちた場所が危険? 知るかそんなこと」というのがほとんど。 (初心者スレ474 219) 赤外線追尾によるミサイルは、レシプロ機に対しても有効なのでしょうか? 近年(AIM-9L以降)のオールアスペクト能力を持つようなIRAAMなら、十分前方からエンジン・排気系当の熱源にホーミング出来るでしょう。 (363 227) RIM-8 タロスの様な大型対空ミサイルが無くなったのは何故でしょうか? ロケットの改良や飛行経路の効率化を図った結果、タロス級の射程をスタンダードに毛が生えた程度の大きさで達成できた。 後は判ると思うけど、そんな遠距離の敵を攻撃する事なんてそうそうないのでその程度の大きさになった。 あと米海軍ではスタンダードを弾体としてシーカー部をAMRAAMの物を装備した巡航ミサイル追撃用のSAMを開発している。 (358 540) 近所にHAWK地対空ミサイルシステムがあるのですが、現代においてはどの程度あてになる装備なのですか? バックファイアやベアをどんどん撃破できますか? 一応、新型中SAMの配備は開始されているが、ホークも改良されて使われています。 どちらかというとバックファイアやベアなどは、航空自衛隊の高射群、たとえばパトリオットなど長射程のものが対応する相手。 ホークは野戦防空だから戦場の上空を飛ぶ相手、例えばフロッグフットあたりを相手にすると思います。 基本的に兵器というのはあれば使いでがそれなりにあるもので、陸上自衛隊の高射は物持ちがいいです。 たしか1980年代後半に入ってもダスターを装備している旅団があったとか、今尚フレーダーマウスと エリコンの組み合わせを使っているところがあってもおかしくないくらい。 部隊の数もそれなりに多いので一挙に新型に更新するわけにはいかないのでしょう。 (526 186) 艦対空ミサイルのシースパローで艦船も狙えるの? セミアクティブレーダーホーミングのミサイルなら、母艦のイルミネーターが目標艦をとらえてればおk シースラグなんかは副次的に対艦にも用いようか?みたいな話があった 実際スタンダードなどの艦対空ミサイルにはいちおう対艦(水上目標)モードがある。 (350 218,222) HAWKって何? 地対空ミサイル 射程は短SAMより長く、空自のペトリよりは短い。 高射特科の装備。実弾射撃はアメリカで行われる。 (自衛隊板初質スレ94 103) 西側24ヶ国に普及している中距離地対空ミサイル。 正式名称はMIM-23 ロー・ツゥ・メディウム・アルティチュード・サーフェイス・トゥ・エア・ミサイル・システム:HAWK 開発開始は1952年 米軍配備1960年 (19 最南端 ◆KOHAkul.) ツングースカ対空システムは夜間でも使用できますか? なんかレーダーが付いてますが、実際は光学照準装置でミサイル誘導するらしいのでどうなのか気になります。 2S6は夜間でもレーダー火器管制により戦闘可能。 ただミサイルは目視で目標を捕捉できない場合は撃てない。 ツングースカのミサイル誘導方式は「照準の中心に目標を捉らえ続ける事によるラジオコマンド方式」で、 『目視』と言ってよいシステム。 夜間暗視装置はついてるけどね。 2S6の設計思想からしてミサイルは「補助兵器」であって、主兵装は 機関砲なのでミサイルの運用に制限があっても大した問題はない(ということになっている)。 開発・設計された当初は機関砲の射程外からしつこく攻撃して来るような ヘリは夜間は飛んでこないハズだったし。 それからソビエト(ロシア)式の対空部隊は必ず自走対空機関砲と自走対空 ミサイル車両のペアで運用されるのが前提で、ミサイル積んでるとはいえ 自走対空機関砲である2S6はそこまでの性能は求められてはいない。 確かにツングースカは光学照準で使用する際にはSACLOSの無線指令誘導方式ですが、 低光量カメラの使用によって、1/4月夜(太めの三日月ぐらいか?)まではパッシブで交戦可能だそうです。 レーダーには策敵だけでなくトラッキング能力もあり、アクティブにすれば光学に頼らず、 火器の発射からミサイルの誘導まで行えるようです。 ttp //warfare.ru/?linkid=1693 catid=264 (349 585-604) 中SAMとパトリオット、用途が被っていると思うんだけど2つを運用する合理的な理由ってあるの? パトリオットは「地域」を、中SAMは「部隊」を防空するもの。 カバーする対象が違う。 ただ、元々は自衛隊が「対空ミサイル」というものを導入する際に 陸自「高射砲の延長線上の装備だから今高射砲を装備している自分たちのものだ」 空自「何であれ防空任務は自分達の対象だ」 と譲らなかったため、「低高度~中高度の部隊防空ミサイルは陸自が、高高度の 固定式防空ミサイルは空自が担当する」と任務を分担させて納得させた、という 経緯があるので、今となっては少々非効率的な分担になりつつある感はある。 (556 126) ロシア製携帯対空SAMのストレラですが、西側のスティンガーと比べた場合の評価を教えてください。 ストレラはスティンガーよりも性能が低かった、まあ一世代前の携行SAMだしな。 最大の欠点は、スティンガーは全方位攻撃能力(オールアスペクト)を持ってたけど、 初期のストレラにはそれが無かった点。 つまり、スティンガーは接近する航空機に対して撃てたけど ストレラは遠ざかる機にしか撃てなかったのね。 この欠点の理由は赤外線シーカーの感度。スティンガーは感度を上げるためにシーカーを冷却してたけど ストレラにはそれが無かったせい。感度が低いせいで 航空機のエンジン後部から出る大量の赤外線しかまともに感知できなかった。 (スティンガーなら、航空機前縁部が空気摩擦で出す弱い赤外線も探知できる) アフガンでの戦績ではストレラの命中率は数%、スティンガーは80%程度といわれた ソ連の元将軍はミサイルの性能ではなく、戦術の違いで実績に差が出たんだと 01年ごろだったかの月刊プレイボーイのインタビューで話している その戦術の違いってなんだろ? 過去何度か紹介したが、ストレラの時代は拓けた場所で上空のソ連機(ヘリ含む)に向けて撃ち上げた スティンガーが入手できた時代はまず小部隊がソ連機を峡谷に誘い込み、低空に下りてきたところを崖の 上に潜んでいた連中が「撃ち下ろす」 ソ連機はミサイルに気がついても左右に回避したら崖に衝突、フレアも落下時間が短くて有効ではない (343 22-27) SM-3は航空機も落とせますか? まず無理。航空機が飛行するような高度ではシーカーが作動しない (戦争板初質スレ1 518) ミサイルシーカーはチャフ、フレアに騙されるんですか? 航空機はチャフとチャフの間に入れずに必ず左右どっちかの端にいる ならば、丁半博打でいいからどちらかの端を目指して飛んでいけばよいのでは? フレアの話に絞って言えば。 「熱源のどちらかの端」では結局のところ確率1/2なので、命中精度悪いです。 最近のミサイルでは命中精度を上げるため、 1.熱源を点で捕らえるのではなく面で捕らえる(多素子シーカーによる赤外線画像追尾方式など) 2.演算処理性能の高度化による妨害信号成分(フレアなどの欺瞞熱源)除去 および波長解析による目標判別(マグネシウム等ではなく航空機燃料燃焼時の波長検出) 等の手法がとられています。 もちろん、仰られる様な「複雑な起動を取る熱源を追跡する」という手法が 取られている可能性はありますが、この点については私は寡聞にして知りません。 実際のところミサイルの内部処理がどのようになっているのかは 実際に開発・運用している方でないとわからないと思います。 以前にも何度か説明したが、米軍や米軍の影響下にある空自などは同一目標にミサイル2発同時発射が基本だ フレア投下で見掛け上ターゲットが分離した場合、2発飛行中なミサイルは制御機器内部のロジックによりそれぞれ 別のターゲットを追っかけることになってるらしい。この辺りいまだに機密なのではっきり書いてある文献資料には ぶち当たってないが (586 746,749) スティンガーなどの携行SAMは攻撃機や戦闘機とかのジェット機を撃墜できるんですか? 携帯SAMは、普通科連隊だと連隊に1本、戦車連隊だと中隊に1本とかだあ。 で、DADSシステムの端末見ながら射撃するようになっておる。 射撃するときは、本隊から離れた山の上とかに陸士置いておいて、撃って反撃されても陸士程度が死ぬようにしておるわい(笑) つまり、対空射撃ちうのはそれくらいのリスク負ってるわけだ。 (331 緑装薬4 ◆8R14yKD1/k) 現実には、戦闘機は歩兵が撃つ肩撃ちミサイルの視程、射程圏内にそうそう入ってくるはずが無く、必要もなく、 攻撃機もわざわざ低空に降りてのんびりする必要がないので、なかなか的にはなりません。 低空に来ても速度が速いので、撃つ方が気付いて、構えて、狙って、しっかり規定通りの範囲で発射、はなかなか困難。 もっとも、滑走路の端で待ってて、最短射程もちゃんと考えて離陸中のジェット機をばっちり撃ったら、これは堕ちる。 (331 601) スティンガーは完全な使い捨てなのでしょうか? それとも再利用可能な部分があるのでしょうか? 発射関連装置とIFF(敵味方識別装置)は再利用が可能。 詳しくは↓ http //www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/stinger.htm (330 662) SA-7グレイル に付いている熱電池ってどんな仕組みで電力を供給するんですかね? それととあるサイトに「着火し、8秒間電力を供給する」とか書いてあったんですが火付けるんですか? 普通の電池は電解質が湿った状態になってて電気を発生させますね。問題は線をつながなくても 電流が発生できる状態なので、自然放電してしまって保存するうちに使えなくなることです。 そこで電解質に常温では固体になるものを選び、使用するときに加熱することで液化させて 電池として働くことができるように作ったのが熱電池です。加熱するまでは言わば冷凍状態なので 自然放電するおそれがありません。また作動するときには高温ですから反応が早く進み、 短時間ですが重量の割りに大きな電流を発生させることができます。 このため、頻繁な点検や交換に頼らず使用でき、重量体積に対して大きな電流を短時間必要な機器、 ミサイルやロケットの部品などによく使われます。加熱は一種の火薬に点火することによって行います。 一旦使用したら火薬がなくなりますし、放電もしてしまいますから通常再使用はできません。 (329 427) S-300の構成は? 司令車(1台) 広域捜索レーダー車(1台) 区画捜索レーダー車(1台) 多チャンネルミサイル誘導レーダー車(1~4台) ミサイル発射車(1~24台) ミサイルローダー兼発車車(1~24台) およびミサイル、という構成になっており、捜索レーダー(9S15 Bill Board:広域 http //pvo.guns.ru/images/sa12/9s15.jpg、 9S19 High Screen:区画 http //pvo.guns.ru/images/sa12/9s19m.jpg、と誘導レーダー(9S32 Grill Pan: http //pvo.guns.ru/images/sa12/9s32.jpg) は別の車両です。 (316 23) ターターミサイルは発射装置の外に露出しています。海上で使う兵器だと晒されっぱなしだと当然悪影響があると思います 係留中や通常の航海の際、ミサイルは取り外しているのでしょうか? 普段は、ランチャーだけで、発射のときだけ発射機の下にある弾庫にあるミサイルを装てんするだけだろ. (309 627) はミサイルをどのように装填するのでしょうか? 大抵の場合、発射機の直下に弾庫があります。 そこから垂直かもしくは角度を付けた状態で発射機に装填されます。 余程の簡便なミサイルならいざ知らず、普通のものは、大抵が自動化されています。 (309 眠い人 ◆gQikaJHtf2) ランチャー直下に弾庫があり、 装填は、ランチャーのレールを垂直にした状態でドアが開き ミサイルが楊弾されランチャーのレールにセットされます。(その後目標に指向される) 映像を見る限りでは、一連の動作は2秒程度で行われているように見えます。(Mk13) (309 636) ランチャーの直下に各種ミサイルを収めた円形の弾庫(通称「コーク・ボトル」)が有り、 1発発射するごとに回転して、次弾を機械力によりランチャーのガイドレールの部分 (甲板上に有る装填部)にまで押し上げて装填します。 簡単に言えば大きなリボルバー式の拳銃のような物です。 (309 637) 近SAMってクローズアロー?クローズドアロー? クローズドアロー しかし現職は誰もそんな恥かしい呼び方はしない いや、オレも元自だから使ってないのは百も承知なんだけど、 今の陸自のサイトだと「クローズ・アロー」になってんのよ。 http //www.mod.go.jp/gsdf/equipment/fa/0_2.html (自衛隊板初質スレ109 402,404 SM-1、SM-2で対艦ミサイルの迎撃は可能ですかね? できる。ていうかイージスシステムはスタンダードSAMにより同時に大量に発射された対艦ミサイルを迎撃するために開発されたシステム。 ただ、レーダー覆域の問題なんかもあり、ミサイルへの迎撃能力はある程度限定される。 もともとはスタンダードの担当エリアはミサイルよりもその発射母体を迎撃するようなものだったからね。 シースキマーなんかにはリアクションタイムが相当限定され、多くは短SAMの受け持ちエリアに突入してしまう。 対艦ミサイルを対水上レーダーで捉えることのできる40キロ圏内では 迎撃能力はESSM>スタンダードって認識でおk? というより、短SAMで迎撃する方が効率的、と言った方が良い。 外郭艦の数もあり、弾薬量も多い。 スタンダードよりは追尾性も高い。 そう遠くない将来、データリンクでイージスのような中核艦が外郭艦の防空戦闘まで管制するシステムが構築されるんだろうな。 現状ではまだ単艦戦闘で、情報のみのやり取りのレベルだが。 (301 61-66) ESSMって従来のシースパローとどう違うの? 終末運動に入っている対艦ミサイルはシースパロー程度の機動力では追い切れません。 そこにRAMだのCIWSだのの入る余地があるわけで。 RAMってのは射程の延伸もだけど、そういう複雑な運動をするミサイル目標を迎撃できる点で画期的なのよ。 http //ja.wikipedia.org/wiki/ESSM (299 772) ミサイルに対する対抗手段として、積極的にハード・ソフトにミサイルを殺すことってのは、研究されているのでしょうか? 航空機からの対ミサイル積極防御ですが、IR誘導に対しては高出力ハロゲンランプ やレーザーの指向直射によるセンサー妨害~破壊、レーダー誘導に対してはHPM (高出力マイクロ波)照射による同じく妨害~破壊が開発されており、IR誘導に 対するセンサー妨害までは現実的な条件下での実験が成功、配備に向かいつつ あります。逆に物理的な破壊は投射兵器(機銃など)では重量、即応性、有効射程 などに限界があり、といって指向エネルギー兵器(レーザー、HPMなど)であれば センサー破壊で十分ということもあって、あまり現実的に考えられていません。 (46 7) 対空ミサイルを地上攻撃に使った例ってあるんですか? ない。 ただ対空ミサイルを転用して対地ミサイルを開発したり、対空ミサイルが暴発して 地上の施設や艦船に命中した事はある。 トルコ海軍は合同演習中にアメリカの空母が暴発させた対空ミサイルが艦橋に命中、 艦長以下艦橋要員全滅という悲惨な目にあった駆逐艦がある。が (285 240) 空対空ミサイルのシーカーの電池はつけっぱなしなのですか 撃つ直前に電源をいれる (俺初質スレ2050 360) スタンダードミサイルには、初期型のSM-1と現在主流のSM-2がありますが SM-1のみ運用可能な艦艇(はたかぜ型ミサイル護衛艦やO・H・ペリー級フリゲートなど)でSM-2ミサイルを運用することは可能なのでしょうか? システムのアップグレードが必要。 (俺初質スレ434 453) 地対空ミサイルですが、ミサイル本体が機体に当たる前に自ら爆発し、炎の矢のようになって機体に当たってましたが、威力が半減しないのでしょうか。 {(俺いや、マジで、近接作動信管というもので、目標物との距離が近づいて一定距離になると爆発し 破片で目標物を包みこみ、撃破を狙うもの。 (俺初質スレ435 563) 第二次あたりからあるよ ミサイルじゃなくて砲弾タイプなら打ち出された衝撃で砲弾内の電解質が容器から漏れ出して電流が流れだす それにより先端部にある簡易レーダーが作動一定まで電波が強くなると自動で爆発し破片を撒き散らす 近頃のミサイルなら破片が飛び出る方向を敵機方向へ制限するなんてことができる奴もある 航空機は基本軽装甲or無装甲なんで破片でも十分に効果がある (俺初質スレ435 564) 最近じゃまた直撃を目指すもんが主流になりつつあったり 技術的要請って、そのときどきで変化するから、ある事実だけをもって それが正解と思っちゃいけないんだ (俺初質スレ435 565) 超音速で飛ぶ飛行機の表面は大気の摩擦により300℃くらいになるそうですがそこから発射された空対空ミサイルの表面温度はどのくらいなのでしょうか? シーカーの冷却に気を使うデスから、相当熱いのでは無いデスかね? (8 81式) 淀み点温度=大気の温度x(1+0.2xマッハ数の二乗)だっけ。 (8 51) シーカードームの温度まではわかりませんが、素材を選ぶ事によって空気摩擦で温度が上がっても、 シーカーの波長域にかぶさるような赤外線を発さないようにされているようです。 サイドワインダーではシーカードームの材料はフッ化マグネシウムです。 (8 60) フェニックスミサイルって目で見えないような長距離でもあたるんですか 150km以上とされています。もちろん視程外です。 (8 system) そもそも目で見える距離でしか撃てないAAMというのはありません。 かの坂井三郎は昼間に星が見えたと言われるぐらい目が良かったそうだけど、それでも敵機を発見できた距離は8キロメートルぐらい。 (大空のサムライより) 理論的には40km先でも見える可能性はある。 40km先の10~20mの物体の視角=4m先の1~2mm まあ大気の状態が非常にクリアならってところだろうな。 (F-22スレ25 719) 国産空対空ミサイルであるAAM-4の性能は、アメリカのAMRAAMやロシアのR-77に比べてどの程度のものなのでしょうか? なにぶん詳細なデータは公表されていませんし、実戦で使われたこともないですから はっきりした回答はできません。しかし、 AMRAAM同様、アクティブレーダーシーカーとデータリンクにより、撃ち放し、多数同時対応、中間データ更新が可能なうえ、電子機器は新しく、 かつ日本の技術力の得意とするところであるため、より高性能でECCMにも強いと言われています。 (8 syatem) ミサイルで、シャリフルとパイソンって何ですか?どこで使っているのですか? イスラエルが開発した赤外線空対空ミサイル サイドワインダーのコピーと考えればいいが 弾体、つまり胴体直径がサイドワインダーより太く、弾頭も大きい (9 470) アムラームを対レーダーミサイルとして対地攻撃に使用する事は可能なのか 現代の対レーダーミサイルには、相手が送信を止めてもその場所を記憶し、たどり つける能力が必要です。つまりSAMには不要なGPSなどが必要ということです。 また、弾頭も、対航空機と対SAM施設では、炸薬量、起爆タイミング、構造などの 最適化が違ってきます。また、アクティブに敵機を補足追尾するためのレーダー波長と 敵のレーダーにロックオンする波長では違いがありますから、機器も複雑になります。 相手レーダー波長の変更に対応できる設計も必要になり、高価で重い物になりそうです。 米軍のドクトリンとしては、HARMを積まない航空機が侵攻するのは、HARMを積んだ SEAD機が同伴していてそれにまかせられる場合か、あるいは相手の防空体制が 完全に崩壊したときです。従って、半端なミサイルを作るのはかえってムダと考えた のでしょう。 R-77(AA-12)は一般的なデータを見る限り、レーダー指向ミサイルとしての用途は ないようです。あるいは開発中のラムジェット搭載型でそのようなアイデアもある、 というものではないでしょうか。 (9 system) サイドワインダーにも対レーダーモードを持たせいざと言う時には対レーダーミサイルとして運用する事を可能とすると言う方向性は無い訳だろうか (まあ矢張り射程が短か過ぎて敵SAMにアウトレンジされ実用的では無い訳だろうか) サイドワインダーには、サイドアームという、対レーダーミサイルバージョンがあります。 近距離で突然活動を始めた小型レーダー、例えばシルカ対空自走砲などを想定したものと思われます。 (9 system) AIM-9サイドワインダーなど赤外線追尾ミサイルもレーダーロックが必要なんですか? 相手に気付かれずに攻撃できるものと思ってたんですけど。 レーダー使わなくても撃てるが、レーダーでロックオンしておくと 目標の精確な情報が得られるので、射程外とか、命中しそうもない角度で 発射しなくてすむ。 AIM-9Lのように、ミサイルの赤外線センサの向きを変えることが出来るタイプだと (昔のミサイルは、センサの向きは正面に固定されていた)発射前に、レーダーの情報に 基いて赤外線センサを目標のほうに向けてロックオンできる (そうでないと、機体の正面にいる目標しか撃てない) 最新のAIM-9Xは、ミサイルが目標をロックしないまま発射し、発射後目標を 探知すると言う発射方法が可能だが、そのためには、あらかじめレーダー等で 目標の正確な情報を掴んでいないといけない。 といった利点がある。 (517 732) 実戦で空対空ミサイルって戦闘機の機動性やパイロットの腕しだいで、映画のようによけることが出来る物なのでしょうか。 映画のようにってのがよく判らないんだけど…。 ミサイルの直径は細いですよね。 なので、必要以上のGを与えてやれば、折れる可能性はあります。 但し、パイロットの方の消耗も激しいので、何度も使える手ではありません。 ま、大抵は、レーダー妨害とか赤外線フレアで逃げるんですけどね。 100発100中のミサイルなんて言うのはこの世には存在しませんし。 (17 眠い人 ◆ikaJHtf2) AAM-4とか、AIMとかっていうのは何でしょうか? これらはいずれも空対空ミサイルです。 AAM-4(空自の99式空対空誘導弾) AIMは、米軍の空対空ミサイル記号です。(後に番号が付く) AIM-7→スパロー AIM-9→サイドワインダー AIM-120→AMRAAM (18 眠い人 ◆ikaJHtf2) ユーゴ紛争時のAMRAAMの命中率ってどれくらいですか? ユーゴ紛争では発射事例全てが公表されているわけではないので明確ではありませんが マスコミの報道した例を総合すると30%前後と推測できます スパローは10%台後半なので、ほぼ2倍です (19 87) フェニックスミサイルが今使われないのはなんでですか? 簡単にいうと、アムラームの方が使いやすくて性能がいいからです 最近知ったのですが、フェニックスは1970年代に旧ソ連海軍が使った 巨大な対艦用巡航ミサイル(小型のトマホークなんかとは違う)を 撃ち落すことが目的だったので、機動性は皆無に近いそうです 出来た当初はみんな、機動性の高いミサイルと信じ込んでいたようですが 考えてみればM5で弾道飛行するミサイルが自由自在に飛び回れるワケない (19 701) 今の航空機搭載ミサイルって、機械でターゲットをロックオンせずに「たんに前へぶっ放す」ことはできますか? もちろんできますよ。LOAL(ロックオン・アフタ・ランチ)機能付きのミサイルなら 発射後でもシーカの視界に目標をとらえられれば、追尾していきます。 (20 MHI) AIM-54ってF-111からも発射できましたっけ? F-111Bなら発射できたはず、と言うか、元々がこの機体専用に作られたものです。 F-111Bがポシャって、F-14専用になったのですが。 (23 眠い人 ◆ikaJHtf2) サイドワインダーで地対空ミサイルが迎撃可能な訳なのだろうか 無理です 例え追尾可能に改造できたとしても サイドワインダーでは弾頭が小さすぎます (25 591) 画像誘導のSAMやAAMは具体的にどの様に誘導してるんですか? もっとも原始的な誘導方法は、目標と周囲のコントラストの差を利用します この方法には光学的カムフラージュ、つまり迷彩が有効なので、最近は余り 流行していないです ここ20年ほどの間にCCD素子が驚異的な発達を見せたため、目標をある有限な 数の画素の集合として、つまりわれわれが眼で見て目標を識別するのに近い 形で目標を特定することが可能になりました これがいわゆる画像誘導方式といわれているものです 目標を捕らえるには、可視光線以外に赤外線や最近では紫外線も使用されています これらはカムフラージュを見破り、おとりにもひっかからないということになって いますが、実際にはおとりやカムフラージュ技術も格段の進歩を見せているため 命中率は宣伝ほどには高くなっていないようです (28 350) 空対空ミサイル「アムラーム」ってセミアクティブ誘導でも撃てるんですか? セミアクティブでの誘導は行なわれておりません。 それよりも優れた方法で誘導されています AMRAAMは母機より敵機の位置を電波で受け取り、それに基づき軌道変更を行ないます。 つまり、AMRAAMの場合 発射直前に敵機の位置を母機から教えられる ↓ 発射後も母機のレーダが敵機の位置を確認しそのデータをミサイルに送信する ↓ 敵機をAMRAAMのレーダで補足できるようになったらあとはAMRAAM自身で誘導 (48 42) 大韓航空機を撃ち落したSu-15の搭載ミサイルの性能について Su-21(Su-15)に搭載のミサイルは二種類あります。 一つはAIM-9サイドワインダーのコピーである、R-3/R-13系です。 (R-3) 全長:3.50m 直径:12.7cm 翼幅:53.0cm 発射重量:93kg 射程8km 推進装置:固体Rocket 誘導装置:赤外線/セミアクティブ・レーダー(R-3R) 弾頭:11.3kg HE弾頭 (R-13) 全長:2.83m 直径:12.7cm 翼幅:53.0cm 発射重量:75kg 射程3km 推進装置:固体Rocket 誘導装置:赤外線 弾頭:11.3kg HE弾頭 もう一つが、中距離空対空ミサイルである、R-8系です。 (R-98T) 全長:3.30m 直径:22.0cm 翼幅:1.05m 発射重量:270kg 射程5-27km 推進装置:固体Rocket 誘導装置:赤外線 弾頭:40kg HE破片弾頭 信管:近接信管 (R-98R) 全長:3.60m 直径:22.0cm 翼幅:1.05m 発射重量:275kg 射程27km 推進装置:固体Rocket 誘導装置:セミ・アクティブレーダー(Iバンド8~10GHz) 弾頭:40kg HE破片弾頭 信管:近接信管 ちなみに、R-8の射程は10kmで赤外線のみ、R-30は射程25kmです。 赤外線は後方攻撃しかできません。 (54 眠い人 ◆gQikaJHtf2) モーターに点火しなかった(不発)AAMはどうするのでしょうか? 大抵の兵装(ミサイル含む)はお持ち帰り可能ですが、あまり重い装備を積みすぎると 滑走路の状態によっていくらか捨てなければ着陸できないこともあります。有名どころ ではアメリカのF-14戦闘機がAIM-54ミサイルを6基フルに搭載すると空母に着艦 できないというのがあります。 パイロンの故障等でうまく発射できなかった兵装も同様にしてお持ち帰りにすると思って よいですが、実戦では役にたたない重りを積んでいては命に関わる場合もありますので そうした場合には投棄するでしょう。 (68 741) 最近の「サイドワインダー」は、ロケットの噴射口が可動式になっていて運動性能が格段に向上してると聞いたのですが、本当なのでしょうか。 AIM-9Xの事だと思いますが、その通りです。 正確にはジンバリングでなくベーン方式ですが。 (76 754) サイドワインダーを発射するにはバッテリー以外に何が必要ですか? 形式にもよるが、赤外線シーカーの冷却用に冷却材が要るものもある。 確か空軍用だったと思うけどいまいち記憶してない。 逆に海軍用は余計なものを積んでられないので、 冷却はペルチェ素子を使ってたはずでつ。 (77 512) 発射関連装置一式 (77 513) AAM-4は対誘導弾能力があるって聞いたけどこれは対AAM用?それとも巡航ミサイル用? 巡航ミサイルが対象のようです (80 名無しAPG ◆T8Jo8csczo) AAM-5ってAMRAAMですか? 全く違います XAAM-5:赤外線誘導 開発国:日本 AMRAAM: 指令更新付慣性+アクティブレーダー誘導 開発国:アメリカ (84 名無しAPG ◆yvNqrnvsYY) AAM-5を用いて和製チャパラルを作る事は出来ますか? 可能か不可能化ということなら可能でしょう。 そのまま車にのせりゃ OKできるか、かなり改造が必要になるか、はわかりませんけど。 無意味かどうかはどれくらいのものができあがるかによるでしょうが、 まぁ短SAMが既にあるので敢えて作る必要があるとも思えないです。 (84 749) 湾岸戦争からイラク戦争の間に飛行禁止区域を飛ぶイラク機に米軍がアムラームを発射して外れまくった事実はありますか? 飛行禁止区域を飛ぶイラクの航空機に対する攻撃は数回あったと 記憶しておりますが米軍は基本的には撃墜したと認定した場合しか 公表しておりませんので報道された例では命中率50%以下になると 思います(AIM-120は複数発射が原則のようですので) (91 13) 少なくとも、表に出て来ている文章で、そのような事を報告している物は皆無です。 (91 26) 視点追跡型近接AAMって何? ヘルメットマウントサイトなどで、パイロットの視線を追尾してミサイルのセンサー視野外にある目標に 一旦ロックオン、位置データをミサイルに転送して発射、 発射後そっちに回ってミサイル自身のセンサーでロックオンしなおしてあぼーん。 一般に標的が側方などに移動する近接戦闘時に用いられる、赤外誘導ミサイルに使用される誘導方法です。 二波長、二次元画像認識センサーとともに、最新世代赤外誘導AAMに必須とされる能力です。 (95 system) AAMの速度は速いものでもマッハ4-5の様ですが、今後はマッハ10などより高速を目指す方向なのでしょうか? 速度を上げると効率が落ち、射程が短くなります。AAMにはサイズ、重量の制限がきついので、それはなかなか無理。 現代のAAMが目指しているのは、ロケットモーター燃焼時間の延長であり、それによって得られる 終末誘導段階でのミサイルの機動性向上です。長射程で、しかもかわせないミサイル、が今のたしなみ。 (358 293) 空対空ミサイルはどの程度機体に接近したところで爆発するんですか? また一般的に爆発した地点から半径何メートルくらいまでの領域に被害 が及ぶものなのでしょうか? 私の知っているAAMは、「外れる」と判断したら爆発します。 つまり、ミサイル側面に(強い指向性を持つ)光学距離センサを 備えており、これで距離を計ります。 距離が(ある閾値より小さくなって以後に)減少から増大に転じた時、起爆します。 直撃コースにある場合には「増大に転じる」ことがありませんので、 近接信管は作動せず、衝撃検知によって起爆します。 つか、最近のAAMはみんな直撃前提でロジック組んでいるはずで…… AAMの機動に比べれば、戦闘機でも止まってるようなものですから。 (True/False ◆gMVQehA6) 空対空ミサイルの射程とは具体的に何の距離を指すのでしょうか? AB焚きながら逃げる相手に撃つのとマッハ2で真正面から突っ込んでくる相手に撃つのじゃ 大幅に射程が変わると思うんですが、どのような状態での射程なんでしょう? 航空雑誌などに書いてあるAAMの射程は、推定最大速度×推定モーター燃焼時間×2という式で算定されてる また、母機の速度でAAMの速度やら射程が変化することはない 戦闘機は向かってくるAAMをロックオンして撃墜することは出来ますか? 不可能に近いくらい難しい。ミサイルは小さい。固体モーターもジェットエンジンに較べて熱源として小さい。 めちゃくちゃ対向速度が速い。対向時に熱源が隠れている。 赤外追尾のミサイルはほぼ不可能。 セミアクティブなら最終誘導フェーズで何とかなるかも。多分、機関砲系の対抗手段。 直接破壊することの技術的困難を考えると、妨害欺瞞手段はそこそこ役に立つからそっちが主になってる。 (365 166) AAMはロックオンされて撃たれたら終わりと聞きますが、ミドルレンジのミサイルを射程一杯で撃ったとして、やっぱり回避は難しいのですか? 最近のアクティブAAMには、発射されたらほぼ絶対に逃れられない必中範囲が存在する。 その範囲内で発射されたらとても逃れられないだろう。 ただ、射程ギリギリで発射された場合は、相手から全速力で逃げればAAMの運動エネルギーを浪費させて、 回避できるかもしれない。 ただ注記しておくけど、近年のアクティブAAMの撃墜率は8割を超える。 運用側がしかるべき戦術にのっとって使用すれば、アクティブAAMからはまず逃れられない。 (363 157) 相手側は自機に正対? 横にビーム機動をとってる? それともケツを晒して逃げてるの? この場合AAMの命中率は正対>ビーム機動>逃げる、になるけど、 他にも色々な戦術やら回避方法などが考案されてるから、一概には言えない。 イラク戦争だったか湾岸戦争では、イラク側の戦闘機がアムラームを随分回避したって話があるけど、 これも上記の有効射程一杯でミサイル発射されたらケツまくって逃げる、を繰り返したことによるもの。 はじめからまともに戦闘する気はさらさら無かった。初めから逃げる気でいれば、こんなこともできるよって程度。 まともに戦闘しようとしてたらアムラームにほとんど叩き落されていただろうね。 (363 158) 空対空ミサイルにはIFFは付いていないのですか? 特にサイドワインダーなんかはIFFが付いていないと、ドッグファイトにもつれ込んだときに味方を誤射する可能性が高いと思うのですがどうでしょうか? ロックする時にIFFが作動するぜ。 その時点で僚機に気付かない方が駄目だろ。 (初心者スレ375 132) そもそも敵味方識別は母機とそのパイロットが行うべきもので、兵器そのものに行わせるものじゃない。 ま、裏を返せばそういった完全自動の敵味方識別システムが存在してないって話なんだけど。 ミサイルってのはあくまでも「道具、攻撃手段」でしかないわけで、兵装の使用に関する判断は パイロットが行わなければならない。 第一、ミサイルにIFF識別装置を組み込むスペースなんかほとんど無いし (初心者スレ375 135) AAMの弾頭で時折、指向性弾頭というのを見掛けますが、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか? 前方の峡角の範囲に指向する物なのか、それとも任意の方向に指向できる物なのか、と言うのも併せてお願いします。 両方ある。高度なやつはレーザーレーダーで目標の角度をピンポイントしつつ、 ミサイルの回転と同調して一定の斜めアングルコーン内に成型済み破片を射出する。 そこまで高級でない場合は、極対称に、しかし最適のタイミングで射出する。 破片といっても、工場で作られたタングステンペレットやロッドを撃ち出すのが普通。 (502 675) Ks-172みたいな長射程ミサイルは主流にはならないのでしょうか? 長くてもAIM-120Dの180kmくらいみたいですし。 大型で載せられる航空機が限られるとかステルスにする場合ウェポンベィとの兼ね合いが、 とかまずそういう問題があるが、一番の問題は「そんな遠くの目標をどうやって発見するんだ?」 ということ。 発射母機に強力なレーダーが付いてるか早期警戒管制機のバックアップがなければ狙う目標が 見つけられないようなミサイルは、事実上専用機の専用装備(F-14とAIM-54のような)に なってしまうか、アメリカみたいなお金持ちの国しか運用できないお大尽装備となる。 なので、普及することはないだろう。 (531 595) 後ろ向けに撃てるAAMはないの? 戦闘機が後ろに敵に回り込まれたら弱いってわかっているなら、いい加減うしろに打てる武器を作れよ ロシアのR-73熱源追尾ミサイルは、 ヘルメット装着照準器による高オフ・ボアサイト能力によって、 自機の真後ろへの照準・ロックオン・発射が可能。(極端な話) (空自次期主力戦闘機スレ487 ぬこ ◆T3E65tDKhc) 戦闘機から後方発射できるAAMってないんですかね。 ドッグファイトの時に非常に有効だと思うんですが・・・相対速度とかの問題ですかね? ある。普通は後方のターゲットを直接探知できないのでないけど、 Su-27以降にあるテイルブームはそのためについている 後ろ向け発射AAMはきちんとできてますが、実用化はもひとつ割が合わなくて実現してません。 旋回するのではなく、ベクタードスラストでちゃんと後ろ向きに動くのは下記の通り可能。 http //aeroweb.lucia.it/~agretch/RAFAQ/R-73.html (325 56,159) 何故、AAM-4はアムラームの様に翼を切り詰めないのですか? AAM-4はAIM-120に比べて大型のため,翼端を切り詰めると揚力が低下し,自重を支えきれなくなり性能が低下する. AAM-4はAIM-120に比べてバランスも悪く汎用性に欠け,専用の指令送信機が無ければ性能が発揮できないなど,F-15J改専用AAMの域を出ない. 日本の兵器開発はこれに限らず,先見性が無く,その時のことしか考えずに兵器を開発してしまう. 開発途中で技術革新や事情の変化で求められる性能が変わっても,当初の計画が変更されないのが日本の兵器開発の現状.▲ 軍事板 青文字:加筆改修部分 ▼ ・バランスが悪いというのは主観ではなくソースがあるのか. ・専用の指令送信機を使用するのは,中間誘導における対妨害性能を優先したため. AMRAAMは中間誘導を捜索レーダーから行う(ためにOFPの変更だけで運用できるという利点はある)が,ERINTに捉えられやすいことが問題視され,AMRAAMの発展型(120DかFMRAAMだったか失念)では捜索レーダーと指令送信波の分離が検討されていた. 上記事由から,指令送信機を分けたことはむしろ,日本の兵器開発の先見性の現われと取れないこともないのでは,というのは個人的な感想. 【参考ページ】 http //www.warbirds.jp/town/door.cgi?no=62 上記掲示板のsorya氏の書き込み参照. (古い記事なので既に流れているが) 通りすがり@VOXX星 by mailform 青文字:加筆改修部分 (523 907) AAMフェニックスの運用が、F-14に限られたのはなぜですか? 他の機種で運用する価値はなかったのでしょうか? つうか元々あのミサイルはF-111Bへの搭載を念頭に開発されたもので、あれと 同程度の機体の大きさを持つ機体でないと、フェニックスミサイルを管制するための AN/AWG-9レーダーシステムが搭載できない。 フェニックスミサイルは非常に高額。 その長射程・多目標対応性能を生かすには搭載機の索敵能力などが高いことが必要。 爆撃機破壊用に大弾頭を積んだ大型ミサイルであるため、搭載力が大きくないとならない。 運動性の高い小型機に対する対応能力が劣る(といわれる)。 こんな事情があって、大型爆撃機に狙われる機動部隊の防空用以外には、ちと割に合わない。 F-14以外には、F-111の艦載型に搭載することも検討されたが、これも同用途だわな。 イランが買ったのは、金持ちだったから高級車を売りつけられたんだろ。 F-14以外には、F-111の艦載型に搭載することも検討されたが、これも同用途だわな。 これは順序が逆。 F-111をファントムみたいな共通戦闘機にしようとしたときに、 艦隊防空戦闘機としてF-111Bが試作されたが重量過大で 米海軍は「使いたくない」と、F-111の開発で入手した要素 技術である火器管制装置AWG-9と、搭載ミサイルフェニック スと、低燃費ターボファンエンジンTF30、そして加速性能と 哨戒時の巡航性能を両立させるVG翼を流用して、グラマン に「もちっまともな機体にしてくれ」と作り直させたのがF-14。 AAMフェニックスの運用が、F-14に限られたのはなぜですか? 発注主である米海軍が、空母機動部隊を守る戦闘機を考えたときに、 ソビエトがアメリカ空母を相手にすべく開発した大型対艦巡航ミサイ ルと、その発射母機を阻止したいな、相手も長射程だから遠くで撃ち 落としたいな、という注文を付けた。 その答えが搭載ミサイルとしてのフェニックス。守る対象が空母機動 部隊という極めつけのHVUだから、開発費も製造単価もみみっちい ことは言うな、という代物。それを搭載する戦闘機であるF-14だって、 アメリカの大型正規空母でなければ運用できない特大サイズ。 上記の運用要求にしたがって開発製造されたため、撃ち込む標的、 あるいは守るべき対象が「米海軍が考えたのと同じくらいに高価」で ないと、フェニックスは割が合わない値段のミサイルになってしまっ た。なんで米海軍以外は飛行機マニアが国王をやった上に、倒産 しかかった製造会社のグラマンに国営銀行から融資までさせたイラ ンくらいしか買うところがなかった。 元々フェニックスは、F-108(その後YF-12)に搭載する長距離AAM:AIM-47として開発が始まった。 その後 海軍のF6Dミサイリアー計画の2段式長距離AAMイーグルとそのFCSの流れもくみ、 AWG-9とフェニックスミサイルシステムとして完成、F-111Bに搭載される予定だったが F-111B自体がキャンセル。 その後継としてF-14が開発され、AGW-9とフェニックスも引き継がれた。 その後ADCのF-106後継にフェニックス搭載F-15が提案されたことが有るが、コスト面などから紆余曲折の後 結局F-16ADFが採用された。 だから運用しようとした機種は結構有る、が実現したのはF-14だけとなった。 (546 683-704) 空対空ミサイルを艦船に撃ち込んだ場合、効果はあるんでしょうか? シースパローで艦船を狙えるんですから可能でしょう。効果も5インチ砲弾 程度にはあるはずです。 NATOの演習で米空母がシースパをトルコ駆逐艦に命中させた事があった。 艦橋に命中し、上がってた艦長やらは死亡。 wikiより ttp //en.wikipedia.org/wiki/TCG_Muavenet_%28DM-357%29 (350 182-194) 初めて空対空ミサイルが使われた戦争は? 空対空ミサイルが初めて実戦で使用されたのは 1958年、金門島上空の空戦で中華民国(台湾)空軍と中華人民共和国空軍の戦闘において。 この時台湾側の放ったサイドワインダーAAMが、世界で初めて実戦で使用された空対空ミサイル。 国民党軍はアメリカから供与されたAIM-9サイドワインダーを装備したF-86F戦闘機をもって 人民解放軍のMiG-17F(またはJ-5)と交戦、11機を撃墜した。 なおこの時不発のサイドワインダーが中国軍機に突き刺さったまま回収され、その不発弾は 中国経由でソビエトに提供されて早速コピ^ーが作られた。 これが東側の空対空ミサイルの祖。 (347 693,694) 赤外線のAAMは沢山ありますが、可視光線のAAMと紫外線のAAMがほとんど開発されていないのはどうしてですか? 航空機は紫外線は放出しない? ジェットエンジンは紫外線も放出するわけだが。 実際、GEのF404-400エンジンはエンジンが燃焼していることを紫外線センサーで検知してから アフターバーナー着火器を作動させる。 問題は効率よく燃焼排気を利用すると、紫外線はそう多量には放出されず、赤外域が主になること。 豊富に出ている赤外線(しかも翼前縁や機首からも赤外線は出ている)を利用せずに、 わざわざ少ない紫外線を狙うのは意味ないし、後ろからしか狙えないミサイルになったりもする。 画像認識が普及しているいま、可視光線も使えなくもないが、これは夜間は使えないし、 背景との識別も面倒。赤外単独、あるいは赤外2~多波長センサーが一番実用的ということになる。 (347 763) 航空機の出す紫外線をキャッチしてその存在を認識する物はあった様に思うが それはミサイル発射警報装置ね。自機に向かってミサイルを発射されたときに、 高温のロケット排気から出る紫外線を検知して反応する。 赤外のもあるけど、地上には赤外源がたくさんあるから誤作動しやすい。 上等なのは紫外と赤外の2波長をチェックしてで作動するんだったと思う。 (347 779) AAMの最小射程ってどういう条件で決まってるの? ロケットモーターによる加速などで 弾頭のアーミングが外れるまでの距離 ミサイルは、不時の弾頭作動を防止するため、 弾頭の安全装置が外れるまでのシーケンスが設けられてます。 この間は、弾頭が作動しないので、その間に飛翔する距離が最小射程になってきます。 あと、そんなAAMが存在しているか知りませんが、 LOBL能力のないミサイルは、 管制誘導や指令誘導をしなければならない時間が、最小射程に関ってきます。 SAMの場合は、存在します。 (創作関連スレ39 数多久遠 ◆0rtxwIjHlI) 赤外線誘導AAMで地上目標を攻撃した例ってありますか? やっぱり値段が高いから禁止されてたりしますか? いい話を教えてやろう。 01式MATの試験のときに、赤外線誘導で熱源を備えた目標に向かって撃ったら、手前の熱せられたアスファルト道路 に向かって急降下したそうだ。 (346 緑装薬4 ◆8R14yKD1/k) 価格が高いのはAAMもAGMも一緒だから、それ故に禁止とかってワケじゃない。 AAMは装甲の無い航空機に損害を与えるのが目的の兵器だから炸薬の量が少なく、 装甲に対してはあまり効果が無いからね。 AAMではないけど、AGM-122サイドアームはAIM-9Cを改造した対地ミサイル。 米海軍のエースパイロットだったランドール・カニンガム大尉(当時)は 著書「Fox Two」の中で、サイドワインダーをトラックに命中させたと書いている。 (346 224,226,255) 日本のAAM-5のスペックに最大速度M3ってあったんですけど、これって母機がミサイルを発射したときの速度はプラスされてるんですか? それともミサイルの速度だけ? 母機が仮にM2で飛行していてもミサイルの最大速度(上限)は変わりません もっとも超音速飛行中に安全にミサイルを切り離せることがはっきりしている 戦闘機は今のところF-22しかありませんが 付記しておきますが切り離し速度(発射速度)は多くの場合、ミサイル側にも制限があります AIM-9シリーズはM1以下(Xは資料がなく不明)、AIM-7はM1.2(1.5の資料もあり)のようです (337 469,470) 自衛隊のAAMってベースになった物に比べて優れた点はありますか? 雑誌ベースの情報ですが、AAM-1、AAM-2はベースとなった初期型サイドワインダー、ファルコン(どちらも自衛隊に導入された物)に比べ 少々の改善を施した物。 AAM-3は当時導入されていたAIM-9L/Mに対ししかなりオリジナルで、二波長シーカー等妨害排除に留意した物。 AAM-4(弾体はスパローベースと言えなくも無い)、AAM-5はほぼ完全オリジナルなミサイルだそうです。 性能はスペック上は同時代のAIM-120、AIM-9Lに比べ(交戦エンベロープ等)上回る事を謳っていますが、 ミサイルってのは実戦で使ってみない事には評価は下せないので、まあ未知数という事で。 (336 697) オフボアサイト性能を有するミサイルは中間誘導はどう行うのでしょうか? オフボアで発射する際は敵機がミサイルシーカー視野外となるでしょうから、LOALモードにするのだと思うのですが、 その際はミサイルシーカーが敵をロックするまでの中間誘導は何によってどう行うのでしょうか? オフボアサイト性能を有するということは、シーカーがボアサイトに固定されておらず たとえばレーダーに同期して、シーカーの向きを変えられるようなミサイル。 なので、発射前に目標を補足できないというわけではない。 その際はミサイルシーカーが敵をロックするまでの中間誘導は何によってどう行うのでしょうか? AIM-9XやAAM-5、IRST-Tなどは中間誘導はない。 81式短SAM改の場合、レーダーもしくは光学追尾装置のいずれでも目標を追尾できるので、 状況に応じて有効な方法で目標情報を得られると思われる。 (587 379) ホットローチンがランチャーから直接点火して飛び出す奴で、コールドローチンは一度落下してから点火する奴であってる? その通りです。コールド・ローンチはランチャーから射出してから点火する。 だから射出分のスペースが確保されている必要があり、周りの兵装と干渉するおそれがあるのも困る。 なにかと制限が多いです。 (327 887) 空対空ミサイルは高速の戦闘機を撃墜できるのだから、戦車や軍艦も攻撃できると思えるのですが 実際に空対空ミサイルで対地対艦攻撃をすることってあるのでしょうか 基本的にありません。 補足をば… http //mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?AGM-122 地上のレーダー施設を破壊する事を目的とする対レーダーミサイルには、サイドワインダー、 スタンダードといった対空ミサイルをベースとしたものが存在します。 基本的にレーダーは脆弱な電子機器類を剥きだしにして設置しなければならないため、対空 ミサイルで使用する弾頭であっても、十分にダメージを与える事ができるためです。 (631 526,527) 最近のサイドワインダーはIR画像認識だけど、センサーの前にスリット入りの円盤を回す方式から、CCDとかのCMOSセンサーに切り替わったってことで良いんですよね? 点センサー + 各種フィルター ↓ 線状センサー + 走査装置 ↓ 面状センサーで画像認識 AIM-9X は focal plane array を使用しており、おっしゃるとおりCCDの類です。 注 focal plane array は一般的にはカメラのCCDのように正方形に近い受光部で、 静止対象が相手であれば走査の必要なく画像が得られる。 しかし中には線状に近い細い「plane」を走査して画像を得るものも含まれるので注意。 解像度や感度を得るために敢えてそのような作り方をすることがある。 高精細で正方形にするより、それを短冊に小さくしたものの方が素子としての歩留まりがよく、 ノイズも入りにくい。あとは走査機構、走査時間が必要なこととのバランス。 (304 222-223) AAMって大体前の敵しかロックオン出来ないみたいですがなんで何でしょう? そしてHMD付けるとなんで後もロックオンできるんでしょう? 旧世代のIR-AAMは基本的にミサイル自体の弾頭の赤外線シーカーで目標となる熱源を捕捉しないと 照準(ロックオン)できないので、ミサイルは前向きに装着するのが普通だから当然前方の目標しか 捕捉・照準できない。 後ろ向きに装着したら空気抵抗が増えて発射母機の性能が落ちるし、自機のエンジンの発する熱や 排気熱でマトモに目標を捉えられなくなる。 最新鋭のIR-AAMはミサイルに「まず発射されたらこの方向へ飛んでいけ、そしたらその後で指定した 目標を捕捉、攻撃しろ」って命令をインプットできるので、ミサイル自体が目標を捉えられない 状態で発射できる。 HMDに目標のデータを表示する、という形で「ミサイル自体からは見えない」目標をパイロットが 選択することができるわけやね。 (645 428) AMRAAMはもし曳航式のジャマーを使われたら騙されてしまうのでしょうか? ECCM能力(対電子妨害対抗能力)にも優れており、仮に発射後ジャミング(電波妨害)を受けた場合、 その電波の発信源へと誘導されるようになっている。またチャフによる妨害にも強いとされる。 とだけありましたが、 HOJ(Home on Jam:妨害源誘導)では、当然ながら 相手の電波源の「方向」のみを頼りに誘導するために、 命中率は低下する。相手のレーダー波のみでは距離 の情報が得られないから。 曳航式ECMに対してHOJが働いた状態なら、確かに ポッド側に命中するだろうけど、最終誘導もすべて妨害源 に突っ込むだけなのか、最後はアクティブレーダーを使う のかは調べただけでは判らず。 (300 478) ロシアのR-27TとR-27TEのシーカーの探知距離について教えてください。 下記サイトを参照されると良いでしょう。表記がシーカー有効距離、迎撃有効距離、 入り乱れているので解読が必要ですが、基本的には最初のリンク先を参考にし、 よく内容を理解してから残り二つのリンク先を参照して下さい。最後のリンク先で R-27Tで正面14km、R-27Tで18km(追尾では各30km, 45km)と示しているのが センサー自体のロックオン可能距離と思われます。 http //www.x-plane.org/home/urf/aviation/text/missiles/aam.html http //www.aviapedia.com/forum/archive/index.php/t-473.html http //www.warfare.ru/?lang= linkid=1668 catid=262 (重い) (670 system ◆systemVXQ2) AIM-4ファルコンの命中率はどれくらいだったんでしょうか? 初期型のGAR-2Aの試験では、3~6発を一斉に発射する試験が50~100回に 渡って行われ、目標の80~90%を撃破した、と米空軍自身が言明しています。 但し、標的は、QB-17、QF-80(5~7機)、Matador(10~12機)ですが。 なお、GAR-1とGAR-2Aを併用した場合も同程度の命中率とされています。 (273 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 蛇足というのもおこがましいのですが、 なぜかAAMもSAMも命中率は常に50~90%(1960~70年代) 75~90%(1980~90年代)、最近では90~95%がお約束の数字で、 実はこれは要求仕様のコピペに過ぎないと思うわけです。 では実戦ではと言うと、実はベトナムと中東戦争以外では 数を取れるほど十分なミサイルの応酬はなく、しかも ベトナムも中東もそれぞれのローカルな要素に縛られている。 もともと命中率というもの自体、ケースバイケースとしか言えないもので、 つまりは機敏に動かない標的には割と当たるミサイルらしい、程度に考えるのが適切かと。 もっともそれは十分有効だったと言うことですが。 (273 932) AAMの射程は長ければ長いほど有利だと思うんだけど AIM54フェニックスが(F14退役とともに)退役したのはなぜ? 確かにAAMの射程は長ければ長いほど有利なんだけど、長射程の兵装は 当然遠方の目標を補足/追尾/照準するための高度な火器管制システム が必要になる。 そうなると例え電子技術が進歩したとはいえ当然大きく複雑な機体になっちゃう わけで、そうまでしてまで狙わなければいけない目標がなくなってしまったから。 フェニックスの目標とすべきは空母を狙ってくるソビエトの長距離爆撃機と、それ から発射される大型対艦ミサイル(かなりの確立で核弾頭付き)だったので、 イージスシステムを搭載した防空艦が整備された今となっては、航空機にそれらを 目標とするミサイルシステムを搭載する必要性が薄い。 そして、フェニックスがそうであったように、長射程の対空ミサイル(必然的に大型 になる)は、機動性が低いので高度な回避機動ができる目標を狙うには苦しくなる。 つまりは普通の戦闘機には使い辛いわけ。 なので後継の必要性を感じてもらえなかった。 ロシアでは早期警戒管制機を狙うために長射程大型対空ミサイルを研究/開発している けれど、アメリカにはそういった目的用途も乏しく(常に早期警戒管制機が戦闘機部隊 をバックアップしているような軍隊はアメリカくらいだ)、後継を開発する動機が アメリカにはない。 (256 371) 最近の空対空ミサイルに実装されているLOAL能力というのは実用性のある機能なのでしょうか? Lock On After Launchは、発射前にミサイル以外のセンサーで標的を捕捉しており、 その位置データをミサイルに伝えてから発射することで機能するのが普通です。 ですから、敵機を横目で見ながら発射しても、ミサイルは慣性操縦を用いて、母機の火器管制から インプットされた敵機の未来位置に向かい、自分のセンサーでロックオンします。 LOALというと新しそうですが、AMRAAMなどの中距離、あるいは長距離ミサイルでは ミサイル自身のセンサーが働くのは終末段階ですから、これらもすべてLOALということになります。 発射機の側でもロックオンする前に適当に「そっちに」発射しといてパイロットが急いでロックオンし、 修正情報を送ってさらに指向させる、というデータアップリンクによる使用方法も研究されているようです。 なんかだめっぽいけど。 (167 95) F-35にAAM-4/5、ASM2/3は使えるのでしょうか? 使えない場合、日本は何のミサイルを導入するんですか? 使えないし、使えるようになる見込みも無い 日本がF-35にAAM発射機能を求めるならAIM-120を輸入するしかない (俺初質スレ50505 484) AAMに関しては「使える」とも「使えない」ともまだ確定してなくて、 484のような見解もあれば、 「ソフトウェアやランチャーの問題なので可能」(AAM-4はサイズの問題があったかも)という見解に分かれる。 メーカーが何を売りたいかによって見解が変わるのではないかという見方もあって、まだ確定とは言えない。 ASMについては外部パイロンに搭載はできるが、これもソフトウェアが適合するのか断言しかねるので、 ヘタすると昔のシーハリアーみたいに哨戒機からのデータリンクで発射するしか無いとかありえる。 (俺初質スレ50505 486) 日本の空対空ミサイルが二流だったりするのでしょうか? 2流かどうかはともかく、AMRAAMの採用を見送って独自の99式空対空ミサイルを採用していたりするのは本当。 ただそれが実戦でどう転ぶかとか、高度な軍事通信システムがどうなのか?とかは、なかなか組織外の専門家や 軍事マニアにはただしい評価をしろってのも限界がある。 (俺初質スレ50505 967) 自衛隊は割と秘密主義で、あんまり情報を出さない。 ていうか、海外に売り込まないからあちらの軍事組織やシンクタンクに 営業したりしないから、自衛隊の装備の評価って非常に低い。 AIM-54フェニックスミサイル他に搭載出来そうな機体は無かったのですか? 理論的に可能な機体があれば教えてください。 F-15N(計画のみ) 他にF-111Bも、搭載しようと思えば可能だったと思われる (もともと‐54の「先代」に当たるAAMを搭載予定だったので) 54Bはミサイル側の問題というよりも、運用には専用のFCSを必要とすることが問題で 他機種には搭載されなかった まぁ今から振り返ると、能力的な問題も大きかったんだろうと思う (数少ない実戦で全弾発射して全弾ミスとか) (俺初質スレ436 56)
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登録日:2012/03/11 Sun 22 17 23 更新日:2023/07/28 Fri 17 48 10NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 PJ 《まぁいいやサァ逝くか》 エースコンバット ネタキャラ プロトタイプ・ジャイアンではない ポロ リア充 一級フラグ建築士_(死亡的な意味で) 恋人持ち 森田成一 死亡フラグ PJ 《まぁいいや サァいくか》 【概要】 日本語版CV 森田成一 「ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR」の登場人物。22歳。 ウスティオ空軍第6航空師団第4飛行隊『クロウ隊』の3番機を務めるパイロットで、愛機はF-16C。 PJはTACネームで、本名の「パトリック・ジェームズ・ベケット」を略したもの。 趣味はポロ。あの馬に乗ってやるヤツ。 基地に恋人がおり、よく隊の仲間からそのことでからかわれる。 実家はパン屋を経営しており、姉が人いる。 バイクでの一人旅の途中で出会った英雄と謳われるとある戦闘機乗りに影響を受け、自身もこの道を志すこととなる。 陽気で明るい性格だが正義感が強く《平和の為に戦っている》と豪語しており、戦場で行われる非情な破壊行為に憤りを見せる一面もある。 しかしピクシーからは《理想で空を飛ぶと死ぬぞ》とその甘さを警告されていた。 【作中での活躍】 ストーリー中盤から味方NPCとして僚機のクロウ1、クロウ2と共に登場し、ガルム隊と共闘。 その後ロストしたピクシーに代わりガルムの2番機を務め、主人公・ガルム1(サイファー)と共にクーデター組織『国境なき世界』と戦った。 僚機としての性能だが…はっきり言ってピクシーに劣っている。 対空はともかく対地攻撃を殆ど行ってくれない。 まぁPJが僚機になる頃にはプレイヤーの腕も相当上がっているのであまり気にならないが。 以下ネタバレ 彼を語る上で欠かせないのがその衝撃的な死に様だろう。 ストーリー終盤、サイファーと共に『国境なき世界』との決着を付け安堵した彼は、思わずサイファーとの会話の中で戦争モノで絶対にやってはいけないアレをやらかしてしまう。 PJ 《これで戦争も終わる》 PJ 《俺 実は基地に 恋 人 が い る ん す よ》 PJ 《戻ったら プ ロ ポ ー ズし よ う と》 PJ 《花 束 も 買 っ て あ っ た り し て》 プレイヤーが「それ言っちゃらめええええ!!!」と叫ぶ間も無く… AWACS 《警告!アンノウン急速接近中!》 AWACS 《ブレイク!ブレイク!》 PJ 《イ゛ェアアアア!!?》 AWACS 《ああ!PJがやられた!》 直後、突如接近してきたアンノウン(ピクシーの駆るラスボス機体『モルガン』)のレーザー攻撃を受け機体は爆発し墜落、本人も一瞬で蒸発し、戦死してしまった。 PJがフラグを立てる→撃墜までの時間はわずか20秒程度である。ここまで高速回収された死亡フラグもそうはないだろう。 (とはいえ恋人が居ることは初登場時から描写されていたし、後にラスボスとなるピクシーと意見を違える等、フラグらしきものはこれ以前にも散りばめられていたのだが) PJが撃墜されたアヴァロンダムには彼の愛機の破片が残っており、ゲーム中のムービーでは花束が添えられている。件の恋人からだろうか… と、このように何かと不憫なPJだが、ファンからは笑撃衝撃の最期からジャン・ルイ同様エースコンバットシリーズ屈指のネタキャラとして愛されている。 PJ 《趣味はアニヲタwiki あの追記・修正するヤツ》 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コーラの方のパトリックだったら生きていた -- 名無しさん (2013-12-07 18 05 52) ↑ソユーズに乗れよ -- 名無しさん (2014-06-16 21 54 31) ACVのアイツも同じような事をしたな。 あの時点では生きていたが……。 -- 名無しさん (2015-02-15 19 48 43) ↑サイファーが敵から「全てを焼き尽くすつもりか!?」とか言われてるのも相まって俺もそれ思ったわ -- 名無しさん (2015-02-18 13 11 48) インフィニティのデスマッチイベントの通り名が『空飛ぶ死亡フラグ』で草…公式、狙っているのか -- 名無しさん (2015-08-10 04 10 24) まぁ、確かにメタ的にはアレなギャグではあるんだが、「戦争が終わり家庭を持つことを喜ぶ若者」を、「戦争を終わらせる為に更なる戦いを選んだかつての友」が撃ち落とすって流れが、無常感あって悲しい -- 名無しさん (2016-05-06 09 03 08) フラグから実行まで間が開いてもプレイヤーが忘れてる事はよくあるからな、仕方ない -- 名無しさん (2017-11-06 14 16 21) フラグ回収の早さをネタとして認識するのは2週目以降 -- 名無しさん (2017-11-27 18 54 48) 「英雄と謳われるとある戦闘機乗り」って、ミハイのことかねぇ -- 名無しさん (2021-05-04 15 55 19) ↑ でもそれだとバイク旅で海を越えたことに… -- 名無しさん (2021-05-04 16 06 01) 一応、擁護すると回避が間に合わないガルム1の盾になったんだよなぁ。 -- 名無しさん (2021-09-28 14 24 24) ↑せめて最期のセリフが「サイファー!危ない!」とかだったらなあ、レーザーの性質とかピクシーのセリフとか考慮すると「アンノウンから狙われて回避しようとしたがレーザーだったので避けられず」かと -- 名無しさん (2022-02-11 10 46 22) 名前 コメント